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コクヨがランサムウェア攻撃を受けたと発表 影響範囲は調査中
コクヨは2023年6月8日、ランサムウェアによるサイバー攻撃を受けたと発表した。影響範囲や情報流出の有無は調査中としている。
コクヨは2023年6月8日、同グループの一部の情報システムに対して外部からランサムウェア攻撃を受けたと発表した。
ランサムウェア攻撃発覚までのタイムラインは?
本稿執筆時点で明らかにされている経緯は以下の通りだ。
- 日本時間の2023年6月5〜6日にかけてランサムウェアによるサイバー攻撃が実行された
- 初期対応を開始するとともに、全社の対策本部を設置した
- 現在、サイバー攻撃による影響範囲を調査している。個人情報や顧客情報が流出したかどうかについては確認を進めている
- 外部専門家の助言を受けながら影響範囲などの調査と復旧への対応を進めている他、関係機関への相談などを始めている
コクヨは、影響を受けた情報システムについて、順次稼働を再開しているとしているが、一部のシステムは外部の専門家と連携しつつシステムの保護と復旧に向けた作業を進めている。また、同インシデントが今期の業績に及ぼす影響に関しては現在調査中としている。
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