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タニウムとSB C&Sが連携し、中小企業向けサイバーハイジーンソリューションを販売:セキュリティニュースアラート
タニウムはSB C&Sと連携して中小企業向けサイバーハイジーンソリューションの販売を開始する。導入および運用コストを抑えてゼロトラストセキュリティ構築を支援する。
タニウムは2023年9月4日、SB C&Sと連携して中小企業向けにEDR(Endpoint Detection and Response)製品「Tanium」プラットフォームの導入および運用をサポートするサービスをパッケージしたサイバーハイジーンソリューションの販売を開始すると発表した。
コストを抑えてサイバーハイジーン環境の構築を支援
タニウムによると、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する中小企業はこの一環としてゼロトラストセキュリティの構築を目指しているが、この実現にあたって下記のような課題に直面しているという。
- 社内ITプラットフォームを正確に可視化できていない
- グローバル拠点が増加してガバナンスの徹底が困難になっている
- パッチの配信やOSのアップデートに時間を割いているが徹底できていない
- セキュリティインシデントが発生した際、即座に正確な状況を把握できず、マルウェア感染後の対応に時間がかかっている
- セキュリティ運用および対応に多額の費用がかかっている
タニウムは同社のプラットフォームを利用することで、精度の高い情報をリアルタイムで収集、シャドーITを可視化、グローバル拠点などにある端末に企業ポリシーを適用するなど徹底した管理が実現可能になると説明している。
今回提供するソリューションパッケージは、Taniumプラットフォームの導入および運用上の問い合わせサポートまでを含んでおり、導入企業の不安を解消し、導入にかかる時間やコストを抑えながら、サイバーハイジーン環境の構築を支援する。
特にサイバーハイジーンに特化したソリューションパッケージを、SB C&Sの販売網を通じてサブスクリプションベースで提供するとしている他、パッケージの導入および運用のサポートはAZURE・PLUSが担う。
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