年収1000万を超えるITエンジニアのキャリアは? 経験年数と転職回数の「相関関係」が明らかに
「エンジニア白書2026」により、年収1000万円を超えるITエンジニアのキャリアの傾向が明らかになった。経験年数や転職回数における相関関係とは。
ITエンジニアコミュニティー「Qiita」(キータ)を運営するQiitaは2026年2月2日、国内エンジニアの最新実態をまとめた「エンジニア白書2026」を公開した。
同白書は、Qiitaが毎年公表している調査レポートだ。エンジニア業界の変化を継続的に把握できる資料として位置付けている。今回の調査は2025年11月10日〜12月14日にかけて実施され、回答者の内訳はエンジニア1927人、未経験者390人だった。エンジニア属性においては、34歳未満が全体の43%を占めた。
注目すべきは、年収1000万円を超える層のキャリアパスに関する調査結果だ。高年収に到達したエンジニアの「経験年数」と「転職回数」には相関関係があった。
年収1000万を超えるITエンジニアのキャリア
まず、開発言語では「よく使われている言語」「これから習得したい言語」ともにPythonが1位となり、実務と学習の両面で支持を集めている。
エンジニアの働き方に関しては、2024年と比べて2025年はフルリモート勤務や全日出社の割合に大きな変化は見られなかった。勤務形態の構成はおおむね前年水準を保っている。
転職に関する設問においては、転職時に重視する項目として「給与」が1位、「仕事内容」が2位、「自分のスキルを生かせる」が3位となった。またスキルアップのための自主的な取り組みにおいては、仕事がある日の1日当たりの平均勉強時間について「30分以上」と答えた人が55%と最多となった。
転職活動時の企業接点数については、「カジュアル面談を実施していない」との回答が420人(33%)で最多であった。「2〜3社」が296人(23%)と続いた。面接(選考)については「2〜3社」が406人(32%)と多く、「1社」が227人(18%)だった。
生成AIの普及を踏まえた必要スキルにおいては、「自身の開発・設計能力」が全体の約半数の49%と回答した。次いで「AIリテラシー」(39%)、「学習し続ける姿勢」(28%)が挙がった。
年収1000万円以上の層に関する分析において、転職回数が2回以下で到達した人が約60%。経験年数は10年以上が約80%、20年以上では約51%を占めた。高収入層は長期の実務経験を持つ割合が高い傾向が示された。
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