JALがネットワーク機器の障害について復旧を報告 原因は「大量データ送付」：セキュリティニュースアラート

JALは2024年12月26日7時24分に発生したネットワーク機器の障害について、同日14時頃に障害の原因や影響範囲を特定し、システムを復旧させたと報告した。原因はDDoS攻撃によるものと疑われる。

[田渕聖人，ITmedia]

　日本航空（JAL）は2024年12月26日、同日7時24分に発生したネットワーク機器の障害について、同日14時27分に同社の「X」（旧Twitter）アカウントを更新し、障害の原因や影響範囲を特定し、システムを復旧させたと報告した。

障害の原因はDDoS攻撃によるものか？　JALが調査報告を公開

　JALは報告の中で、障害に伴い社外システムと通信しているシステムで不具合が発生し、その原因は大量データ送付に起因するものだとしている。なお、これによる顧客データ流出やウイルス被害は生じていないという。

　障害復旧後、2024年12月26日に出発する国内線、国際線は販売を再開した。一方で同日に出発する国内線について、JALのWebサイト・JALアプリからの当日アップグレードの手続き、及び空港空席待ちサービスが停止中だとしている。

　同社は同事案について進展があり次第、報告するとしている。