入手しやすくなった？　「Amazonで購入できそうなガンプラ」をチェック【2025年12月版】（1/2 ページ）

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コロナ禍が収束しバンダイ新工場も稼働

　とにかく品薄で入手が難しい状態が続いたガンプラですが、わずかながら入手が比較的に容易になってきた兆しが見えています。筆者はいわゆる「パチ組み」でのみガンプラを製作するライト層ですが、時間ができた時に組むガンプラが欲しいので、街に出た際には必ず家電量販店のガンプラコーナーをチェックするようにしてきました。

　ここ数年は店頭では高額なPGがいくつかと、しばらく最新作であった「水星の魔女」のモデルがちらほらとみられる以外には、RGのガンダムエピオンが積んである…といったさみしい状態でした。ところが最近では、最新作の主人公機「GQuuuuuuX」が店頭に積まれたのを目撃したほか、EG（エントリーグレード）はコンビニでも見かけるようになり、以前とは販売される数も販売経路も大きく拡大したように感じます。

　この背景としては、第一にコロナ禍が収束し、過熱しすぎた需要がある程度落ち着いたからと考えられます。また、製造元であるバンダイは生産能力の増強に力を入れており、ガンプラを生産する「バンダイホビーセンター」の新工場が、2025年7月24日に稼働を開始しています。まだ稼働して間もないですが、その影響が出始めているのではないでしょうか。なお、この新工場は、生産体制の安定化と増産を目指しており、2026年度の本格稼働時には、2023年度比で約35％の増産が可能になる見込みで、さらなるガンプラの安定供給が期待できそうです。

　Amazonにおいても希望小売価格以下で入手できガンプラが見かけられるようになっています。Amazonで割引価格のガンプラを探すには、販売元が「Amazon.co.jp」の商品だけを表示するのが有効です。Amazonの検索窓から検索したい商品に関するキーワード（今回の場合は「ガンプラ」）を入れて検索し、URL末尾に「&emi=AN1VRQENFRJN5」（すべて半角）を追加して検索すればOKです。

　それでも価格が心配な場合には、バンダイのホビー公式サイトなどでメーカー希望小売価格を調べて、そちらと比較してから購入するとよいでしょう。ちなみにAmazon検索にはほかにも便利な裏ワザがあるので、併せて使ってみるのも楽しいかもしれません。（関連記事：こんな裏技があったんだ！」　Amazonでのお買い物が便利になる検索テクニックで快適なショッピングを楽しもう！）

パーツ差し替えで変形できるゼータのHG｜HGUC -GUNPLA EVOLUTION PROJECT- 機動戦士Zガンダム ゼータガンダム

　ガンプラで最もスタンダードなグレードが「ハイグレード」＝「HG」（1/144スケール）です。最近、店頭で見かけられるようになってきたガンプラも、主流はHGのものといえる状況です。Amazonで希望小売価格以下のガンプラを探してみると、こちらもやはり主流はHGで、MGやPG、RGはあまり見かけません。

　筆者も数日前にAmazonで「HGUC ゼータガンダム」を見つけて、すぐに入手できました。こちらはもともとある程度は入手しやすい製品でしたが「Amazonで希望小売価格以下」というインパクトは強いのではないでしょうか。原稿執筆時も「在庫あり」となっており、価格は1871円（税込、以下同）。希望小売価格は2420円ですのでだいぶお得に入手できました。

　HGUC ゼータガンダムは、2018年9月1日発売のモデルで、こちらは2020年のガンプラ40周年に向けた新プロジェクト「GUNPLA EVOLUTION PROJECT」第1弾として登場したもの。各形態におけるベストなプロポーションとウェイブライダーへの差し替え変形機構を採用するという制約の中で「可動」を追求し、劇中イメージに近いポージングを実現しています。人気の武装である「ハイパーメガランチャー」も含まれているので、その点でも魅力の高いモデルではないでしょうか。

