【冬の車中泊】どこに泊まってる? 車中泊ユーザーに聞いてみた「冬の車中泊を楽しむ方法」3選【2025年冬版】(1/4 ページ)
そこで今回の記事では、寒さの厳しい冬の車中泊の場所選びや楽しむ方法をご紹介します。寒さや冷えを考慮した車中泊の場所選びやアイテム選定、冬だからこその楽しみ方などを、日頃から車中泊を行う筆者が解説します。
「冬の車中泊」というと「寒くて眠れない」「暖を取るのが難しい」といった声が聞かれます。
実際、エンジンを止めた車での寝泊まりは、問題が山積み。自宅と違い、車内を隅々まで暖めることは難しいため、寒さや冷え対策が必須となります。
「冬ならではの旅を楽しみたい!」という思いはあっても、まず寒さ対策をする必要があるので、ハードルが高いイメージを持つ方も多いかもしれません。
そこで今回の記事では、寒さの厳しい冬の車中泊の場所選びや楽しむ方法をご紹介します。
寒さや冷えを考慮した車中泊の場所選びやアイテム選定、冬だからこその楽しみ方などを、日頃から車中泊を行う筆者が解説します。
haru.
フリーランスライター・編集者。車中泊・バンライフ・キャンピングカー関連、生活・料理関連の記事を複数メディアで執筆中。夫婦でDIYしたバンで「休日バンライフ」として日常的に車中泊をしています。車中泊では車内でパソコン仕事をする他、料理・読書・ゲームをして楽しむ、完全なる「インドア派」。インテリア・ガジェット・ゲームも大好き。
冬の車中泊を楽しむ方法1:電源付きのRVパークを利用する
冬の車中泊では寒さ対策が必須ですが、冷えた体や車内をいち早く暖めるには、暖房器具の使用がもっとも手軽です。
車内での使用を想定すると、安全性が高い電気製の暖房器具を使うのが最適。使用中のこまめな空気の入れ替えは必要ですが、ガスや灯油より安全に使うことができます。
そこでおすすめなのが、電源付きのキャンプ場やRVパークです。
電源付きの車中泊スポットを利用すれば、電気製品を使うハードルがグッと下がります。消費電力やポータブル電源のバッテリー容量を気にせず、車内で暖を取ることができます。
電源料金は、宿泊料金に込みになっている施設と、別料金になっている施設があります。利用前に、車中泊スポットの公式サイトをチェックしましょう。
電源ありの車中泊スポットなら、消費電力が1000W前後ある電気ヒーターや電気ストーブも気軽に使えます。
上記写真の山善「遠赤外線カーボンヒーター 速暖」は、遠赤外線で速暖タイプのカーボンヒーター。900Wと450Wの2段階切り替えが可能で、車内が暖まるまでは900W、暖まって温度を維持する際は450Wと、シーンに合わせて設定を切り替えることが可能です。
本体は約32(幅)×63.8(高さ)×32(奥行)cmと、車内にも設置可能なサイズ感。転倒オフスイッチやサーモスタットといった安全装置も搭載しています。
自宅での使用にもぴったりなので、車中泊と自宅の両用としてもおすすめです。公式サイトでの販売価格は8980円(税込)です。
冬の車中泊を楽しむ方法2:比較的暖かい地域を選ぶ
冬は気温が低くなり、寒くなる日本。しかし、国内には真冬でも比較的気温が高めで冬の車中泊にも最適な「暖かい地域」もあります。
寒さが苦手だけど、冬も車中泊を楽しみたいという方は、気温が低くなりすぎない、温暖な地域での車中泊を選択するのも一つの方法です。
例えば、関東なら静岡県の伊豆方面や千葉県の南房総地域がおすすめです。伊豆や南房総には車中泊に最適なキャンプ場やRVパークも多く、都心からも近いため週末の車中泊にぴったりです。
伊豆や南房総以外でも、太平洋側は比較的温暖な地域が多めです。日本海側よりも太平洋側の地域を選ぶことで、雪が降るような厳しい寒さを避けることができそうです。
そのほかには、四国や九州方面も比較的温暖です。長期休暇に合わせて、四国や九州方面に1週間程度の車中泊に出かけるのもおすすめです。
冬の車中泊を楽しむ方法3:温泉が近くにある場所で車中泊する
筆者が冬の車中泊旅で楽しみにしているのが「温泉」です。
寒い冬の夜に露天風呂につかり星空を眺めると、日々の疲れが癒やされて、充実感を味わうことができます。冷えた体を芯から温めることもできるので、暖を取る手段としても最適です。
上記で「温暖な地域」としてご紹介した伊豆や南房総にも温泉があります。また熱海や湯河原、箱根など、温泉地で温泉にゆっくりつかってから、近隣の観光地に向かうのもおすすめです。
好みの温泉地で温泉を堪能し、移動して他の地域で観光を楽しむ――。そんなことができるのも、車中泊ならではです。
温泉施設選びで迷ったら、道の駅やRVパークで温泉施設併設となっている場所を選んでみましょう。
温泉施設併設となっている道の駅・RVパークは意外と多く、観光・買い物・飲食・温泉を1カ所で全て楽しむことができます。RVパーク併設の道の駅なら、そのまま車中泊することも可能です。
また、道の駅・RVパークでは、近隣の温泉施設を割引価格で使用できる場合もあります。温泉がある地域に出かける際は、事前に要チェックです。
車中泊スポット選びには「車中泊スポットガイド1000改訂版」のような、全国の車中泊スポットを紹介している本が1冊あると役立ちます。
上記の本は、RVパーク、オートキャンプ場、道の駅、SA・PAなど計1000カ所の車中泊スポットを掲載。入浴施設はもちろん、トイレや近隣の飲食店、買い物スポットなど、欲しい情報を確認できます。
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