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月20GBで約3000円の「スマホ料金」 3月の値下げプラン開始に向け要チェック!【2021年1月版】

月3000円程度で20GBまで使えるスマートフォンの料金プランが注目を集めています。従来からある低価格のサブブランドもその特色を生かしてすみ分けを図り、低価格を売りにしていたやMVNOも同様の対抗プランを打ち出しています。1月7日時点で発表されているプランについて、ポイントを確認してみましょう。

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 NTTドコモやソフトバンクなどが、この3月からオンライン申し込み限定という扱いで、割安なスマートフォン向けの通信プランを開始します。KDDIもこうした動きに追従すると見られています。


「ahamo(アハモ)」発表会の様子

 これを機に、月3000円程度で20GBまで使えるスマホ料金が注目を集めています。従来からある低価格のサブブランドもその特色を生かしてすみ分けを図り、低価格を売りにしていたやMVNOも同様の対抗プランを打ち出しています。

 1月7日時点で発表されているプランについて、ポイントを確認してみましょう。

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月20GB/約3000円のスマホ料金:プランの選び方や注意点は?

 大手キャリアが新ブランドとして提供する20GB/3000円プランは割安ですが、店頭で申し込みができず、オンライン申し込み限定となっています。


「ahamo(アハモ)」の申し込みはオンライン限定(出典:ahamo

 サポートもオンラインサイトやアプリに集約されるため、あくまでもこうしたサポート体制で問題がない、という人向きと認識しておきましょう。

 また、大手キャリアが提供する新プランであっても、キャリアメールが利用できない、家族割引が対象にならないといった注意点もあります。

 ブランド間で移行する際に、同一キャリア内ならばMNP転出の際の手数料がかからなくなってきていますが、プラン変更で使えなくなるサービスや特典がないかどうかも必ず確認しておきましょう。

月20GB/約3000円のスマホ料金:「ahamo(アハモ)」

 「ahamo(アハモ)」は、NTTドコモが2020年12月に発表した新料金プランで3月に開始します。

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「ahamo(アハモ)」のWebサイト(出典:ahamo

 ahamoはオンライン申し込み限定で提供され、月額2980円(税別、以下同)で、20GBが利用可能。4G/5G通信をサポートします。

 通話料は1回あたり5分以内の通話がかけ放題で、5分超過分は20円/30秒の通話料金が発生。また、月額1000円で国内通話がかけ放題となる「かけ放題オプション」も用意されます。海外82の国や地域を訪れた場合に、追加料金なしで月20GBの容量の範囲で通信が行えることにも注目です。

 注意したいのは、NTTドコモで提供する家族割引において、ahamo契約者はカウントされないこと。さらにキャリアメールは利用できないことなども、チェックしておきましょう。

月20GB/約3000円のスマホ料金:「SoftBank on LINE」

 ソフトバンクも2020年12月にahamo対抗となるプラン「SoftBank on LINE(ソフトバンク オン ライン)」を発表しました。こちらも3月から提供開始予定です。


「SoftBank on LINE(ソフトバンク オン ライン)」のWebサイト(出典:ソフトバンク

 SoftBank on LINEは、傘下企業のMVNO「LINEモバイル」を100%子会社化し、ソフトバンクの新ブランド「SoftBank on LINE」としてサービスを開始するものです。「LINE」アプリの通信量をカウントしないなど、LINEモバイルの特徴を受け継いでいるのが特徴です。

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 こちらも月額2980円で20GBまで利用可能で、4G/5G通信をサポート。eSIM対応プランの提供も明言されました。通話料に関しては、1回あたり5分以内の通話がかけ放題で、5分超過分は20円/30秒の通話料金が発生します。

月20GB/約3000円のスマホ料金:「Y!mobile(ワイモバイル)」

 同じくソフトバンクのサブブランドである「Y!mobile(ワイモバイル)」も、2月から月20GBが使える「シンプルL」プランを提供。月額料金は3780円で、前述のahamoやSoftBank on LINEより800円増しです。


「Y!mobile(ワイモバイル)」が2月に開始するシンプルプラン(出典:ワイモバイル

 ただし、店頭でサポートが受けられる点が異なります。また、通話定額が標準で備わっておらず、有料オプションとして提供される点は確認が必要です。

 同ブランドで従来から提供されていた「スマホベーシックプラン」は、通信容量によってS/M/Rに分かれていて、3680円のMプランでは月10GBまでの利用が可能でした。また、こちらは標準で10分以内の国内通話が無料になっていました。これと比べると、新プランでは通信量が増加し、通話定額が標準で付かなくなっています。

 ちなみに、月額1480円で3GBが使える「シンプルS」、月額2480円で10GBが使える「シンプルM」も引き続き提供されますので、あまり通信量がかからない場合は、より安いプランの選択も可能です。

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月20GB/約3000円のスマホ料金:「UQ mobile(UQモバイル)」

 auは1月7日時点で新たな20GB/3000円プランを発表していませんが、サブブランドの「UQ mobile(UQモバイル)」は、2月から月額3980円で20GBが使える「スマホプランV」を開始します。


「UQ mobile(UQモバイル)」が2月から開始予定の「スマホプランV」

 ほかと比べるとやや割高ではありますが、現状ではこちらが対抗プランということになるでしょう。こちらも通話定額は標準で付帯しておらず、オプションで追加する形となります。従来から提供されている月額2980円で10GBが使える「スマホプランR」と合わせて有力な選択肢となりそうです。

 また前述のahamoやSoftBank on LINEの発表を受けて、auも新プランを発表する可能性があります。

月20GB/約3000円のスマホ料金:MVNO(日本通信の例)

 “格安SIM”とも呼ばれるMVNOの通信プランも、大手キャリアやサブブランドの通信プランの値下げを受け、対抗プランを投入してきています。


日本通信「合理的20GBプラン(今は16GB)」(コードネーム:SSDプラン)の価格(出典:日本通信

 例えば、日本通信が2020年12月にリリースした「合理的20GBプラン(今は16GB)」(コードネーム:SSDプラン)は、月16GBを月額1980円で利用可能です。ahamoなどがサービスを開始する3月から通信量を月20GBにアップし、料金はそのままで提供すると明言しています。

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 ちなみに、20GBを超えた場合には1GB分250円の自動課金を適用することも可能。同プランは自身で上限を定めることができ、最大30GBまでの1GB単位で上限を設定しておけます。

 通話料金に関しては、月間70分までの国内通話が無料で利用可能。超過分に対しては10円/30秒の通話料が発生します。

 また、今後も日本通信のようにさらに価格を下げた格安SIMが登場する可能性もあります。主要なブランドに関しては、2000円台前半のまま20GB程度を利用できる魅力的なプランがリリースされるかもしれません。

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