車中泊ユーザーが選んだ「小さめのセラミックファンヒーター」3選 冬の車中泊に欲しい“小さいのにしっかり暖かい暖房器具”【2025年版】（1/4 ページ）
今回の記事では、車中泊歴7年超えの筆者が、車中泊に最適な小型セラミックファンヒーターを3つピックアップ！ また、どんなポイントに注目して選べば良いのか、いくつかの選定基準も合わせて紹介します。
小型のセラミックファンヒーターは、秋冬の車中泊で手軽に使える暖房器具として非常におすすめです。
小型セラミックファンヒーターなら消費電力も低めで、定格出力の低い安価なポータブル電源でも使用可能。さらに、軽バンなどの小さめの車でも設置しやすく、手元・足元を手軽に温めることができます。
今回の記事では、車中泊歴7年超えの筆者が、車中泊に最適な小型セラミックファンヒーターを3つピックアップ！ また、どんなポイントに注目して選べば良いのか、いくつかの選定基準も合わせて紹介します。
haru.
フリーランスライター・編集者。車中泊・バンライフ・キャンピングカー関連、生活・料理関連の記事を複数メディアで執筆中。夫婦でDIYしたバンで「休日バンライフ」として日常的に車中泊をしています。車中泊では車内でパソコン仕事をする他、料理・読書・ゲームをして楽しむ、完全なる「インドア派」。インテリア・ガジェット・ゲームも大好き。
車中泊に最適な「小型セラミックファンヒーター」選び方のポイント
秋冬の車中泊におすすめの暖房器具「小型セラミックファンヒーター」。選ぶ際のポイントは主に3つです。
1.本体サイズと設置場所
まず、本体サイズと設置予定のスペースについて。小型といってもさまざまなサイズがあるため、「この棚のこの位置に置きたい」など、設置場所が決まっている場合は、購入前にサイズの確認をしましょう。
また、給電元となるポータブル電源との位置関係も確認しましょう。電源コードの長さや、車内移動の際にコードが邪魔にならないかも要確認です。ポータブル電源から給電しやすい場所に設置できる製品を選んでくださいね。
2.製品の消費電力と使用するポータブル電源のスペック
次にチェックしたいのが、小型セラミックファンヒーターの消費電力です。
小型セラミックファンヒーターを車中泊で使う場合、ポータブル電源から給電すると思います。しかし、ポータブル電源の容量や定格出力によっては、セラミックファンヒーターの使用が難しかったり、短時間しか使用できなかったりすることもあります。
小型セラミックファンヒーターの消費電力は、製品ごとに異なりますが、だいたい150〜400Wほど。消費電力400Wのヒーターを使う予定なら、定格出力400W以上のポータブル電源が必要です。さらに、消費電力400Wの製品を2時間使用するためには、ポータブル電源のバッテリー容量は800Whを超えている必要があります。
持参予定のポータブル電源のバッテリー容量と定格出力を確認し、問題なく使用できる消費電力の小型セラミックファンヒーターを選ぶようにしてください。
3.手元・足元用の暖房器具として購入を
最後に、小型セラミックファンヒーターの用途についてです。
小型セラミックファンヒーターは、小型で消費電力も低めのため、ポータブル電源の使用を想定した車中泊には最適です。
しかし、小型で消費電力低めということは、パワーもそれなり。あくまで手元、足元を温めるもので、車内全体を暖かくすることはできません。
このことをきちんと理解した上で手元・足元用として使用すれば、大きな不満にならず、快適に使うことができるでしょう。特に、筆者のような手先・足先が冷えやすい人にはかなりおすすめです。車内でパソコン作業をする場合も、指先の温めに役立ちます。
もし、小型セラミックファンヒーターの中でも「できるだけパワーや風量強めのものが欲しい」場合は、消費電力が高めの製品（400W以上）がおすすめです。
車中泊に最適な「小型セラミックファンヒーター」1：山善 コンパクトセラミックヒーター DMF-D021
山善の「コンパクトセラミックヒーター DMF-D021」は、温風と送風の運転切替が可能な2WAY仕様のファンヒーター。冬はヒーター、夏は送風機として使用することができます。また価格は3980円（税込）と、コスパも抜群です。
本体底面にスタンドが付いているので、スタンドを起こして設置することで、風向きを上向きにすることができます。
本体サイズは、スタンド収納時で約11.5（幅）×6.5（高さ）×14（奥行）cm。重さは約420gです。スタンド使用時も高さが約1cm高くなるだけなので、使用場所を選びません。
電源スイッチをスライドするだけのシンプル操作で、年代問わず気軽に使うことができます。
電源コードは1.6mほどあるので、車中泊なら問題のない長さです。消費電力は130W（温風運転時）とかなり低めなので、定格出力が低めの安価なポータブル電源でも使用できます。
そのほか、転倒オフスイッチ、温度ヒューズ、電流ヒューズ、サーモスタットなどの安全装置を搭載。狭い車内でも安心して使うことができます。
車中泊に最適な「小型セラミックファンヒーター」2：デロンギ カプスーラ デスク セラミックファンヒーター
デロンギの「カプスーラ デスク セラミックファンヒーター」は、おしゃれなデザインとコンパクト設計が魅力。本体サイズは約15（幅）×18（高さ）×11（奥行）cm、重さは約950gと、デスク上や床に気軽に設置できて持ち運びにも最適です。
消費電力は360Wと省電力ながら、十分な暖かさがあり機能性も高め。電源コードも約1.5mと、しっかりとした長さがあります。
送風パネルは独自のグリッド設計で、小さな渦を作ることで、直線的ではない柔らかな暖気で手先や足元を温めます。
転倒時オフスイッチや温度過昇防止装置、サーモスタットも搭載。安全性が高く、消費電力も押さえられる設計です。
さらに背面には、取り外し可能なフィルターを装備。手軽にフィルター掃除ができるので、衛生的に使うことができますよ。実売価格は7000円前後です。
車中泊に最適な「小型セラミックファンヒーター」3：テクノス ミニセラミックファンヒーター 300W
テクノスの「ミニセラミックファンヒーター 300W」は、ポップなカラーがかわいらしい、小型セラミックファンヒーターです。消費電力は300Wと低めですが、パワーは十分。風量も強めで、しっかりと温まります。
実売価格は2500円前後と、コスパの高さも魅力の1つです。
本体サイズは約11（幅）×14.8（高さ）×10（奥行）cm、重さは約530gと、小型＆軽量。場所を取らず、ストレスなく持ち運ぶことができます。
操作はオン／オフのみと、とてもシンプル。ボタン1つで使用できる簡単設計も、うれしいポイントです。転倒防止機能付きで、安全性も抜群です。
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