AI環境の設計、構築と運用、AIガバナンス、セキュリティまでのエコシステムを1社で支援 サイオス:技術トレンド
サイオステクノロジーはデータマネジメント、セキュリティ、ガバナンスを一貫して支援する「AIエコシステムデザインソリューション」を提供する。AIをビジネスに効果的に導入するための総合的な支援を目的としている。
サイオステクノロジーは2024年10月28日、データマネジメント、セキュリティ、ガバナンスを一貫して支援する「AIエコシステムデザインソリューション」の提供を開始した。
「Kong」や「Confluent」「Terraform」といった同社がカバーする技術スタックを生かし、データの保持方法から処理(パイプライン)、可視化、セキュリティ、ガバナンスまでをカバーする。複数のLLMを管理する体制構築の支援や、機械学習による分析処理を通じた業務効率化を実現するAI管理プラットフォームの構築および運用も支援する。
「APIエコシステム」を生かしたデータガバナンスの仕組み
サイオステクノロジーは2024年10月28日、新たな企業支援サービスである「AIエコシステムデザインソリューション」の提供を開始したことを発表した。企業のAI活用におけるデータマネジメント、データセキュリティ、ガバナンスを一貫して支援するこの新サービスは「APIエコシステムデザイン支援サービス」を通じて得てきたデータ利活用の知見が生かされている。
「AIエコシステムデザインソリューション」は企業がデータを安心安全に活用し、AIをビジネスや業務改革に効果的に導入するための総合支援を目的として提供されるサービス。本サービスの提供開始に伴い、セミナー開催などのマーケティング活動および導入に向けた営業活動を展開することで拡販を進めるとしている。
この新ソリューションの提供の背景として、同社は近年のAI技術の急速な発展とその用途の多様化を挙げる。企業で生成AI(Generative AI)や大規模言語モデル(LLM)の導入が進んでいる現状があり、業務内容に応じて複数のLLMを導入する事例が増え、データの適切な管理およびAIの統制が不可欠となっている。それらAI技術の管理には高度なセキュリティ対策やデータガバナンスの確立が必要とされており、データ漏えいリスクの管理が困難とされている。
「AIエコシステムデザインソリューション」はこれらの課題に応えるため、データの保持方法からデータの処理(パイプライン)、データの可視化、データセキュリティ、ガバナンスまでを一貫してサポートするサービスとなっている。企業ごとに異なるニーズに応じて複数のLLMを管理するための体制構築の支援や、企業の膨大なデータの機械学習による分析処理を通じた業務効率化を実現するAI管理プラットフォームの構築および運用の支援を提供するとしている。
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