中堅企業のEDR導入・運用を支援 横河レンタ・リースとサイバーリーズンが協業:セキュリティニュースアラート
横河レンタ・リースはサイバーリーズンと協業して「Cybereason Core Suite | SOC」の提供を開始した。中堅企業のEDR製品導入・運用を支援する。
横河レンタ・リースは2023年10月23日、サイバーリーズンと協業してEDR(Endpoint Detection and Response)の導入から運用までを支援する「Cybereason Core Suite | SOC」の提供を開始した。
中堅企業のEDR導入・運用の課題を解消するSOCサービスを提供
「Cybereason Core Suite」はCybereasonが提供しているセキュリティソリューションで、AI(人工知能)を活用したエンジンを使ってログデータを解析し、エンドポイント保護や脅威検出、インシデント対応などを提供する。組織の迅速なセキュリティ対応を支援し、インシデント発生後の影響を最小限に抑える。
これに対し、Cybereason Core Suite | SOCは、Cybereason Core Suiteを利用するSOCサービスであり、横河レンタ・リースが運用を担う。横河レンタ・リースは顧客環境でCybereason Core Suiteを活用して監視や解析、制御などの取り組みを実施し、顧客のセキュリティ活動を支援する。
マルウェアやランサムウェアの脅威は企業の事業継続において頭の痛い問題として依然として強い存在感を示し続けている。こうした状況においてサイバーセキュリティ対策の更新や強化は企業における急務になっており、そういった取り組みの一環としてEDR製品の導入が進められている。だがEDR製品の導入にはコストや運用の面で課題があり、中堅企業やサプライチェーンを構築する企業においては難しい問題になっている。
今回の協業およびCybereason Core Suite | SOCの提供によって、EDR製品の導入で課題となる運用の難しさを排除し、価格的にも従来のものよりも抑えた価格で提供することで廉価な導入を可能としている。
関連記事
- 「EDRとXDRの違いが分からない」「約9割が人材不足」 企業セキュリティの厳しい実態
サイバーリーズンの調査によって、多くの組織がセキュリティ体制に不備がありXDRの詳細な理解が浅いことが明らかになった。 - 8割以上の組織がセキュリティ人材不足 サイバーリーズンが調査レポートを公開
サイバーリーズンはセキュリティ対策状況に関する実態調査レポートを公開した。調査によると、85%の組織が社内サイバーセキュリティの人材を十分に確保できておらず、不安を抱えていることが分かった。 - 警察庁が言う“ノーウェアランサム”とは何か? 新たな攻撃が生まれた背景を探る
警察庁が最近公開したレポートである言葉がちょっとした話題になりました。それは「ノーウェアランサム」。一体どういった攻撃手法なのでしょうか。 - 中小企業がゼロから始めるセキュリティ対策 ココだけは死守したい3つのリスク
サプライチェーン攻撃が激化している今、予算やリソースに余裕がない中小企業はこれにどう立ち向かうべきか。中小企業のセキュリティインシデント被害事例と、実態に即した対策を川口設計の川口 洋氏が語った。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.