Windows 11、RDSやHyper-V、USB音声の不具合に対応するプログラムを配信 一部未解決の問題も
Microsoftは2026年9月の月例セキュリティ更新プログラム適用後に発生した「Hyper-V」「Remote Desktop Services」「USB Audio Class 1.0」の3つの不具合に対応する帯域外更新プログラムを公開した。ただし一部の症状が未解決のまま残っている。
Microsoftは2026年9月14日(現地時間)、同月8日に公開した月例セキュリティ更新プログラム適用後に一部端末で発生した不具合を修正する帯域外(out-of-band:OOB)更新プログラムを公開した。
対象となるのは、「Hyper-V」上のLinux仮想マシンでホストの共有フォルダを利用できない問題、「Remote Desktop Services」(RDS)が応答しなくなり新規セッション作成やローカル・リモートのサインインが失敗する問題、「USB Audio Class 1.0」機器でマルチチャネル音声が正常に動作しない問題の3つとされる。
RDSやHyper-V、USB音声の不具合に対応 入手方法まとめ
今回のOOB更新は多くのWindowsバージョンで累積更新として配信されるため、9月8日のセキュリティ更新に含まれる改善内容も併せて反映される。原則として過去の更新を先に適用する必要はないが、ホットパッチ版には条件がある。
「Windows 11」の26H1、25H2、24H2向けはセキュリティ更新として提供され、「Windows Update」および「Windows Update for Business」から設定済みのポリシーに従って自動でダウンロード・インストールされる。「Microsoft Update Catalog」からも入手可能で、「Windows Server Update Services」(WSUS)にも自動同期される。バージョンごとのKB番号は、26H1向けが「KB5129194」、25H2および24H2向けが「KB5129195」となる。
Windows 11 25H2および24H2でホットパッチ更新に登録済みの端末には、対応するホットパッチ(KB5129241)もWindows Updateから提供される。ただし自動で受信するには、9月の月例セキュリティ更新プログラムを事前に導入しておく必要がある。
26H1、25H2、24H2向けの更新にはCVE-2026-62721への修正が含まれる。26H1向けのKB5129194にはCVE-2026-85921への修正も含まれる。
Windows 11 23H2および「Windows 10」22H2(ESU)については、今回の更新は任意の非セキュリティ更新となる。[設定]−[Windows Update]から[更新プログラムのチェック]を選択し、[ダウンロードしてインストール]することで導入できる。Microsoft Update Catalogからも取得可能だ。Windows 11 23H2向けはKB5129242、Windows 10 22H2およびWindows 10 Enterprise LTSC 2021向けはKB5129236として提供される。「Windows Server」を含むその他の対象バージョンのKB番号は、関連リンクのWindows message centerを参照してほしい。
26H1向けのOOB更新「KB5129194」、25H2および24H2向けのOOB更新「KB5129195」で修正される既知の問題は次の通りだ。RDSについては、9月のセキュリティ更新適用後にRDSが不安定になり、RDP接続やサインインの失敗、リモートデスクトップ構成中にサーバが応答しなくなる問題を修正した。この不具合の影響下では、「Microsoft管理コンソール」(MMC)や「RDSライセンス診断ツール」「エクスプローラー」、Windows Updateの設定ページなど関連ツールも応答しなくなるケースがあった。
Hyper-Vについては、「Host Compute Service」(HCS)管理下の仮想マシンを使用する一部のアプリケーションで、「Plan9」プロトコル経由でWindowsホストのフォルダをLinuxゲストと共有した際に、共有フォルダがゲスト環境で表示されない、あるいはアクセスできない問題を修正した。
USB Audio Class 1.0機器については、通常のステレオ構成では正常に動作する機器が、8チャネルや3Dオーディオモードといったマルチチャンネル機能を利用した際に失敗する問題を修正した。
USB Audio Class 1.0機器では未解決の問題も
ただし、USB Audio Class 1.0機器に関しては未解決の問題も残っている。9月8日のセキュリティ更新適用後、一部のUSB Audio Class 1.0機器で、「デバイスマネージャー」に「このデバイスを開始できません(コード10)」のエラーが表示される、音声が出力されない、音量コントロールが反応せずゼロのままになる、サウンド設定が反応しない、といった症状が発生している。Microsoftはこの問題について解決に向けて作業を進めており、詳細が判明次第ドキュメントを更新するとしている。
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