【サクッと解説】発売目前! シャープの新フラッグシップモデルスマホ「AQUOS R9」を3つのポイントで解説【2024年7月版】
シャープは、フラグシップモデルである「AQUOS R9」を7月12日に発売します。デザイナーの三宅一成氏が設立した「miyake design」監修によるデザインに一新されており、従来シリーズと比べて印象がガラッと変わっています。ここでは「AQUOS R9」の特徴について、3つのポイントで注目の機能・概要をチェックしていきます。
シャープは、フラグシップモデルである「AQUOS R9」を7月12日に発売します。これまではハイエンドの「AQUOS R8」とフラッグシップの「AQUOS R8 pro」2ラインの展開でしたが、本シリーズからは「AQUOS R9」のみの展開となります。
デザイナーの三宅一成氏が設立した「miyake design」監修によるデザインに一新されており、従来シリーズと比べて印象がガラッと変わっています。
ここでは「AQUOS R9」の特徴について、3つのポイントで注目の機能・概要をチェックしていきます。
井上晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway
ライカ監修カメラを搭載も、1型センサーからサイズダウン
AQUOS R9はライカが監修したカメラを搭載しています。ただし、AQUOS Rシリーズの代名詞でもあった1型センサーの搭載は見送られ、1/1.55型のイメージセンサーが採用されています。
センサーサイズを追求する人にとっては物足りない仕様になってしまったかもしれませんが、その分価格が抑えられており、手を伸ばしやすい端末に仕上がっているのは嬉しいところです。
機能としては、光学式手ブレ補正や、被写体が物陰に隠れても動きを予測して追尾するオートフォーカス(AF)に対応。ブレやすい夜間撮影や、動きのある被写体の撮影でも、シャッターチャンスを捉えやすくなっています。
また本モデルは防水・防塵性能に加え、米国国防総省が定める物資調達基準のMIL-STD-810に準拠した耐衝撃性能を備えていることもポイント。シーンを問わずにカメラとして携行しやすく、安心して使える一台になっていることは見逃せません。
屋外でも見やすい画面と強化されたスピーカー
AQUOS R9のディスプレイサイズは、約6.5インチ。1~240Hzの可変リフレッシュレートに対応したPro IGZO OLEDディスプレイが採用されています。
このディスプレイは、新たに1500ニトの高輝度表示に対応し、直射日光下での視認性が向上。屋外で撮影した画像を確認したり、情報検索をしたりする際、日が差し込む車や電車の中で動画コンテンツを視聴したりする際などに、より見やすくなったと言えます。
またスピーカーについても、AQUOS史上最大サイズとうたうステレオスピーカーが搭載されました。それぞれの音が干渉しないように、スピーカーの配置が、本体内部の機構から独立させたBOX構造として工夫されており、迫力とクリアさを両立していることがポイントです。
一方、デザイン刷新に伴いイヤホンジャックは廃止されました。その分、端末が薄くなり、バッテリー容量もフラッグシップモデルであったR8 pro並みにアップしています。
メモリの強化と新しい冷却機構
プロセッサーには、フラグシップ向けのSnapdragon 8ではなく、それに次ぐSnapdragon 7+ Gen 3 Mobile Platformが採用されています。一方、メモリは12GBと大容量で、前モデルの約1.5倍に増えました。
メモリが不足する際には、ストレージから最大8GB分を一時的に仮想メモリ化することも可能です。こうした強化により、ゲームや動画、SNS、ブラウザなどの複数アプリを切り替えながらでも快適な動作が期待できます。
さらに、放熱システムには、AQUOSシリーズとしては初めて、内部で液体と蒸気を循環させることで熱を拡散するベイパーチャンバーが採用されています。動画撮影やゲーミングなどが長時間続くシーンでも、パフォーマンスが下がりにくくなっている点にも注目です。
販路と価格について
本モデルは7月12日に発売予定。NTTドコモとソフトバンクから発売されます。
価格は、ドコモ版が11万7040円(税込み、以下同)、ソフトバンク版が12万4560円です。
SIMフリーモデルモデルの発売日は未定ですが、想定価格は10万円前後と言われています。
最近のハイエンドスマートフォンとしては非常にお手頃な価格。発売が待ち遠しい一台だと言えるでしょう。
無料でお試し 音楽聴き放題!
Apple Gift Cardで、楽天ポイントがたまる・使える!
Google Play ギフトコードで、楽天ポイントがたまる・使える!
おすすめのスマホ記事はこちら!
関連記事
【買って良かった】東レの高強度素材「鎧布」を使ったサコッシュの丈夫さが異常だった話 10年使ってもキズ・ヘタレ無し
「サコッシュ」は取り回しが良いだけでなく、ファッションのアクセントにもなる便利なバッグです。とはいえバッグは普段から持ち歩くものなので、丈夫さや収納性は妥協したくないところ。筆者が長年愛用しているのが東レの高強度素材「鎧布(GAIFU)」を使用したサコッシュです。SIMフリーで買える「Snapdragon 8 Gen 2」搭載スマートフォンおすすめ4選 7万円で買えるフラッグシップ級の高性能・多機能モデルも【2024年6月版】
「Snapdragon 8 Gen 2」は、米クアルコム(Qualcomm)のハイエンドスマートフォン向けプロセッサーです。後継の「Snapdragon 8 Gen 3」搭載機もすでに市場に出回っていますが、Snapdragon 8 Gen 2搭載機を選ぶメリットも実はまだまだありそうです。ここでは、「Snapdragon 8 Gen 2」の概要と、搭載したおすすめスマートフォンを紹介します。今売れている「SIMフリースマートフォン」ランキング10選&おすすめ XiaomiのSnapdragon 8 Gen 2搭載7万円切りのモデルがTOP3に【2024年6月版】
「SIMフリースマートフォン」は、好きな通信事業者(キャリア)や格安SIM(MVNO)を使えるほか、本体契約の縛りがないメリットがあります。また機種変更を検討する際、契約しているキャリアが取り扱うスマートフォンに使用したい端末がない場合にも選択肢を広げてくれます。ここでは、「SIMフリースマートフォン」のAmazonでの売れ筋ランキングと、ピックアップしたおすすめ商品を紹介します。普段使いしやすい「防水スニーカー」おすすめ4選 ゴアテックス搭載モデルをピックアップ/ニューバランス、ナイキ、コンバースの名作が防水仕様に【2024年6月版】
「防水スニーカー」は、雨の日やアウトドアで活躍するだけでなく、靴の中の蒸れを排出する透湿機能に優れたものが多いため、普段使いでも快適な履き心地を得られるアイテムです。ここでは、履き心地と使いやすさを両立する普段使いしやすいデザインの「防水スニーカー」おすすめモデル4選を紹介します。チタン素材採用「腕時計」おすすめ4選 モンベル×プロマスターコラボなどセイコー、シチズンの電波ソーラーモデルをピックアップ【2024年6月版】
素材にチタン(チタニウム)を使用した腕時計は、一般的なステンレス素材と比べて軽く、金属アレルギーも起こしにくいなど、さまざまなメリットを持っています。ここでは、ケースやバンドの素材にチタンを採用した「腕時計」のおすすめモデルをピックアップして紹介します。おすすめ商品を参考にしながら、自分に合ったものを見つけてみてください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.