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「パソコン用ディスプレイ」の売れ筋は? 人気ランキングからピックアップ!【2020年12月版】

テレワークの浸透やゲーミング需要の高まりを受けて、パソコン用のディスプレイ(モニター)の売れ行きは好調です。Amazonや楽天市場では、どのような製品が人気なのでしょうか。ランキングをもとに、おすすめ製品を紹介します。

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 テレワークの普及に伴い、パソコン用のディスプレイ(モニター)のニーズが高まっています。ゲーミング(ゲームのプレイ)という観点でも、ゲーミングパソコンに加えて「PlayStation 5(プレステ5)」や「Xbox Series X」といった新世代ゲーム機の登場に伴い、1秒間の画面書き換え回数の多い(リフレッシュレートの高い)ディスプレイが人気を集めています。

 この記事では、2020年12月25日時点におけるAmazonや楽天市場などの売れ筋ランキングをもとに、おすすめの「パソコン用ディスプレイ」をピックアップして紹介します。

リーズナブルで仕事に役立つ! 税込み実売価格1.5万円以下のディスプレイ

 パソコン用ディスプレイといえば高価……と思われがちですが、税込み1万5000円以下でもビジネス用途に十分な性能を備えるものもあります。

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VZ239HR(ASUS JAPAN)

 ASUS(エイスース) JAPANがAmazon限定で販売している23型(インチ)液晶ディスプレイです。解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)で、12月25日現在の税込み販売価格は1万1979円です。

 液晶パネルは視野角の広いIPS方式で、ブルーライトやフリッカー(ちらつき)を軽減して目への負担を抑える技術「ASUS Eye Care」も搭載しています。映像入力はHDMI端子×1、アナログRGB(D-Sub)×1と少なめですが、「手持ちのノートパソコンでデュアルディスプレイ環境を構築したい」というニーズであれば十分です。スピーカーも内蔵しているので、軽いゲーム用のサブディスプレイとしても使えます。

HP 24f/24fw(日本HP)

 日本HPの23.8型液晶ディスプレイです。解像度はフルHDで、ボディーカラーはホワイトとブラックから選べます。12月25日現在の税込み実売価格は1万3000円前後です。

 液晶パネルは視野角の広いIPS方式で、AMDのリフレッシュレート同期技術「AMD FreeSync」にも対応しています。AMDのGPU「Radeon(ラデオン)」と組み合わせれば、ゲームプレイ時の遅延を極小にできます。3辺超狭額縁設計なので、マルチディスプレイ環境の構築にも便利です。

 映像入力はHDMI端子×1、アナログRGB(D-Sub)端子×1と少なめです。また、スピーカーを内蔵していないため、HDMIケーブル経由で伝送される音声をどうしても出力したい場合は「HDMI音声分離機」を別途購入して、イヤフォン/ヘッドフォンやスピーカーをつなぐ必要があります。

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 「どうしてもスピーカーがほしい!」という人は、ホワイトにはスピーカー内蔵モデル「HP 24fw Audio」もあります。こちらも税込み実売価格が1万5000円前後で手頃です。

DIOS-LDH241DB/EX-LDH241DB(アイ・オー・データ機器)

 アイ・オー・データ機器の23.8型液晶ディスプレイです。解像度はフルHDで、12月25日現在の税込み実売価格は1万1000円~1万3000円です。

 液晶パネルはADS方式です。聞き慣れないかもしれませんが、原理はとしてIPS方式とほぼ同一であるため、視野角を広く確保できます。フルHD以下の映像ソースを入力した際に、その画質を向上する「超解像技術」に対応している他、ブルーライト軽減機能、フリッカー抑制機能も備えています。

 映像入力はHDMI端子×1、アナログRGB端子×1と少なめです。スピーカーも内蔵しているので、軽いゲーム用のサブディスプレイとしても使えます。3年保証も付帯するので、万が一の場合も安心です。

迫力ある映像を楽しむなら! 27型ディスプレイ

 「机の上に置く」「画面で映像を楽しむ」というバランス感を取るなら、27型ディスプレイがおすすめです。以前は高価格帯のものが多かった大画面モデルですが、最近は機能を厳選することで手頃な価格を実現したものもあります。

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S2721Q(デル・テクノロジーズ)

 デル・テクノロジーズの27型液晶ディスプレイです。解像度は4K(3840×2160ピクセル)で、12月25日現在の税込み実売価格は3万7000円程度です。

 4Kディスプレイとしては手頃な価格を実現しながらも、HDR(ハイダイナミックレンジ)表示にも対応しています。液晶パネルはIPS方式で、Webにおける表示色の基準である「sRGB」の色域を99%カバーしているので、色の正確性もバッチリです。AMD FreeSyncにも対応しています。

 さらに、付属のディスプレイスタンドはピボット(縦横切り替え)機構を備えています。Webサイトの閲覧やワープロソフトなどを利用する場合、表示内容に応じて縦長表示に切り替えれば作業効率が向上するはずです。

 映像入力はHDMI端子×2とDisplayPort端子×1を備えています。パソコンだけではなく、ゲーム機やHDDレコーダーなどもつないでおけます。3年保証とドット抜け交換保証、故障時の交換品先出しサービスも付いています。

