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ソフトバンクの新料金「SoftBank on LINE」って何? 【5つのポイント】でチェック

ソフトバンクが発表した通信サービスの新ブランド「SoftBank on LINE」とは、どのようなものなのでしょうか。5つのポイントでその特徴をチェックしていきます。

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 ソフトバンクが発表した通信サービスの新ブランド「SoftBank on LINE」とは、どのようなものなのでしょうか。5つのポイントでその特徴をチェックしていきます。


「SoftBank on LINE」(出典:ソフトバンク

SoftBank on LINEって?:低価格なスマホ料金を提供する新ブランド

 「SoftBank on LINE(ソフトバンク オンライン)」とは、ソフトバンクが3月に開始する予定の通信サービスです。なお、SoftBank on LINEはあくまで“新ブランドコンセプト名”と説明されており、正式なサービス名が新たに発表される、かもしれません。


SoftBank on LINEの前身はLINEモバイル

 SoftBank on LINEは、ソフトバンクショップなどの実店舗で申し込みなどの対応が行われず、申し込みなどの手続きはオンラインのみで行われます。

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 一部のサポートやサービスが利用できないぶん、安価な通信プランを利用できる仕組みです。こうした点はNTTドコモの「ahamo(アハモ)」、KDDIの「povo(ポヴォ)」と同じですね。

 また名前に“LINE”とありますが、これは、現在MVNOとして格安SIMを提供している「LINEモバイル」を吸収合併してサービスを提供するため。LINEモバイルの格安SIMプランは受付終了となります(すでに契約している場合は、継続して利用できます)。

SoftBank on LINEって?:価格はどれくらい?

 SoftBank on LINEのプランは、1カ月に20GBまでの高速通信を利用できて月額2980円(税別、以下同)です。


SoftBank on LINEの料金

 月間20GBのデータ通信量が尽きても、最大1Mbpsの通信速度でデータ通信が可能です。また、1GBあたり500円で通信量の追加チャージもできます。こうした点もドコモの「ahamo」と共通しています。

 一方、SoftBank on LINEのみの特徴としては「ギガノーカウント」として、メッセージアプリ「LINE」に関する通信量が“カウントフリー”になること。つまり、一部の例外機能を除いてLINEでの通信量が消費されません。これは現在のLINEモバイルと同じで、LINEをよく使う人には大きなメリットと言えるでしょう。

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SoftBank on LINEって?:4Gも5Gも20GBまで使える

 SoftBank on LINEは、ソフトバンクの4Gおよび5G回線を利用できます。発表イベントでは、通信品質がソフトバンクと同等であることも強調されました。さらに、一部のスマホやタブレット、PCがサポートする「eSIM(イーシム)」にも対応すると明言されています。


通信品質はソフトバンクと同じ

 一方、海外利用ローミングができるかどうかは、ブランドコンセプトの発表時には言及されていません。競合であるドコモのahamoは、海外82の国や地域でも、追加料金なしで定額制の通信が行えるとされたので、この点に差があるのかどうかは、今後も注視が必要です。

SoftBank on LINEって?:料金は通話定額も込み

 音声通話については、標準で1回あたり5分以内の通話がかけ放題です。5分を超過した場合には20円/30秒の通話料金が発生。また、月額1000円で国内通話がかけ放題となる通話オプションも用意されます。


SoftBank on LINEの料金は通話定額も込み

 ちなみに、こうした仕様もNTTドコモのahamoと共通です。またKDDIのpovoは5分かけ放題を省いたことで、500円安い基本料金を実現している点が異なります。

その他の注意点は?

 SoftBank on LINEが提供されるのは、3月からの予定です。新規申し込みは、専用のWEBサイト以外にも、LINEから行える点がユニーク。2月からは、先行エントリーした上で契約すると、もれなく3000円分の「PayPayボーナス」を付与するキャンペーンも実施中です。

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「SoftBank on LINE」の特徴

 さて、SoftBank on LINEは、ほかのオンライン専用プランと同じくキャリアメールが利用できません。もしキャリアメールがあるプランから乗り換えるなら、Gmailなど別のメールアドレスを用意しておきましょう。各種Webサービスのアカウントにキャリアメールを使っている場合、登録変更の手続きも必要になります。

 また「家族割」や「学割」といった割引の仕組みが用意されていません。ahamoも家族割はありませんが、家族に(メインブランドの)ドコモユーザーがいる場合、家族割の対象としてカウントされ、ドコモからahamoへの通話は無料になります。家族割の扱いについては、KDDIのpovoも検討していると報じられています。

 このように、SoftBank on LINEは提供開始まで最終的なサービス内容が変更される可能性もある点にも注意が必要です。

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