「こんなちょっとしたことで良いの?」FPがすすめる「誰でも手軽にできる節電方法」7選【2025年8月版】(1/2 ページ)
ここでは「誰でも手軽にできる節電方法」を7個まとめました。電気代が気になる人は、ぜひ実践してみてくださいね。
光熱費の高騰が続く中、「少しでも電気代を安くしたい」と節電に取り込む家庭は多いと思います。とはいえ、この季節にエアコンを使わないといった極端な節電は、生活の質を下げるだけでなく、健康を害する危険もあるのでやめましょう。
ここでは「誰でも手軽にできる節電方法」を7個まとめました。電気代が気になる人は、ぜひ実践してみてくださいね。
石倉博子
ファイナンシャルプランナー(1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP認定者)。
“お金について無知であることはリスクとなる”という私自身の経験と信念から、子育て期間中にFP資格を取得。実生活における“お金の教養”の重要性を感じ、生活者目線で、分かりやすく伝えることを目的として記事を執筆中。大学では美学美術史と油絵を学び、文学と造形の学士を取得。しかし今は芸術とは程遠いお金の計算に情熱を燃やす人間になっている。伏線がきれいに回収された小説を読むのが好き。
誰でも手軽にできる節電方法1:エアコンは自動運転・風向水平に
夏場の電力使用量の約4割がエアコンです。一日中つけっぱなしの家庭も多いでしょう。エアコンは、運転開始時が最も電力を消費し、設定温度に達した後は電力消費は抑えられます。
暑いからといって「強」運転にし、そのままの状態にして部屋を冷やし過ぎていませんか。「自動運転」にすれば、エアコンが温度を感知して自動で調整してくれるので、無駄な電力消費を抑えることができます。
また、空気は暖かいと上に、冷たいと下に行く性質があるので、エアコンの風向きは水平(上向き)にすると部屋全体を効率よく冷やすことができます。
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誰でも手軽にできる節電方法2:すだれ、よしず、遮光カーテンで冷房効率アップ
先述したとおり、夏場はエアコンが家庭内で最も電力を消費するため、無駄に部屋を暑くしないようにして、冷房効率を上げることが最も節電になります。
夏の冷房時に入り込む熱の73%が、窓や扉などの開口部からと言われています(出典:政府広報オンライン)。強い日差しが入ってくる時間は遮光カーテンを閉めたり、すだれやよしずを利用したりすると、日差しを遮って窓からの熱の侵入を防ぐことができます。
また、室外機に直射日光が当たるのも冷房効率が下がる要因になるので、日陰に設置するか、よしずを立てかけて日陰を作るとよいでしょう。
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誰でも手軽にできる節電方法3:掃除
日々の掃除も、節電につながります。次の3つをぜひやってみてください。
- エアコンのフィルターを掃除する
- 経済産業省資源エネルギー庁によると、月に1回か2回のフィルター掃除で、年間の電気代を約990円節約できます(出典:資源エネルギー庁「家庭向け省エネ関連情報」)。
- テレビ画面のホコリを取る
- テレビは画面の明るさを下げると節電になります。テレビ画面が暗いと思ったらホコリのせいだった……ということもあるので、ホコリを取ってきれいにすれば画面の明るさを下げられるかもしれません。
- 照明カバーを掃除する
- 同じように照明カバーについているホコリで、実際より部屋が暗くなっている場合があります。照明カバーをきれいにしたら部屋が明るくなって、2つ使っていた照明が1つで済むケースもあります。
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誰でも手軽にできる節電方法4:冷蔵庫は「詰め過ぎない」、冷凍庫は「隙間なく詰める」
冷蔵庫に食材を詰め過ぎると、吹き出し口から出る冷気の循環が妨げられ、庫内温度が上昇することがあります。庫内温度が上昇すると余分な冷却運転が必要となります。
一方、冷凍庫に入れる食材はすでに凍っているものなので、隙間なく詰めることで、凍った食品同士が保冷剤の役目を果たし、省エネ効果が高まります。その際、立てて収納すると食材が一目で確認できるので、取り出すときに余計な時間を取られず、冷気が逃げるのを防ぐことができます。
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誰でも手軽にできる節電方法5:洗濯乾燥機は量を減らして乾燥時間を短く
洗濯乾燥機の電気代は9割が乾燥時のものなので、いかに乾燥時間を減らすかが節電のカギになります。洗濯はまとめて洗えば洗濯回数が減るので節電になりますが、乾燥は容量が多いと乾くまでに時間がかかり、余計に電気代がかかってしまいます。なるべく自然乾燥をさせて、乾燥機の稼働時間を減らすようにしましょう。
また便利グッズとして、ウールでできた「ドライヤーボール」を乾燥させたい衣類と一緒に入れると、洗濯物がふんわり仕上がり、乾燥時間を短縮できる効果があるそうです。試してみるのもよいかもしれません。
誰でも手軽にできる節電方法6:食洗器の乾燥機能は使わない
食洗器(食器洗い乾燥機)の電気代も、洗浄時よりも乾燥時の方が電気を使います。そのため乾燥機能をオフにして、洗浄が終わったら扉を開けて自然乾燥させると、電気代を節約できます。高温洗浄ができる機種なら、すぐに扉を開けても余熱によってある程度乾かすことができます。
30分の乾燥をカットできれば、1回約17円節約できるので、1日1回食洗器を使うとすると、年間で約6120円節約できます(ヒーターの消費電力1100Wの製品の場合)。
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誰でも手軽にできる節電方法7:スイッチ付き電源タップを活用
電化製品には、電源スイッチを切っていても微量の電力を消費するものが多くあります。これを「待機電力」といい、テレビやエアコン、パソコン周辺機器などは待機電力量が多いとされています。
資源エネルギー庁の調査によると、家庭の消費電力量の約5%を待機電力が占めるとされています(出典:資源エネルギー庁「平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業 (待機時消費電力調査)報告書概要」)。
待機電力を削減するには、個別にコンセントを抜く必要がありますが、いちいち抜いていられない場合は、スイッチ付きの電源タップが便利です。パソコン周りは特に電源が集中するので、スイッチ付きの電源タップに集約すれば、一括で電源オフができます。
まとめ
節電と聞くと「我慢」や「面倒」と感じるかもしれませんが、ここで紹介した方法は、ちょっとした工夫で生活の質を落とさずにできるものばかりです。こうした節約は、一つ一つはわずかでも、年間で見ると意外と大きな金額になります。
家計改善は小さな積み重ねがカギです。できることから少しずつ取り入れてみてくださいね。
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