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NEXCO西日本、個人情報入りのUSBメモリの紛失を公表 発覚までの経緯は:セキュリティニュースアラート
NEXCO西日本は個人情報が保存されていた可能性があるUSBメモリを紛失したと発表した。紛失したUSBメモリは暗号化されていたが、同時にパスワードも貼り付けられていたという。
西日本高速道路(以下、NEXCO西日本)は2024年3月15日、個人情報が保存されていた可能性があるUSBメモリを紛失したと発表した。
NEXCO西日本が個人情報入りのUSBメモリを紛失 発覚までの経緯は
USBメモリ紛失発覚までの経緯は以下の通りだ。
2024年2月13日10時頃にUSBメモリ1個が見当たらないことにNEXCO西日本の従業員が気付き、周辺を捜索したが見つからなかった。
社内システムのログなどを解析した結果、紛失したUSBメモリには、個人情報が保存されていた可能性があることが2024年3月5日に判明した。NEXCO西日本によると、紛失したUSBメモリは暗号化されていたが、パスワードも貼り付けられていたという。
紛失したUSBメモリに保存されていた可能性がある個人情報は、原因者負担金(事故などによって道路を損傷させた人物に、その復旧費用の負担を求めるもの)に関する情報191人分で、氏名や住所、法人名などが含まれていた。
NEXCO西日本はこの事案について2024年3月11日に個人情報保護委員会に報告済みで、引き続き調査をする予定だ。同社は再発防止に向けて個人情報の取り扱いに対する従業員教育をあらためて実施するとともに、個人情報が漏えいした可能性がある該当者には個別で連絡するとしている。
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