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「Xperia」シリーズ5機種の違いをチェック 1インチカメラ搭載のフラグシップから2万円台のエントリーモデルまで【2021年最新版】

ソニーは2021年、1インチセンサーを搭載する「Xperia PRO-I」から、2万円台の「Xperia Ace II」まで幅広い新機種をリリースしました。注目のXperiaシリーズ5機種について、特徴をチェックしてみましょう。

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 ソニーは2021年、1インチセンサーを搭載する「Xperia PRO-I」から、2万円台の「Xperia Ace II」まで幅広い新機種をリリースしました。

 注目のXperiaシリーズ5機種について、特徴をチェックしてみましょう。

1インチカメラ搭載のフラグシップ「Xperia PRO-I」

 「Xperia Pro-I(エクスペリア プロアイ)」は、12月に発売されたフラグシップモデルです。端末価格が20万円弱という価格感ゆえに、万人受けする機種ではありませんが、1インチセンサーを搭載した背面カメラを備え、撮影機能に特化した尖った魅力を備えます。

「Xperia Pro-I」
「Xperia Pro-I」

 ディスプレイは約6.5インチの有機ELで、4K表示とHDR、120Hz駆動をサポート。アスペクト比は21:9です。背面カメラのレンズは、16mmの超広角、24mmの広角、50mmの標準に、3D iToFセンサーという構成です。

 プロセッサーも高い処理能力を誇るSnapdragon 888を搭載。メモリは12GB、ストレージは512GBと充実しています。外部メモリはmicroSDXC(最大1TB)をサポートします。もちろん5G通信が行えます。

 大手キャリアでの取り扱いはなく、ソニーの直販サイトやAmazon.co.jp、家電量販店での販売となります。

可変式望遠レンズを備えた「Xperia 1 III」

 「Xperia 1 III(エクスペリア ワン マークスリー)」は、7月に発売されたハイエンドモデル。端末価格は15万円前後です。

 背面カメラは3眼仕様で、可変式の望遠カメラを備えている点がユニーク。カメラにこだわりつつも、ゲーミング用途や普段使いの面でも高い実力を持つスマホと言えるでしょう。

「Xperia 1 III」
「Xperia 1 III」

 ディスプレイはPro-Iとほぼ共通。一方、背面カメラは、16mmの超広角、24mmの広角に、70mm・150mmの可変式望遠カメラを搭載するのが異なる点です。センサーサイズも1インチではありません。こちらも3D iToFセンサーは備えます。

 プロセッサーも高性能なSnapdragon 888を搭載。メモリは12GB、ストレージは256GBとPro-Iの半分となっています。一方、外部メモリがmicroSDXC(最大1TB)をサポートする点は共通。5G通信にも当然対応します。

 NTTドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリア3社で取り扱っているほか、ソニーの直販サイトやAmazon.co.jpでも販売しています。

バランスの良いハイスペックモデル「Xperia 5 III」

 「Xperia 5 III(エクスペリア ファイブ マークスリー)」は、11月に発売されたハイスペックモデルです。端末価格は12万円前後。価格と性能のバランスが良く、カメラや望遠レンズなどのこだわりがなければ、ぜひ選びたいモデルです。

「Xperia 5 III」
「Xperia 5 III」

 ディスプレイは約6.1インチの有機ELで、上位モデルと比べるとひと回りコンパクト。解像度は4KではなくFHD+ですが、HDRと120Hz駆動をサポートします。背面カメラは、16mmの超広角、24mmの広角に、70mm・150mmの可変式望遠カメラを搭載する1 IIIと同様の構成。ただし、3D iToFセンサーは備わっていません。

 プロセッサーはこちらも処理能力が高いSnapdragon 888搭載で、上位モデルと共通です。なおメモリは8GB、ストレージは128GBと必要十分な値に変わっています。外部メモリがmicroSDXC(最大1TB)をサポートするのは共通です。また、同機も5G通信をサポートしています。

 ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリア3社で取り扱っています。

高コスパの狙い目モデル「Xperia 10 III」

 「Xperia 10 III(テン マークスリー)」は、6月に発売されたミッドレンジモデル。端末価格は5万円台で、突出した特徴はないものの、コストを抑えつつ運用するには狙い目の機種と言えます。

「Xperia 10 III」
「Xperia 10 III」

 ディスプレイは約6インチの有機ELで、5 IIIよりもほんの少しだけ小型に。解像度はこちらもFHD+です。また、HDRはサポートしますが、120Hz駆動はサポートしていません。背面カメラは、16mmの超広角、24mmの広角、54mmの望遠を加えた3眼構成です。

 プロセッサーはミドルレンジ向けのSnapdragon 690を搭載するため、上位モデルとは性能差があります。またメモリは6GB、ストレージは128GBです。一方、外部メモリはこちらもmicroSDXC(最大1TB)をサポート。5G通信にも対応します。

 Xperia 10 IIIはドコモとau、ワイモバイルで取り扱っています。またストレージを128GBから64GBに減らすなどした派生モデル「Xperia 10 III Lite」が、楽天モバイルと格安SIM各社から販売されています。

割り切りスペックのエントリーモデル「Xperia Ace II」

 「Xperia Ace II(エクスペリア エース マークツー)」は、2万円強という安さが際立つエントリーモデルです。ドコモから販売されています。

「Xperia Ace II」
「Xperia Ace II」

 5.5インチというXperiaシリーズにおいては、コンパクトなサイズ感も特徴。「LINEやメール、電話などができれば良い」と、機能面を割り切って価格を優先する場合には、検討する価値ありの1台です。

 ディスプレイは液晶パネルで解像度はHD+です。HDRや120Hzもサポートしません。背面カメラは、25mmの広角+深度測位カメラのみを搭載します。

 プロセッサーは低コストモデル向けのMediaTek製のHelio P35を採用。上位モデルとは性能差があります。メモリは4GB、ストレージは64GBとミニマルです。ただし、外部メモリは他機種と共通でmicroSDXC(最大1TB)をサポートしています。5Gには非対応です。

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