おしゃれな「自転車用ヘルメット」おすすめ7選 大人がかぶりたくなるデザイン! 着用努力義務化に備えよう【2023年1月版】
改正道路交通法の施行により、4月1日から自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されます。そこで今回は、大人がかぶりたくなるおしゃれな「自転車用ヘルメット」を紹介します。
改正道路交通法の施行により、4月1日から自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されます。罰則のない“努力義務”ではありますが、自転車死亡事故における損傷主部位の約6割が頭部と言われているので(出典:警察庁)、ヘルメットをかぶることは命を守ることに直結します。
そこで今回は、大人がかぶりたくなるおしゃれな「自転車用ヘルメット」を紹介します。ヘルメットの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
大屋雄一
モーターサイクル&自転車ジャーナリスト。短大卒業後、好きが高じて二輪雑誌の編集プロダクションに就職し、6年の経験を積んだのちフリーランスへ。ニューモデルの試乗記事だけでもこれまでに1500本以上執筆し、現在進行形で増加中だ。また、中学~工高時代はロードバイクにものめりこんでいたことから、10年前から自転車雑誌にも寄稿している。キャンプツーリングも古くからの趣味の一つであり、アウトドア系ギアにも明るい。
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罰則はなし、ただし賠償責任において不利になる可能性も
自転車乗車用ヘルメットは、これまで13歳未満の子供を対象に、保護者が着用させるよう努めなければならないとされてきました。しかし4月1日からは、自転車利用者の全年齢で着用が努力義務化されることになります。
努力義務ですので、かぶっていなくても交通違反の切符を切られたり、刑罰に問われたりすることはありません。ただし万が一交通事故に遭った場合、民事裁判における賠償額の算出時に、マイナス要素となる可能性は十分に考えられます。
安全性に配慮したSGマーク付きの自転車等用ヘルメットを!
自転車事故において、ヘルメットを着用していない場合の致死率は、かぶっていた場合と比較すると約2.2倍になるというデータがあります(出典:警察庁)。つまり、自転車に乗る上でヘルメットをかぶることは、命を守ることと同義といっても過言ではありません。
さて、世の中にはさまざまなヘルメットがあります。建築現場などで作業員がかぶっているのもヘルメットですが、こちらは飛来・落下物用や電気用など、そもそも自転車用とは構造が異なります。選びたいのは“自転車等用”で、一般財団法人製品安全協会が認定した「SGマーク」付きの製品であればさらに安心です。
フィット感、重量、通気性なども要チェック!
ヘルメットによっては、頭のサイズに幅広く対応できるように、アジャスターを装備したモデルもあります。また一部の海外ブランドでは、日本人の頭型に合うように内部の形状を調整したアジアンフィット(ジャパンフィット)の製品を販売しています。
重量については、一般的に高額な製品ほど軽くなる傾向にあり、軽量なほど頸椎(けいつい)への負担が減ります。また、帽体に開いている穴が大きいほど、また多いほど走行中の通気量が増えるので、特に暑い時期は蒸れにくくなります。こうしたポイントをチェックし、自分に合うヘルメットを選んでみてください。
おしゃれな「自転車用ヘルメット」のおすすめはコレ!
オージーケーカブト(OGK KABUTO)「キャンバス・アーバン」
自転車用ヘルメットで国内シェアトップを誇る、カブトの街乗り向けヘルメット。スタイリッシュなキャンバスバイザーは着脱可能で、サイズ調整用のアジャスターも装備しています。また、夜間走行時の被視認性を高める大型リフレクターを後頭部に装備しているほか、市販のシリコンベルト付きテールランプを装着することもできます。
カラーバリエーションは、全てマット系で10種類と豊富。JCF(日本自転車競技連盟)推奨マーク付きという安全性の高さもポイントです。
オージーケーカブト「シクレ」
道路交通法改正以前から、ヘルメット着用の啓発活動を行ってきたカブトが発売した、女性向けハットタイプのヘルメット。自転車用SG基準の認定品で、後部にはリフレクターを装備しています。54~57cmの1サイズ設定で、重量は350gという軽量コンパクト設計であることもうれしいポイントです。
本体と同色系のリボンはアクセントとしてだけでなく、走行中のばたつきを抑えるという役目も。日差しを遮りつつ視認性も確保するという、国内シェアトップを誇るカブトならではの工夫が随所に見られます。
ウベックス(UVEX)「シティ 4」
ウベックスは、ドイツ・バイエルン州を本拠地とする欧州最大のアイウェア&ヘルメットブランドです。「シティ 4」は、その名の通りタウンユースをコンセプトとしたファッショナブルなヘルメットで、ドイツ国内で生産されています。
サイズは55~58cm(300g)と58~61cm(340g)の2種類で、欧州の安全基準であるCEマーク(EN1078)を取得しています。ベンチレーションの数は10個で、後頭部には着脱可能なLEDライトが付属。高さと幅の両方が調整可能なアジャスターや、反射材入りのストラップなど、上位モデルと同等の装備を実現している点に注目です。
アブス(ABUS)「HUD-Y ACE」
アブスは、1924年にドイツで創業したセキュリティブランドで、自転車用ロックでは欧州最大シェアを誇ります。近年はヘルメットも手掛けるようになり、こちらも街乗り用において欧州シェアトップとなっています。
「HUD-Y ACE」は、後頭部にLEDランプを標準装備しています。磁力で帽体に固定されているため、スピーディに取り外して、USBケーブルで繰り返し充電が可能です。近未来的なスタイリングと色使いは、国内ブランドとは一線を画しています。
ジロ(GIRO)「ケイデン ミップス2」
ジロは、1985年にカリフォルニア州で創業した米国ブランドで、多くのトップアスリートに支持されています。「ケイデン ミップス2」は、スーツスタイルにも似合う、シンプルでスマートなフォルムが特徴と言えるでしょう。ミップスとは、アクシデント時に生じる回転エネルギーを分散させる、多方向衝撃保護システムのこと。欧州の安全基準であるCEマークを取得しています。
サイズはM(55~59cm)とL(59~63cm)の2種類。世界標準規格のグローバルフィットのため、日本人の場合は横幅がやや狭く感じることもあります。購入前に、フィット感を確認しておきましょう。
カポル(Capor)「スピーリオ」
カポルは、日本パレードと公益財団法人 東京しごと財団が共同で開発したヘルメットブランドです。すでに10年以上の歴史があり、シニアのヘルメット着用率をアップさせたいとの想いから誕生しました。CEマーク(EN1078)に準拠しているほか、交通傷害保険(死亡保険金100万円)も付帯しています(※条件あり)。
ラベル(lovell)「カスク」
ラベルは、2013年に誕生したファッショナブルなサイクルアパレル&パーツブランド。主力商品は簡易型ヘルメットの「カスク」で、往年のロードレースで使われていた製品を現代的にアレンジしたものです。
SGやCEなどの安全基準は満たしていませんが、未着用の状態よりは安全性は高いでしょう。サイズはS(52~56cm)、M(57~60cm)、L(60~63cm)の3種類で、親子でコーディネートすることもできます。
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