予算2万円台の10インチタブレット「Fire HD 10 Plus」　大画面を生かすピクチャーインピクチャーの使い勝手は？　サラウンド対応で動画・ゲームが快適

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　画面下部に表示されるナビゲーションバーにある、バックボタン、ホームボタン、タスク管理ボタンもAndroidと同じ動作となります。

　アプリに関しては、専用のインストーラからダウンロードできるもののみが使用できます。Google Playストアからアプリをインストールすることは基本的にはできません。この点が普通のAndroidタブレットとの大きな違いです。

Fire HD 10 Plus：プリセットアプリはAmazonのサービス中心

　Fire HD 10 Plusにプリセットされているアプリは、当然ながらAmazonのサービスに関連するものが中心です。

　Amazonマークのアイコンは「Amazon ショッピングアプリ」、電子書籍リーダーの「Kindle」、動画配信の「プライムビデオ」など。Amazonの音声アシスタント「Alexa（アレクサ）」も利用できます。

　Webブラウザは「Silk Browser」というアプリが用意されています。10インチクラスでの使用感を後ほどチェックします。そのほか、カメラ、写真管理などのアイコンもホーム画面に並んでいます。

　これ以外のアプリを追加する場合は、アプリストアからインストールします。

Fire HD 10 Plus：使用できるアプリは？

　Fireタブレットで使用できるアプリは専用のアプリストアに用意されています。すべてのAndroid向けアプリが使えるわけではありませんが、例えばゲームでは、「パズル＆ドラゴンズ」「モンスターストライク」「Minecraft」といった人気タイトルがそろっています。

　また動画サービスのアプリも充実。プライムビデオだけでなく、You Tube、TikTok、Netflix、U-NEXT、hulu、ABEMAといった大手動画サービスのアプリはほとんど使用できます。Disney＋や東映特撮ファンクラブといった、ジャンル特化の動画サービスアプリが使用できるのもうれしいですね。

Fire HD 10 Plus：サラウンド対応、ピクチャーインピクチャーや2画面表示も

　10インチクラスのため、映像コンテンツは横持ち・横置きで利用するのがおすすめ。本体スピーカーはステレオ対応で、さらサラウンドシステムのDolby Atmosも備わっているため、動画やゲームなどのサウンドが重視されるコンテンツもしっかり楽しめます。

　You Tubeは標準ブラウザのSilk Browserでも利用できますが、You Tubeの公式アプリがアプリストアにあるため、アプリを使用するほうが良いでしょう。

　動画再生時は「ピクチャーインピクチャー」も利用でき、動画を右下の小窓で再生しながら、Webブラウジングなど他の作業ができます。音楽ビデオを再生しながらWebサイトで歌詞を読んだり、動画を再生しながらその内容をWebで調べたりするのに便利です。

　さらに2画面表示にも対応しているので、ピクチャーインピクチャーと同様にマルチタスクでの操作を快適に行うことができます。2画面表示を利用するには、タスクスイッチ（右下の四角いアイコン）をタップすると、最近開いたアプリが表示されますので、アプリのアイコンをタップし、メニューから2画面表示を選択します。

Fire HD 10 Plus：ゲームの課金には「Amazonコイン」を使用

　ゲームの使用感は動画再生のところでもご説明した通り、サウンドに関しては横画面のものがおすすめ。縦表示のゲームでもサウンドを存分に楽しみたいのであればヘッドフォンやイヤフォンを使うのがいいでしょう。

　今回はロングセラーゲームの「パズル＆ドラゴンズ（パズドラ）」を試してみました。画面が大きい分、ミスタッチは少ないですが、ドロップを操作する際に腕・手の動きが大振りになりがちなので、肘が周囲のものに当たらないように気を付けたいところです。

　ゲーム内のアイテムや石の購入といった課金には「Amazonコイン」を使用します。通常のショッピングと同じように、Amazon内で購入して使用できます。「Amazonギフト券」とは別の通貨ですので、手持ちのAmazonギフト券などを使いたい場合には「Amazonギフト券」を使って「Amazonコイン」を購入する必要があります。