注目の「折りたたみスマホ」4選 デュアルスクリーンの「Surface Duo 2」 フォルダブルの「Galaxy Z Fold3」「Flip3」など【2022年1月版】
2021年から2022年にかけて、多くのメーカーから端末を折りたたんでコンパクトに大画面を持ち運べるスマートフォンが発売されました。特に注目しておきたい4機種について改めて概要を紹介しましょう。
2021年から2022年にかけて、多くのメーカーから端末を折りたたんでコンパクトに大画面を持ち運べるスマートフォンが発売されました。特に注目しておきたい4機種について改めて概要を紹介しましょう。
デュアルスクリーンのマイクロソフト製スマホ「Surface Duo 2」
「Surface Duo 2(サーフェス デュオ ツー)」は、マイクロソフトが1月に発売したデュアルスクリーンのスマートフォン。独立した2枚のディスプレイがヒンジでつながっている構造です。
ディスプレイは5.8インチ(1344×1892ピクセル)の有機ELパネル。「Surface スリム ペン 2」など、一部のスタイラスペンも使用できます。スマホですがタブレット色の強い1台といえるでしょう。
背面カメラは、広角(1200万画素・F1.7)、望遠(1200万画素・F2.4)、超広角(1600万画素・F2.2)という3眼構成です。eSIM、5G通信にも対応しています。
マイクロソフトの製品ですがOSはWindowsではなく、「Andorid 11」をプリインストールしている点も注目です。また大手キャリアでの取り扱いは現時点でなく、マイクロソフトの公式サイトやその他ECサイト、家電量販店で販売されています。
販売価格は、128GBモデルが18万4580円(税込み、以下同)、256GBモデルが19万6680円、512GBモデルが22万800円。カラーバリエーションは、グレイシア(グレー)とオブシディアン(ブラック)の2種類です。
縦に折りたたむフォルダブルスマホ「Galaxy Z Flip3 5G」
「Galaxy Z Flip3 5G(ギャラクシー ゼット フリップスリー ファイブジー)」は、2021年秋に発売された縦折りのフォルダブルスマートフォン。折りたたみ機構を備えながらIPX8等級の防水性能を備え、おサイフケータイも利用できるのが特徴です。
6.7インチ有機ELディスプレイをケータイのように縦に折りたため、ヒンジ部分のつなぎ目もありません。6インチクラスのスマホでありながらコンパクトに持ち運べるわけです。解像度はフルHD+(1080×2640ピクセル)表示。背面にサブディスプレイとして1.9インチ(512×302ピクセル)の有機ELを備えています。
背面カメラは、広角(1200万画、F1.8)と超広角(1200万画素、F2.2)の2眼構成。カラーバリエーションは「Cream」と「Phantom Black」の2色を展開します。
本体価格は、ドコモオンラインショップで一括14万8896円、auオンラインショップで一括14万8925円。決して安価ではありませんが、フォルダブルスマートフォンとしては安価な部類です。折りたたみディスプレイを試したい人には有力な選択肢となるでしょう。
7.6インチ折りたたみ画面+6.2インチ画面のフォルダブル「Galaxy Z Fold3 5G」
「Galaxy Z Fold3 5G」は、「Flip3」と同時期に発売された横へ折りたたむタイプのフォルダブルスマホ。こちらも防水性能を備え、おサイフケータイに対応します。
専用の「Sペン Fold Edition」か「Sペン Pro」などを使えば、ペン入力も可能です。カラーバリエーションとしては、ドコモ版でファントムブラック、au版でファントムブラックとファントムグリーンの2種類を展開しています。
メインディスプレイは7.6インチの有機ELで、解像度は2208×1768ピクセル。タブレットに近いサイズ感ですが、こちらを本のようにたためます。さらに背面には、6.2インチ(832×2268ピクセル表示)のサブディスプレイも備えています。
背面カメラは、広角(1200万画、F1.8)と超広角(1200万画素、F2.2)に加え、望遠カメラ(F2.4)も備えた3眼構成です。
フォルダブルスマホとしては、現在最も完成度の高い一台と言えるでしょう。ただし、価格はドコモオンラインショップで一括23万7600円、auオンラインショップで23万7565円、とかなり高額です。
“razr(レーザー)”ブランドの縦折りフォルダブル「motorola razr 5G」
「motorola razr 5G(モトローラ レーザー ファイブジー)」は、3月にソフトバンクから発売されたmotorola(モトローラ)製のフォルダブルスマートフォン。Amazonでは端末のみも販売されています。
メインの有機ELディスプレイは6.2インチ(876×2142ピクセル)で、縦向きに折りたためます。また背面には2.7インチ(600×800ピクセル)のサブディスプレイも搭載します。
背面カメラは4800万画素のシングル構成。被写体の背景をぼかすポートレートモードや、暗所でも明るく撮影できるナイトビジョンなどの撮影モードを備えます。モトローラの独自機能としては、手首をひねってカメラを起動したり、2回振り下ろしてフラッシュライトを点灯させたりできる「Moto Action」に対応しる点がユニークです。
一括価格は19万8000円。なお「razr(レーザー)」というブランド名は、同社の薄型携帯電話で人気を博したシリーズから引き継がれたものです。
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