　1/144スケールのゼータガンダムには、RG（リアルグレード）もあり、そちらはパーツ差し替えのない完全変形モデルですが、「ガンプラ史上もっとも壊れやすい」との評価もあり、判断の分かれるところです。なお今回、Zガンダム系のガンプラでは「百式」も購入可能でしたので、そちらもおすすめです。

最新作の主人公機を手に入れるチャンス？｜HG GQuuuuuuX

　全体的に主人公機が入手しやすく、量産型が入手しにくい傾向が強いのがガンプラ。最新作の「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」のガンプラでもその傾向が強く、今回も「HG GQuuuuuuX」が入手可能となっていました。筆者としては大きな話題となった「ゲルググ スガイ機」が欲しいのですが、残念ながら今回の調査ではプレミアム価格となっています。

　細部までを精密に再現したモデルで、特徴的な機体フォルムを忠実に再現。胴体、股関節など各部関節の可動によりダイナミックなアクションポーズが可能です。バックパックはフレキシブルに可動、様々な角度で表情がつけられます。ジークアクスを象徴するトメノスケ・ヒート・ホークやビーム・ライフルなど、バリエーション豊かな各種武装が付属しているのもうれしいポイント。コアファイターはパーツ差し替えで分離形態を再現可能、頭部もパーツ差し替えで展開状態と非展開状態を再現できます。

　筆者はヨドバシカメラの店頭で入手しましたが、Amazonでは今回、1430円の価格がついていました。原稿執筆時にはヨドバシカメラの通販サイトであるヨドバシ・ドット・コムでも購入可能となっていますので、いま最も入手しやすいガンプラかもしれません。

　なお、今回の調査では、サイド6の軍警察が治安維持の名目で配備している「軍警ザク」と、ジークアクスの2号機とされる「GFreD（ジフレド）」も販売を確認できました。軍警ザクは希望小売価格が2200円のところ、同じ2200円、GFreDは2530円のところ2450円でした。

手軽な気分転換にもおすすめの「EG」｜ENTRY GRADE RX-78-2 ガンダム

　ガンプラには、HG・MG・PG・RGといった本格的なプラモデルのほかに、手軽さを徹底させた「エントリーグレード」＝「EG」も存在します。EGは初めてガンプラに触れる人や久しぶりにガンプラを組む人にピッタリのモデルで、特にニッパーを使わず手でパチパチと簡単に折れる「タッチゲート仕様」には驚かざるを得ません。

　今回のAmazon調査では、王道中の王道ガンプラである「RX-78-2 ガンダム」のEGが購入可能となっていました。655円という価格も入手困難なガンプラの中にあって、驚くべき低価格と言わざるを得ません。筆者はこちらをセブンイレブンの店頭で偶然入手しましたが、小学生の頃に街のおもちゃ店でガンプラを運よく入手したときの、あの懐かしいうれしさがよみがえりました。

　EGは本当に組み立ての手軽さが魅力で、早い人であれば1時間もかからずに組み上げられます。筆者はEGのνガンダムを入手し、居酒屋で友人と飲みながら組みました。腕や足などを手分けして、会話を楽しみながらのガンプラ製作は、一人でじっくりHGやMGを組み上げる時とはまた違った楽しさがあり、また是非チャレンジしたいところです。

　EGのRX-78-2は、今回の通常Ver.以外に、ハイパーバズーカやビームサーベルが付属した「フルウェポンセットVer.」と、ビームライフルとガンダムシールドが付属せず、ボックスではなく袋に入った「ライトパッケージVer.」もありますが、いずれも現在は高額でAmazonでの入手はおすすめできません。一方、筆者が友人と楽しく制作した「νガンダム」が1040円で見つけられました。νガンダムは2026年1月にフィン・ファンネルを含めたオプションパーツセットが発売される予定なので、そちらも後々狙ってみてもいいかもしれません。

＊2025年12月24日16時現在、「ENTRY GRADE RX-78-2 ガンダム」「ENTRY GRADE νガンダム」は、それぞれAmazon販売・発送の在庫はありません。

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