「FUNAI Fire TVスマートテレビ」を買ったらどうすればいい? セットアップにチャレンジ!【2022年3月版】(1/2 ページ)
ヤマダホールディングスが「FUNAI Fire TVスマートテレビ」を発売しました。セットアップが簡単であることがウリなのですが、本当に簡単なのか検証してみました。
3月5日、ヤマダホールディングス傘下の家電量販店(ヤマダデンキなど)/ヤマダウェブコム(ヤマダデンキのWeb通販サイト)とAmazonで「FUNAI Fire TVスマートテレビ」の4K液晶モデルの販売が始まりました。
このスマートテレビの特徴は、Fire TVシリーズと同じ感覚で使えることにあります。ヤマダホールディングスやAmazonによると、このテレビは「3ステップで使い始められる」とされている……のですが、本当なのでしょうか。43型モデル(FL-43UF340)を使う機会を得たので、検証してみましょう。
おことわり
この記事は、Amazonで購入したFL-43UF340を“自力で”組み立てることを前提にして構成されています。読んでみて自力で組み立てるのが難しいと思った人は、訪問設置サービスの依頼をお勧めします。申し込み方法は以下の通りです。
ヤマダデンキの店頭で購入する場合
配送や設置を希望する場合は、購入時に店頭で依頼してください(送料や出張料金が掛かる場合があります)。
ヤマダウェブコムで購入する場合
送料と訪問設置料金は無料です。ただし、配送先の住所や階数によっては追加料金が掛かる場合があります(追加料金が必要な場合は、電話またはメールで事前連絡が入ります)。
Amazonで購入する場合
訪問設置が必要な場合は、購入前にヤマダデンキの専用窓口にメールまたは電話で連絡してください(連絡先はこちら)。なお、Amazonで購入する場合は販売者が「株式会社ヤマダデンキ」になっているかどうかを必ず確認してください。
ステップ0:梱包(こんぽう)を解く
AmazonでFUNAI Fire TVスマートテレビを購入した場合、配送業者が玄関先までパッケージ(箱)を届けてくれます。まずは、これをテレビの設置場所まで移動させましょう。
パッケージのサイズは画面のサイズに比例して大きくなります。43型のパッケージに「iPhone SE(第3世代)」を置いてみましたが、スタンドを付けた場合のテレビの寸法とおおむね同じか少し奥行きが少ない程度だと思っておくといいでしょう
パッケージ情報のテープを切り取って開けると、本体を固定する発泡スチロール材が姿を見せます。この発泡スチロール材のくぼみには、左右のスタンドとリモコンが入っています……が、本当に注目すべきは青色透明なテープで貼り付けられている「はじめるガイド」です。
箱の上部の発泡スチロール材を上方向に取り上げると、テレビの本体とその他の付属品が入った袋が姿を見せます。テレビ本体を取り出す前に、付属品袋は取り出しておくことをおすすめします。
付属品袋には以下の付属品が入っています。全部そろっているかどうか確認してください。不足する付属品がある場合は、すぐに購入先に問い合わせてください。
- セットアップのご案内
- 保証書
- スタンド取り付け用ネジ×4(袋でまとめてある)
- 単4形乾電池×2(リモコンの動作確認用)
- 転倒防止用バンド+テレビ固定用ネジ+テレビ台固定用ネジ(袋でまとめてある)
付属品一覧には記載がありませんが、NHKのBSデジタル放送の受信に関するパンフレットも封入されています。また、4K液晶モデル(F340シリーズ)にはB-CASカードも付属しませんので、なくても慌てないでください。
「B-CASカードの番号」を求められたらどうする?
BS/110度CSの4K放送に対応するテレビ(チューナー)では、B-CASカードの代わりに基板上にある「ACASチップ」を使って著作権保護処理や有料放送の契約管理を行います。NHKのBSデジタル放送における「受信時確認メッセージ」を消去する場合、あるいはBS/110度CSデジタル放送の有料チャンネルの視聴を申し込む場合など、B-CASカードの番号を求められた場合はACASチップの固有番号を伝えてください。
F340シリーズでACASチップの固有番号を調べる手順は以下の通りです。
- トップ画面から設定タブ(歯車アイコン)を選択
- 「ライブTV」を選択
- 「放送オプション」を選択する
- 「一般」を選択
- 「ACAS情報」を選択
- 「ACAS番号」のメモを取る
はじめるガイドにも書いてある通り、パッケージから本体を取り出す際は2人で行うことを強くおすすめします。43型モデルであれば、大人の男性1人でもギリギリ取り回せそうですが、万が一のことを考えると2人で作業するに超したことはありません。
本体を取り出す前に、平らなテーブル、あるいは広い床面に柔らかい布を敷いておきます。本体を取り出したら、底面(スタンドの設置面)を手前、画面側を下側に向けて布の上に置いてください。その上で、向きを気を付けつつスタンドを差し込み、付属のネジで固定してください。
なお、ネジを固定するためのドライバーは付属しません。「JIS2番」規格の直径6mmのプラスドライバーを用意してください(※1)。
(※1)電動ドライバーを使う場合は、トルクを1.0N・m(10kgf・cm)程度に設定してください
ステップ1:ケーブル類を取付ける
スタンドを取付けたら、いよいよケーブル類の取り付け……なのですが、設置場所の環境によって「先にテレビ台に置いてからケーブルをつないだ方が楽」という場合もあれば、「ケーブル類を取り付けてからテレビ台に置いた方が楽」という場合もあるでしょう。今回は、テレビ台に置いてからケーブルを取り付けることにします。
ケーブル類を取り付ける端子類は背面に集中しています。側面にははありません。アンテナ端子は「地上波」と「BS/CS」で別々に設けられています。地上波とBS/CSの信号(電波)が混合されている場合は、分波アダプターが必要です。
HDMI入力端子は3系統ありますが、「HDMI入力1」のみARC(Audio Return Channel)に対応しています。HDMIケーブルを使った音声伝送に対応しているオーディオ機器をつなぐ場合は、必ずHDMI入力1を使ってください。
USB端子は2つありますが、「USB端子1」はテレビ番組の録画に用いるUSB HDD/SSDの接続用、「USB端子2」はその他の機器(USBメモリ、USBキーボード/マウス、AV機器など)用と役割が分けられています。テレビ番組を録画するためにUSB HDD/SSDを接続する場合は、USB端子1を使ってください。
インターネットへの接続は、無線LAN(IEEE 802.11ac/a/b/n)または有線LAN(100BASE-T)で行えます。自宅のネットワーク環境に合わせて選んでください。
ケーブル類の取り付けを完了したら、コンセントプラグをコンセントに差し込みます。コンセントケーブルは、本体から直接出ており着脱できません。
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