2020年もはや1カ月を経過しました。これからの2〜3カ月は、進学や進級、就職、転職といった新生活に踏み出す人が多くなる時期です。
それに合わせて、心機一転、携帯電話を買い換えようと考えている人も少なくないと思います。そこで携帯電話ショップの店員さんから「新しい料金プランがありますよ」と勧められることもあるでしょう。
店員さんからの声がけの有無はともかく、「最近携帯電話料金が高いなぁ……」と思うことがあるなら、料金プランが自分に合っているのかどうかチェックするべきです。
この記事では、auのスマートフォン向けのプランが自分に合っているかどうかを検討する上で確認したいポイントを3つ紹介します。合わせて、現行の主要プランもチェックしましょう。(料金は全て税別です)
現行のauのスマホ向け料金プランは、「音声通話」「データ通信(データ定額)」「ネット接続」の3サービスがセットです(別々に契約する必要がありません)。その月額料金を一番大きく左右するのがデータ通信量です。
スマホで動画をたくさん見るなら、auならスマホ単体でのデータ通信容量が無制限(※1)の「データMAXプラン」シリーズがあおすすめです。自宅や出先にWi-Fi(無線LAN)がなくても安心です。ただし、スマホ単体でデータ通信がし放題になっている分、月額料金は高くなります。
「データ通信で多用するのはSNS!」という人なら、特定のSNSに関するデータ通信が通信量にカウントされない「auフラットプランプラスN」がおすすめです。その他の通信の月間データ通信量は7GBとなります。
一方、毎月データ通信量が変動するという人、あるいは月間のデータ通信量が少なめという人はデータ容量に応じて月額料金が変動する「新auピタットプランN」がおすすめです。
なお、auの「データチャージ」(容量超過時の追加購入)は、500MBが550円、1GB以上が1GB当たり1000円です(「1GB」「3GB」「5GB」の選択肢があります)。データチャージの購入頻度が多い人、あるいは「auピタットプラン」シリーズで容量が最大ステップまで行く月が多い場合は、データMAXプランシリーズ、あるいは「auフラットプラン」シリーズを選ぶことを検討しましょう。
データ通信量はWebの「My au」、またはスマホの「My auアプリ」「デジラアプリ」で確認できます。「料金が高すぎるなぁ……」と思ったら、必ずチェックしてみてください。
(※1)テザリング(インターネット共有)、データシェアや海外ローミング(世界データ定額)の利用時はプランに応じた月間データ通信量が定められています。スマホ単体でも、短時間で大量のデータ通信をしたり長時間連続したデータ通信をしたりすると、通信速度に制限をかけられる場合があります
米国発祥のネット動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」。オリジナル映像作品が充実していることが特徴で、日本発のコンテンツも少なくありません。とりわけ、最近は解散が決まっているアイドルグループのドキュメンタリーが話題となっています。
このNetflixを楽しみたい人におすすめなのが、一部のプランに付帯する「Netflixパック」です。これが付帯するプランでは、Netflixの「ベーシックプラン」(月額800円:SD画質・同時視聴不可)を追加料金なしで利用できます。ミドルレンジ(中位)のスマホで視聴するなら、これで十分です。
画質が向上し同時視聴数も増える上位プランを使いたい場合は、以下の追加料金を支払うことで対応できます。
スマホも携帯電話。特に仕事でも使っている場合は通話をよくする人もいると思います。
現行のスマホ向け料金プランでは、一部を除いて電話(音声通話)の料金は従量制、つまり通話した分だけ料金がかかります。通話料金は「30秒当たり20円」(※2)ですが、「家族割」のグループに入っているau携帯電話宛の通話は無料です(※3)。
日本国内の電話番号宛の通話が多い場合、定額で国内通話を(準)定額利用できるオプションサービス「通話定額ライト」「通話定額」を検討してみましょう。
通話定額ライトは月額700円(契約開始から12カ月間は月額500円)の準定額オプションで、国内宛通話を5分以内の範囲で利用できます(※4)。5分を超過した場合は通常通りの通話料金がかかります。1カ月あたり17分30秒以上通話して、かつ1回当たりの通話時間が5分以内に収まる人におすすめです。
通話定額は月額1700円の定額オプションで、国内宛通話を時間無制限で利用できます(※4、※5)。1カ月当たり42分30秒以上通話する人におすめです。
(※2)衛星船舶電話宛の通話は「30秒当たり50円」となります。また、通話先の通信事業者が通話料金を定めている電話番号(「0570」「0180」で始まるものなど)宛の通話は、その事業者が定める通話料金がかかります
(※3)auが指定する定期契約(またはスマイルハート割引)を適用していない旧プラン加入者宛の通話は「通話料金30%引き(指定割併用時は60%引き)」となります
(※4)※2で挙げた通話先の他、auが別途指定する電話番号宛の通話は対象外です
(※5)月間744時間を超える通話は有料となる場合があります
2月1日現在、auのスマホで申し込める料金プランは以下の通りです。なお、月額料金は全て割り引き適用前のものです。2年間(12カ月間)の定期契約「2年契約N」を契約した場合は、月額料金から一律170円引きとなります。
スマホ単体での国内データ通信量が無制限に使えるプランです。Wi-Fiに頼らずスマホだけでたくさん通信したい人におすすめです。
なお、テザリングや海外ローミング時など、無制限対象外の通信は月間30GBまでの通信容量制限があります。
スマホ単体での国内データ通信量が無制限に使える上、Netflixのベーシックプランが付帯するプランです。データ通信をたくさんする、Netflixを楽しみたい人におすすめです。
ただし、このプランでは無制限対象外のデータ通信の月間容量制限が2GBと少なめです。テザリングや海外ローミングをそこそこの頻度で使う人は、先に紹介した「auデータMAXプラン Pro」を契約した上で、Netflixを別途契約した方が安上がりになる可能性もあります。
月間データ通信容量が7GBと非常に少なめではありますが、特定のSNSに関する通信が無制限で行えることが特徴です(※6)。2月1日現在、無制限対象となるSNSは以下の通りです。
以上のSNSを多用しているという人におすすめです。
(※6)投稿などに埋め込まれた動画や音楽に関する通信は無制限通信の対象外です。また、VPNやプロキシサーバを介した通信、テザリングを利用したスマホ外からのアクセスなど、無制限対象となる通信もあります
(※7)Facebook Messengerは対象外です
(※8)同アプリによるSNS送信は、通常通り「SNS送信料」がかかります
月間のデータ通信容量に応じて月額料金が3段階で変動するプランです。料金は以下の通りに変動します。
データ通信容量によっては、先に紹介したプランの方がベターです。しかし、毎月あまり通信しないことがハッキリとしている(常に1GB以下で済む)人、月によって通信容量が大きく変動する人は、このプランの方がおすすめです。
月間データ通信容量が20GBとなる固定容量プランで、月間データ通信容量が「4GB超20GB以下」になることが多い人におすすめです。
なお、このプランと後述する「auフラットプラン25 NetflixパックN」は、他のプランではオプション扱いとなっている通話(準)定額サービスがプランに内包されていて、その有無や内容次第で料金が以下のように変わります。
auフラットプラン20Nをベースに、Netfixのベーシックプランを付帯し、月間データ通信容量を5GBプラスしたプランです。auフラットプラン20Nがピッタリな人のうち、Netflixもよく使う人はこちらの方がお得になる可能性があります。
なお、このプランも通話(準)定額サービスがプランに内包されていて、その有無や内容次第で料金が以下のように変わります。
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