「バイク用スマホホルダー」おすすめ5選 モーターサイクルジャーナリスト厳選 ツーリングをより便利で快適に【2023年2月版】
バイク用スマホホルダーのおすすめ商品を紹介します。
スマートフォンの地図アプリをナビ代わりに使うライダーが増えています。そうしたニーズを受けて、スマホをハンドル周りに装着する専用ホルダーが各ブランドから続々と登場し、二輪アクセサリー市場を賑わせています。
一方で、バイク特有の振動がスマホのカメラ機能に影響を与えることが指摘されるようになり、対策アイテムも増えています。
ここでは、バイク用スマホホルダーのおすすめ商品を紹介します。ぜひ自分に合うものを見つけてみてください。
大屋雄一
モーターサイクル&自転車ジャーナリスト。短大卒業後、好きが高じて二輪雑誌の編集プロダクションに就職し、6年の経験を積んだのちフリーランスへ。ニューモデルの試乗記事だけでもこれまでに1500本以上執筆し、現在進行形で増加中だ。また、中学~工高時代はロードバイクにものめりこんでいたことから、10年前から自転車雑誌にも寄稿している。キャンプツーリングも古くからの趣味の一つであり、アウトドア系ギアにも明るい。
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バークランプ式が一般的、セパハン車はマウントステーを追加
バイク専用のナビゲーションシステムも存在しますが、ほとんどのライダーはツーリング等においてスマホの地図アプリを利用し、音声による道案内をBluetooth接続のインカムで聞きながら移動しています。視野を妨げない範囲で、見やすい位置にスマホをマウントするには、自然とメーターパネルの近く、つまりハンドル周辺に取り付けることになります。
スマホホルダーは、バーハンドルに対応したクランプ式が一般的です。スーパースポーツなどのセパレートハンドル車は、バー代わりになるマウントステーを追加したり、車種によってはステムの穴を利用した専用ベースを取り付けたりして対応します。
スクーターの場合は、マウントステーをミラーステーと共締めし、そこにスマホホルダーを固定する例が多いです。スマホホルダーはどの製品も調整範囲が広く、ライダーが見やすい角度に画面の向きを変えられるのですが、取り付け場所によってはハンドルを切ったときにカウリングと干渉するなどの問題が発生することも。汎用製品であり、全ての車種に完璧にフィットするわけではないので、十分に調べた上で購入しましょう。
バイク特有の振動や、猛暑下での利用にはくれぐれも注意を
Apple(アップル)は2021年9月、「バイクによる振幅の大きな振動により、iPhoneのカメラ機能のパフォーマンスが低下する可能性がある(出典:Apple)」と発表しました。エンジンの振動が伝わり続けるだけでなく、凸凹のある道では大きな衝撃を受けるため、バイクの環境はスマホに優しくありません。主に光学式手ブレ補正やオートフォーカス機能が影響を受けるので、最悪の場合カメラ機能が故障します。以前から、ライダーの間では共有されてきた問題です。
これを受けて、各ブランドが次々とスマホホルダー用の防振アイテムを発表しました。旅先で映える写真が撮れなくなったら一大事です。心配な人はぜひ導入しましょう。
加えて、振動によるカメラ機能の故障よりも多いのが、猛暑下におけるスマホのパフォーマンス低下。気が付いたら地図アプリがシャットダウンしていた、なんてこともあります。走行風で冷やされる位置に取り付けるなど、工夫する必要があります。
ながらスマホが厳罰化、画面の注視は事故に直結
2019年12月1日に道路交通法の一部が改正され、スマホやカーナビの注視などによる違反が厳罰化されました。携帯電話使用等(保持)違反の場合、二輪車の反則金は6000円から1万5000円へ、原付車は5000円から1万2000円へアップ。また、基礎点数は1点から3点に増えました(出典:大阪府警察)。地図を確認したり目的地を入力したりするのは、安全な場所に停車してから行うようにしましょう。
地図アプリを使いこなせるようになると、ツーリング先で道に迷うかもしれないという不安が一気に解消します。スマホホルダーは数千円から買えるので、ぜひ試してほしい便利アイテムの一つです。
おすすめの「バイク用スマホホルダー」はコレ!
