月4950円で100GB使える“大盛り”を6月開始 「ahamo(アハモ)」を5つのポイントでチェック【2022年4月版】
「ahamo(アハモ)」は、NTTドコモが提供するスマートフォン向けのオンライン専用料金プランです。安さと料金のシンプルさが魅力ですが、大容量のデータオプションを予告して注目度が高まっています。2022年4月時点での情報をもとに、5つのポイントでチェックしていきましょう。
「ahamo(アハモ)」は、NTTドコモが提供するスマートフォン向けのオンライン専用料金プラン。大容量のデータオプションを予告して注目度が高まっています。2022年4月時点での情報をもとに、5つのポイントでチェックしていきましょう。
ahamo(アハモ)とは?:“大盛り”も開始予定のオンライン専用プラン
「ahamo(アハモ)」は2021年3月にスタートしたNTTドコモの新料金プランです。月額2970円(税込、以下同)でデータ通信が20GB使えて、安さとシンプルさが特徴です。
ahamoは、2022年6月から「ahamo大盛り」というオプションを開始します。月額1980円のオプション料金を追加すると、使えるデータ量が月間80GB追加。先の基本料金と合わせて、月4950円/100GBの大容量通信プランとして利用できます。
スマホで動画サービスをよく利用する、あるいはパソコンやタブレットとテザリングしてネット回線を共有する場合、20GBでは足りないかもしれません。そんな時に、5000円以下でたっぷり100GBまで利用できるようになります。
ahamo(アハモ)とは?:基本料金の安さをチェック
ahamoは月額2980円で月20GBのデータ通信が行えるだけでなく、1回あたり5分以内の音声通話がかけ放題で使え、通話する機会が多い人にもおすすめできます。そして、2年間の定期契約や契約解約時の違約金などは設けられていません。
月間のデータ量を超過しても、最大1Mbpsの通信速度でデータ通信を利用できるので、SNSやテキスト中心のWeb閲覧ならさほど困らないでしょう。ちょっとだけ高速通信が必要なら、1GBあたり550円でデータ量を追加チャージできます。
同じドコモの5Gスマホ向け通信プラン「5Gギガライト」は、月1GBまでの使用でも基本料で月額3465円がかかります。また、データ量に応じて最大6765円(~7GB)まで金額が段階的に上がっていきます。月1GBしか使わなくても、月数GB以上使う場合でも、ahamoの方がお得です。
さらに、ahamoの料金を「dカード」払いにすると、毎月のデータ量が1GB増える「dカードボーナスパケット特典」が利用できます(ahamoの電話番号を登録したdカードに限る)。さらに、それが「dカード GOLD」(年会費1万1000円)の場合は、毎月5GB分が増えるので、dカードユーザーならahamoはさらに魅力的な選択肢となります。
ahamo(アハモ)とは?:基本料金に通話定額も込み
ahamoは標準で1回あたり5分以内の通話がかけ放題となっています(一部例外となる宛先を除く)。5分を超過した場合には、22円/30秒の通話料金が発生します。
ドコモのほかの通信プランでは、「5分通話無料オプション」も有料オプションであり、月額770円がかかります。この点もahamoがお得。さらに月額1100円で国内通話がかけ放題となる「かけ放題オプション」も用意されています(一部例外になる対象あり)。
なお、留守番電話サービスは用意されていません。
ahamo(アハモ)とは?:海外でも使える
ahamoは海外82の国や地域を訪れた場合でも、追加料金なしで月20GBの容量の範囲なら海外ローミング通信が行えます。海外旅行や出張などの際に心強いサービスと言えるでしょう。
ただし、海外での利用日数が15日を超えた場合には、通信速度が制限される点は注意しましょう。あくまで短期期間でも海外ローミング用で、中長期に渡る滞在での利用は想定されていません。
ahamo(アハモ)とは?:注意点をチェック
メリットの多いahamoですが、もちろん注意したい点がいくつかあります。
申し込みはオンラインのみ
1つ目は、申し込みはユーザー自身がWebやアプリからオンラインで行うという点です。街のドコモショップなどでは、ahamoの新規契約やプラン変更ができないなど、ドコモのほかの通信プランとはサポート体制やサービスの窓口が異なります。
一応、ドコモショップの店頭でユーザーがahamoサイトで行う手続き作業を補助するサービス「ahamo WEBお申し込みサポート」や「ahamo WEBお手続き」も提供されていますが、どちらも有料。来店予約も必要です。なお、ahamoで購入した端末の故障修理受付は、ドコモショップでも行えるようになりました。
キャリアメールは「持ち運び」でのみ対応
2つ目は、ahamoでは一部サービスが利用できないことで、特に「キャリアメール」(ドコモなら~@docomo.ne.jp)を使いたい場合は影響が大きいでしょう。
ahamoはメールアドレス(メールアカウント)を提供しておらず、新規でキャリアメールは発行されないため、事前に別のメールアドレスが必要です。
ただし、ドコモのキャリアメールアドレスを持っているなら、月額330円の「ドコモメール持ち運び」サービスへ加入することで継続利用が可能です。KDDI(au)とソフトバンクも同様のサービスを用意しています。
メール持ち運びは、ドコモユーザーがahamoへプラン変更する、または他キャリアから乗り換えるタイミングでしか申し込めないので注意が必要です。
家族割引や18歳未満のユーザーは?
3つ目は、ahammoはドコモ回線の家族割引の対象にならないこと。家族でドコモ回線を複数利用していて、プランをahamoに変更すると「ファミリー割引」のメンバーとしてカウントされるものの、各種割引の対象にはなりません。
なお、ahamoを契約できるのは18歳以上のユーザーです。利用想定者が18歳未満の場合には、保護者が契約を行い、利用想定者をユーザーとして利用登録する必要があります。対応する支払い方法は、口座振替とクレジットカードです。
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