キンドリルがDynatraceと協業 サービス提供がより柔軟に
キンドリルがDynatraceと協業でユーザーはより柔軟にサービスを利用できるようになる。DX推進の中で挙がっていた課題を解決するためにこの協業が実現したという。
キンドリルジャパン(以下、キンドリル)は2022年2月27日、Dynatraceと2022年12月にマネージドサービスプロバイダーおよびリセラー契約を締結したと発表した。これによってキンドリルがDynatraceの製品を利用してサービスを提供できるようになる。
キンドリルは、マルチクラウド運用における高度なスキルや知見とDynatraceが持つマルチクラウド運用の可観測性(オブザーバビリティ)や自動化技術を組み合わせ、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進を支援するとしている。
協業の背景には
キンドリルによれば、DXの実現に向けてクラウド活用が増加する中でITシステムは複雑化し続けており、マルチクラウドにおける運用や監視に関する負荷、コストの増大が課題になっている。これらに対応するために、マルチクラウド全体で可観測性を提供して運用の効率化や簡素化を図ることが求められている。
Dynatraceのソフトウェアインテリジェントプラットフォームは、AI(人工知能)を活用して膨大なデータを分析し、自動検知やアラートでオブザーバビリティとセキュリティ機能を提供する。キンドリルは、Dynatraceのプラットフォームの販売パートナーとして市場開拓やシステム構築、システム運用を担う。これによって顧客はマルチクラウド環境においてDynatraceのプラットフォームをワンストップで運用できるようになる。
キンドリルの工藤 晶氏(専務執行役員 チーフストラテジーオフィサー ストラテジックサービス本部長)は「クラウドからメインフレームまで、一貫した可観測性を提供するDynatraceの能力をキンドリルの卓越したマネージドインフラの専門性とあわせて提供できます。キンドリルの強みはミッションクリティカルなシステムを長年支え続けてきた豊富な実績に基づく知見と、さまざまなクラウドに対応できる高度な運用スキルを持った人材です。今回のパートナーシップを通してキンドリルはユーザーの複雑なIT環境やビジネスの稼働をシンプルにします」とコメントしている。
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