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ラックが中堅・中小企業向けマネージドEDRサービスを提供
ラックは中堅・中小企業向けの新サービスである「マネージドEDRサービス for Trend Micro」を提供する。ハイブリッドワークを導入する中堅・中小企業のEDR運用を支援する。
ラックは2023年5月11日、エンドポイントセキュリティを運用支援するマネージドEDR(Endpoint Detection and Response)サービスのラインアップにTrend Microが提供する「Trend Micro Apex One SaaS with XDR」のEDR機能を追加した。同機能は「マネージドEDRサービス for Trend Micro」という名称で提供される。
セキュリティ対策に手が回らない中堅・中小企業を支援
近年、オフィスワークとテレワークを使い分けるハイブリッドワークが浸透してきた。これに伴い企業のシステム環境が変化する中、VPN機器の脆弱(ぜいじゃく)性やリモートアクセス、電子メールなどを経由したランサムウェア攻撃の被害も増加している。ラックによると、これまでは大企業を狙ったサイバー攻撃が中心だったが、今や被害企業の約半数が500人以下の中堅・中小企業だといわれている。
マネージドEDRサービス for Trend MicroはTrend MicroのEDRサービスを提供することでセキュリティ対策に回すリソースがない中堅・中小企業はインシデント対応を実現できる。
マネージドEDRサービス for Trend Microで提供されるサービスの一部は以下の通りだ。
- 24時間365日のアラート監視
- 危険性の高いアラートに対する自動隔離
- 取引先などへの説明や今後の対策に利用可能な詳細調査報告書の作成
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