AWSが「サポート終了」情報の見える化を強化 集約ページを公開:セキュリティニュースアラート
AWSはサービスの提供終了やサポート情報を確認できる「AWS Product Lifecycle」ページを発表した。このページは、変更情報を3分類し、移行先や関連ドキュメントを掲載している。
Amazon Web Services(以下、AWS)は2025年5月20日(現地時間)、サービスの提供状況やサポート終了に関する情報を一元的に確認できる「AWS Product Lifecycle」ページを発表した。
この新ページはAWS全体のサービス提供状況に関する変更を集約し、利用者が効率的にサービスの移行計画を立てられるよう設計されている。
AWSがサービス終了情報の集約ページを公開 ライフサイクル効率化に寄与
新たに公開されたページでは、変更情報を「新規顧客への提供停止」「サポート終了の発表」「サポート終了済み」の3つのカテゴリーに分類して提供している。各サービスについて、具体的なサポート終了日や推奨される移行先、関連ドキュメントへのリンクが掲載されており、移行作業の計画と実行を円滑に実施できるように支援している。
このページは、利用者が自身の業務に影響を及ぼす可能性のある変更点を素早く把握できるよう支援し、ライフサイクル情報を追跡するための時間や労力を削減する。これにより企業は日常業務に集中しやすくなり、運用の効率化が期待できる。
2025年のサービス更新情報として、AWSは慎重な検討を経て一部サービスの提供方針変更を決定した。サービスや機能のサポートを終了する際には、詳細な代替手段と移行サポートを提供することを原則としており、顧客への影響を最小限に抑える取り組みがなされている。
2025年6月20日以降、次のサービスを含む一部のサービスは新規顧客への提供を終了する。既存の顧客は引き続きこれらのサービスを利用可能であり、急な変更による混乱を防ぐ体制が整えられている。
- Amazon Timestream for LiveAnalytics
今後サポートの終了が予定されているものは以下の通りだ。
- Amazon Pinpoint
- AWS IQ
- AWS IoT Analytics
- AWS IoT Events
- AWS SimSpace Weaver
- AWS Panorama
- Amazon Inspector Classic
- AWS DMS Fleet Advisor
- Amazon Connect Voice ID
サポート終了を迎えたサービスとして、本稿執筆時点では次のサービスがリストアップされている。
- AWS Private 5G
- AWS DataSync Discovery
利用者には、新設された「AWS Product Lifecycle」ページをブックマークし、最新の情報を定期的に確認することが推奨されている。
クラウドサービスのサポート終了について包括的に情報を提供するページはGoogle CloudやMicrosoft Azureでも提供されており、AWSも同様の水準に追い付いたことになる。
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