デイトナ「スマートフォンホルダー +e(23012)」
バイク用品総合メーカーのデイトナは、以前からスマホホルダーのラインアップ拡充に積極的です。「+e」は、単なるスマホホルダーではなく、ワイヤレス充電のQi(チー)規格に対応しているのがポイントです。スマホをホールドするだけで充電準備が完了するので、乗降車の度にUSBケーブルを抜き差しする手間から解放されます。
一部にアルミパーツを使用しているのでホールド力が高く、さらに落下防止用のシリコンバンドが2本付属しているので、安心感は高いと言えるでしょう。Qi規格対応のスマホを持っている人はぜひ検討してみてください。
デイトナ「スマートフォンホルダー WIDE(92602)」
「WIDE」は「+e」と同じくデイトナの製品で、こちらはハンドル径22~29mmに対応する、比較的安価なスマホホルダーです。ハンドルバーのどこに取り付けても画面をライダー側へ向けられるように、左右方向への首振り機能を設けるほか、ボディは360度回転できるようになっています。
ホルダー部分は上下と左右方向だけでなく、厚みの調整も可能となっており、リリースボタンを押すだけで瞬時にスマホを取り外せるのが美点です。振動を軽減するバイブレーションコントロールデバイスが別売りで用意されていますので、スマホのカメラ機能を守りたい人は合わせて購入することをおすすめします。
SPコネクト「バイク用スマホホルダー モトバンドル」
SPコネクトは、世界70カ国の代理店を通じて販売されており、品質基準の高いブランドとして知られています。「モトバンドル」の最大のポイントは、2ステップでスマホを脱着できることです。ケース裏の凹みにマウント側のレールを差し込み、左右どちらかへ90度回せば固定されます。
マウント部には振動減衰システムが内蔵されているほか、別売りのアンチバイブレーションモジュールを組み合わせることで、さらに振動減衰効果を高めることも可能です。
スマートフォンケースとバークランプのマウントがセットになった製品で、22.2/25.4/28.6/31.7mmのハンドル径に対応。ケースはiPhoneの各モデルごとに用意されているので、自分の機種を確認した上で購入するようにしましょう。
サイン・ハウス「マウントシステム ABCセット商品」
2006年の発売以来、スマホホルダーのトップブランドとして君臨し続けている、サイン・ハウスのマウントシステム。純アルミよりも高強度・耐食性があるアルミA6061材を精密に削り出した上で、アルマイト(表面処理)加工を施すなど、仕上がりの美しさや強度において群を抜いています。どんなバイクにも使えるように、ホルダー(A)、アーム(B)、ベースパーツ(C)の3種類が別々に販売されており、使用するデバイスや車種に合わせて選べるようになっています。
ここで紹介するのは、そのA・B・Cパーツをあらかじめセットにした商品で、個別に購入するよりもお買い得となっています。スマホやバイクを買い換えたとしても、いずれかのパーツを変更するだけで使い回せるので、長く愛用しているライダーが多いのも納得です。
ラムマウント「Xグリップ&U字クランプ マウントセット」
1990年に米国で創業し、さまざまなガジェットに対応した製品をラインアップしているラムマウント。「Xグリップ」は、同社の代名詞的な存在であるスマホホルダーで、シンプルな構造ながらも、高い保持力を発揮します。車体側に取り付ける「U字クランプ」は、直径13~31mmのハンドルバーに対応しています。
XグリップとU字クランプをつなぐ標準アームはアルミ製で、中央にあるノブは、グローブを装着した状態でも操作しやすい形状となっています。落下防止用のテザー(ゴムバンド)も付属しており、安心感の高い製品と言えるでしょう。
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