ゆうちょ銀行がVDIのバックアップ先にバッファロー製NASを選んだのはなぜ?
事務業務向けに1300台の仮想デスクトップをVDIで運用するゆうちょ銀行。そのバックアップ先として採用したのが、バッファロー製NASだ。選択の理由とは。
ゆうちょ銀行は、VDI(仮想デスクトップインフラ)のデータを保護するバックアップインフラを構築した。事業継続性の向上が目的だ。バックアップインフラには、VDIで稼働する仮想デスクトップ約2900台のうち、業務データを扱う事務業務向けの1300台分のバックアップを格納する。バックアップサイズは1台当たり約30GBだ。常時2世代分のバックアップを保持することで、バックアップの信頼性を高めた。
バックアップ先にバッファロー製NASを選んだ理由
バックアップインフラの中核要素として、ゆうちょ銀行はバッファローの法人向けNAS「TeraStation」シリーズを採用した。同行が導入したのは「TS71210RH12012」をはじめとする、2Uサイズのラックマウントモデル4種の計6台だ。
TeraStationシリーズの選定に際して、ゆうちょ銀行は国産ベンダー製品であることによる信頼感を重視した。加えてバッファロー製ストレージの故障率が比較的低いと評価したことや、ベンダーによるオンサイト保守サービスが利用できることも、選定を後押ししたという。
2019年から段階的にVDIの導入を進めたゆうちょ銀行は、BCP(事業継続計画)の観点から、2023年にTeraStationシリーズによるバックアップインフラを構築し、VDIサーバのログを保存し始めた。2025年に事務業務向け仮想デスクトップ1300台の運用開始に合わせ、仮想デスクトップのバックアップ先としてもTeraStationシリーズを活用した。
一次バックアップインフラとしてはHCI(ハイパーコンバージドインフラ)の仮想ストレージを利用し、二次バックアップインフラとしてNASを配置した。バックアップインフラを階層構造にすることで冗長化を図り、障害時に復旧できる可能性を高めた。
ゆうちょ銀行が導入したTeraStationシリーズは、2023年の導入時から大きなトラブルなく安定稼働しているという。仮想デスクトップのバックアップを2世代分保持して業務停止のリスクを回避しやすくすることで、社内の安心感につながったと同行は説明する。同事例は、バッファローが2026年2月4日に発表した。
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