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2021年に注目した「スマホ新料金」5選 月額0円のオンライン専用プラン、カウントフリー、半永久的に繰り越しなど

2021年には、大手キャリア(MNO)、格安SIM(MVNO)を問わずさまざまな料金プランが登場しました。なかでもインパクトがあった5つのプランをピックアップ。2022年に通信プランの見直しをする際には、ぜひ参考にしてください。

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 大手キャリア(MNO)、格安SIM(MVNO)を問わずさまざまな料金プランが2021年に登場しました。なかでもインパクトがあった5つのプランをピックアップ。2022年に通信プランの見直しをする際には、ぜひ参考にしてください。

オンライン専用プランで先行 NTTドコモ「ahamo」

 2021年のトピックとして、やはり大きな変化だったのが大手キャリア3社によるオンライン専用プランの開始です。

「ahamo」の料金プラン
「ahamo」の料金プラン(出典:ahamo

 特に3月にスタートしたNTTドコモの「ahamo(アハモ)」は、オリコンが発表した顧客満足度調査で1位を獲得するなど、3社のプランの中で評価がわずかに高めです。

 プラン内容は月間20GBが使えて月額2970円(税込、以下同)と、3社のなかでは基準的な構成。追加料金なしで海外渡航時の利用も可能な点が、他2社のそれとは異なる点です。

 なお、こうしたオンライン専用プランは、12月に大手キャリア3社が共通してキャリアメールの持ち運びにも対応したため、より検討しやすい候補になったとも言えます。ただし、留守番電話サービスには非対応であるなど、注意点はほかにもまだあります。

月額0円+必要な分だけトッピング KDDI「povo2.0」

 一方、KDDIのオンライン専用ブランド「povo(ポヴォ)」は9月に「povo2.0」として大幅リニューアルを受け、月額基本料金が“0円”というインパクトのある仕様が話題となりました。

KDDI「povo2.0」
KDDI「povo2.0」(出典:KDDI

 月額0円といっても、そのままでは通信速度が128kbpsとかなり低速。「トッピング」と呼ばれるオプションを購入することで高速通信が可能になります。必要な通信量に応じて都度購入する仕組みもユニークです。

 ただし、180日以上の有料購入がなければ、回線停止・解約になるため、0円で維持し続けられるわけではないことには注意が必要です。

 注意点は、ahamoと同様、留守番電話サービスが利用できないことや、店舗サポートが受けられないことなど。なお、海外利用に関するサービスは今後提供予定とされています。

バランスの良いサブブランド Y!mobile「シンプルS/M/L」

 ソフトバンクとしては、オンライン専用プランの「LINEMO(ラインモ)」よりも、サブブランドであるY!mobile(ワイモバイル)の「シンプルS/M/L」に注目しました。

Y!mobile「シンプルS/M/L」
Y!mobile「シンプルS/M/L」(出典:Y!mobile

 留守番電話サービスの標準対応、家族割の適用、店舗サポートなどの面を踏まえると、コストパフォーマンスの高さが際立ちます。

 特に、2021年8月には、使いきれなかった通信容量の次月繰り越しについに対応。月ごとの外出頻度に差がある人でも、無駄なく運用できるようになりました。

 オプションやキャンペーンを適用していない状態での基本料金については、シンプルSが月3GBで2178円、Mが15GBで3287円、Lが25GBで4158円です。M/Lについては、通信量超過後にも最大1Mbpsとなります。

エンタメ分野のカウントフリーで差別化 BIGLOBEモバイル「プランS」

 MVNOのBIGLOBE(ビッグローブ)モバイルは、2021年10月から「プランS(1ギガ)」「プランR(3ギガ)」「プランM(6ギガ)」を開始。特にプランS(1ギガ)は月1GBの通信ができ、月額858円で利用できるというミニマルな仕様です。

BIGLOBEモバイル「プランS」
BIGLOBEモバイル「プランS」(出典:ビッグローブ

 単純に通信量だけに注目すると、他の格安SIMと比べてさほどお得とは思えません。しかし、同プランは「エンタメフリー・オプション」の対象になっていることがポイント。

 YouTubeをはじめとする21サービスの通信がゼロ・レーティング(いわゆるカウントフリー)の対象となります。さらに、容量超過で通信制限中でも、対象サービスの通信は制限されません。

 プランSの858円に、エンタメフリー・オプションの308円を追加した1166円でYouTubeやApple Musicが視聴し放題に。用途によっては検討する価値が高いプランといえます。

余った通信量を半永久的に繰り越し y.u mobile「シングルプラン」

 y.u mobile(ワイユーモバイル)は、USEN-NEXT HOLDINGSとヤマダ電機が共同出資して設立したY.U-mobileが提供する格安SIMです。2021年9月、月5GB使えるシングルプランを月額1070円まで値下げしました。

y.u mobile「シングルプラン」
y.u mobile「シングルプラン」(出典:y.u mobile

 同プランの最大の特徴は、使いきれずに余った通信量を半永久的に繰り越しできるというもの。一般的には、余った通信量は翌月に繰り越せても、翌月末で消滅してしまうものなので、購入した分を無駄なく運用できるという点でかなり良心的です。なお、追加チャージも1GB=330円、10GB=1200円と安価です。

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