HP 27f/HP 27fw(日本HP)

 日本HPの27型液晶ディスプレイです。解像度はフルHDで、ボディーカラーはホワイトとブラックから選べます。12月25日現在の税込み実売価格は1万7000円前後です。

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 基本的には先に紹介したHP 24f/HP 24fwの27型モデルという位置付けで、HDMI入力端子が2つになったことと、画面サイズが大きくなったこと以外の基本スペックは同一です。

 このモデルもスピーカーレスとなるため、スピーカーが必要な場合はホワイトのスピーカー内蔵モデル「HP 27fw Audio」がおすすめです。税込み実売価格は2万円弱です。

SA270Abmi(日本エイサー)

 日本エイサーの27型液晶ディスプレイです。解像度はフルHDで、12月25日現在の税込み実売価格は1万6000円前後です。

 液晶パネルは視野角の広いIPS方式で、AMD FreeSyncにも対応しています。映像入力はHDMI端子×1、アナログRGB端子×1と少なめです。気軽に大画面を実現したいという人にピッタリなモデルといえます。

ゲームやWebブラウズが快適に! 高リフレッシュレートディスプレイ

 最近のパソコンゲームは、1秒間当たりの描画回数を示す「リフレッシュレート」を高く設定できるものが増えています。高リフレッシュレートに対応するGPU(グラフィックスカード)とディスプレイを用意すれば、そのようなゲームをスムーズにプレイできます。副次的な効果として、Webブラウザの描画もスムーズになるため、画面スクロールが快適にもなります。

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VP248HR(ASUS JAPAN)

 ASUS JAPANの24型液晶ディスプレイです。解像度はフルHDで、12月25日現在の税込み実売価格は1万3000円弱です。

 エントリークラスのゲーミングディスプレイで、最高リフレッシュレートは75Hzとなります。応答速度は最短1ミリ秒(Gray to Gray)で、レスポンスも良好です。

 リフレッシュレート同期技術は、AMD FreeSyncをベースにパソコン用ビデオデバイスの業界団体「VESA」が標準化した「Adaptive-Sync」をに準拠しています。Radeonに加えて、NVIDIAのGPU「GeForce」シリーズでも同期機能を利用できます。

 映像入力はHDMI端子×1とアナログRGB端子×1と少なめです。スピーカーは内蔵しています。

MOBIUZ EX2510(ベンキュージャパン)

 ベンキュージャパン(BenQ)の24.5型液晶ディスプレイです。解像度はフルHDで、12月25日現在の税込み実売価格は3万円弱です。

 最高リフレッシュレートは144Hz、応答速度は最短1ミリ秒(Gray to Gray)と、ゲーミングディスプレイとしては、やや高めのスペックを持ちます。リフレッシュレート同期技術はAMD Free Sync Premium(Free Syncの上位バージョン)に対応しています。液晶パネルは広視野角が特徴のIPS方式で、HDR表示にも対応します。

 ややハイエンド寄りなディスプレイということもあり、光センサーによる自動輝度調整機能や高音質なスピーカーなど、機能も充実しています。映像入力端子HDMI端子×2とDisplayPort端子×1という構成です。

S2421HGF(デル・テクノロジーズ)

 デル・テクノロジーズの23.8型液晶ディスプレイです。解像度はフルHDで、12月25日現在の税込み実売価格は2万円程度です。

 リフレッシュレート144Hz、最短1ミリ秒(Gray to Gray)の応答速度、AMD FreeSync Premiumに対応しながらも手頃な価格を実現していることが特徴です。液晶パネルはTN方式なのでIPS方式と比べると視野角はやや狭めですが、通常利用では大きな問題にならないでしょう。

 映像入力端子HDMI端子×2とDisplayPort端子×1という構成です。スピーカーはありませんが、オーディオ出力は備えているので、HDMI/DisplayPortケーブルで伝送された音声を外付けのイヤフォン/ヘッドフォン/スピーカーに出力することは可能です。

外出先での仕事でも使える! モバイルディスプレイ

 テレワークはテレワークでも、シェアオフィスやサテライトオフィスでの勤務をしているという人は、持ち運べる「モバイルディスプレイ」を使えば、自宅やメインオフィスの外でもマルチディスプレイ環境を構築できて便利です。

EVC-1506(EVICIV)

 中国のEVICIVというメーカーが販売する15.6型モバイルディスプレイです。解像度はフルHDで、12月25日現在のAmazonでの税込み販売価格は1万9980円です。

 液晶パネルはIPS方式で、HDR表示にも対応しています。リフレッシュレートは60Hzです。映像入力はHDMI端子×1、Mini DisplayPort端子×1、USB Type-C端子×1と、サイズの割に充実しています。

 DisplayPort Alternate Modeに対応するUSB Type-C端子を持つパソコンやスマートフォンとつなげば、映像出力とディスプレイへの電源供給が1本のケーブルで行えます。持ち運びに便利な保護カバーも付属します。本体の左下にある穴にボールペンなどを差し込めば、縦向きにして使うこともできます。

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