本当の脆弱性は「人」 企業が犯しやすい間違いと改善策をマンディアントの新カントリーマネジャー内山氏に聞いた
マンディアントは内山 純一郎氏を新カントリーマネジャーに迎え、新たな戦略を打ち出している。同社が日本市場で目指すこと、日本企業のセキュリティ向上にために必要なことを内山氏に聞いた。
マンディアントは2022年6月16日、同社のWebページで新カントリーマネジャーに内山 純一郎氏が就任したことを発表した。同氏はマンディアントでカントリーマネジャーに就任する前はデロイト トーマツ サイバーで戦略的サイバーリスク管理業務をリードした経験を持ち、インシデントによるクライシスマネジメントや経営層を支援するアドバイザリー業務に関する深い知識を有する。
内山氏がマンディアントで目指す日本市場での役割と、同氏が考える日本企業のセキュリティ課題と改善策とは。
スモールで強固な組織がマンディアント 強みと弱みは
内山氏は「マンディアントは少数精鋭。チームメンバーが互いにスキルを理解しており、協力し合ってプロジェクトを進めている。優れたリーダーが1人でリードするのではなく、チーム一丸となってユーザーの課題を解決するのがマンディアントだ」と同社の強みを話す。
規模の大きな企業ではプロジェクトごとにチームメンバーが変わることもあり、チームの結束や成長を共有できないこともある。内山氏はこのような経験から「同じチームで成長していけるチームが欲しかった」と続ける。
一方でマンディアントは「リソース不足になる可能性」も指摘されてきたという。セキュリティインシデントの発生が常態化する中で、チーム単位の活動だとリソース不足に陥りやすく、企業のニーズを満たせない可能性がある。
これに対して内山氏は「リソース不足に陥りそうな場合は海外のチームとも連携することでユーザー企業に対して同じクオリティーのサービスを提供できる」と自信を見せる。
内山氏が目指す新たなマンディアントの形
マンディアントが持つ他社に負けない強みに内山氏は「インシデント対応」と「グローバルなネットワーク」と話す一方で、「日本のマーケットではマンディアントの強みが埋もれていた」と続ける。
「インシデント対応はマンディアントの強みの根幹だ。グローバルなインシデント対応を考えたときに日本のベンダーは苦手意識を持つケースもあるが、マンディアントは国内でも海外でも同じ自信をもってユーザーをサポートする」
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