ニュース
マクドナルドで発生した世界規模でのシステム停止 その原因は?:セキュリティニュースアラート
マクドナルドは2024年3月15日に発生した世界的なシステム停止についてその原因を発表した。同問題は本稿執筆時点で解消している。
McDonald'sは2024年3月15日(現地時間、以下同)、同社のシステムが世界的に停止したと発表した。問題はすぐに特定されて修正されており、システムダウンが発表された時点ではすでに多くの店舗でシステムがオンラインに戻ったことと、残りもオンラインに戻りつつあることが報告された。発表時点でまだ問題を抱えているマーケットは残っており、復旧に向けた取り組みが進められていることが説明されていた。
McDonald'sの世界的なシステム停止 その原因は?
McDonald'sは2024年3月16日に情報を更新し、世界中の全店舗において営業が可能になり、顧客にサービスの提供できるようになったと発表した。現地の技術チームは必要に応じてサポートを提供し続けるとしている。同社は数日以内に今回のインシデントを分析し、チームおよびサードパーティーベンダー全体で説明責任を果たすように働きかけていくと述べている。
世界的なシステムの停止は2024年3月15日の深夜に発生した。同社はこの問題がサイバー攻撃によって発生したものではなく、サードパーティープロバイダーの設定変更のミスによって引き起こされたものだと説明した。どういったミスが発生したのかの詳細は発表されていない。今後の情報更新で詳しい内容が明かされるものとみられる。
McDonald'sは今回のシステム停止が通常ではありえないことであると説明するとともに、このような事態を招いたことを謝罪している。
関連記事
- 「ゼロトラストには飽き飽き」な企業にこそ知ってほしい、脅威と日本企業の実態
ランサムウェア攻撃が激化する中、本当に注意すべき脅威は別にある。調査から明らかになった日本企業のセキュリティの実態とは。 - GMOインターネットグループがCloudflare WAFを導入 その決め手は?
GMOインターネットグループはCloudflare Web Application Firewall(WAF)を導入した。事業拡大の中で、WebサイトやAPI、エンドポイント、データセンターを保護するための効率的かつコスト効率の高い方法を探していたという。 - 実践企業が語る、Copilot for Securityの役に立つところ、立たないところ
生成AIチャットbot「Microsoft Copilot for Security」はセキュリティ業務にどう生かせるのだろうか。早期プログラムを実践した企業が実際に役に立ったポイント、立たなかったポイントを語った。 - Security Copilotで業務はどう変わる? Microsoftが考えるAI時代のセキュリティ
Microsoftは生成AIソリューションSecurity Copilotをセキュリティ業務にどう活用するか、そのユースケースを発表した。この中では同社が実践している、安全なAI利用に向けたフレームワークの整備などについても語られた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.