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Apache StrutsにCVSS 9.5の致命的な脆弱性 緊急のアップデートが必要:セキュリティニュースアラート
Apache Software FoundationはApache Strutsフレームワークの深刻な脆弱性(CVE-2024-53677)を報告した。この脆弱性を悪用すると、リモートから任意のコードが実行され、システムが侵害される可能性がある。
Apache Software Foundationは2024年11月26日(現地時間)、オープンソースソフトウェア(OSS)のWebアプリケーションフレームワーク「Apache Struts」に深刻な脆弱(ぜいじゃく)性が存在することを伝えた。
この脆弱性が悪用された場合、リモートから任意のコードが実行され、システムが侵害される可能性がある。
Apache StrutsにCVSS 9.5の致命的な脆弱性、アップデート必須
指摘されている脆弱性は以下の通りだ。
- CVE-2024-53677: Apache Strutsのファイルアップロードロジックにある脆弱性。攻撃者はファイルアップロードパラメーターを操作することでパストラバーサルが可能となる。状況によっては悪意のあるファイルをアップロードしてリモートコードが実行される可能性がある。深刻度は共通脆弱性評価システム(CVSS)v4.0のスコア値で9.5と評価され、深刻度「緊急」(Critical)に分類されている
この脆弱性の影響を受けるApache Strutsのバージョンは以下の通りだ。
- Apache Struts 2.0.0から2.3.37(EOL)までのバージョン
- Apache Struts 2.5.0から2.5.33までのバージョン
- Apache Struts 6.0.0から6.3.0.2までのバージョン
脆弱性が修正されたApache Strutsのバージョンは以下の通りだ。
- Apache Struts 6.4.0およびこれ以降のバージョン
Apache Software Foundationはパッチが適用されたバージョンにアップデートすることを勧めている他、新しいファイルアップロードメカニズムに移行することも推奨している。古いファイルアップロードメカニズムを使用し続けた場合、この脆弱性によるリスクを回できないとしている。
脆弱性を抱える製品の継続的な利用はサイバーセキュリティの重大なリスクとなる。該当製品を使用している場合、速やかにアップデートを適用し、推奨されている改修を実施することが望まれている。
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