「パソコンディスプレイ」はさまざまな種類があるため、選ぶのが難しいと感じている人も多いのではないでしょうか。ゲーム用に特化したハイスペックのディスプレイから、テレワーク向きのものや持ち運べるモバイルタイプなど、種類やサイズによって価格も大きく変わってきます。
今回はテレワークにちょうどいい、限られたスペースでも設置しやすいパソコンディスプレイを紹介します。テレワーク用の場合、どのくらいのサイズや機能があると良いのか、選ぶ時のポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
まずは自分が使いやすいサイズを選ぶことが大切ですが、テレワークの場合、置けるスペースにも限りがあると思います。そこでおすすめなのが、20〜24インチサイズのディスプレイです。
例えば20インチのディスプレイは、設置スペースの目安が横幅45cm程度、24インチでも55cm程度のため、ノートパソコンと組み合わせて使いやすいサイズです。もちろんコンパクトなだけでなく、仕事で使う資料やデータを映す、効率的に業務を行う上では充分なサイズではないでしょうか。価格も2万円以内で購入できる商品が多く、種類も豊富なためテレワークにぴったりなサイズのディスプレイです。
さらにコンパクトなディスプレイを使いたい人や、持ち運んでいろいろな場所で作業したい人は、モバイルタイプがおすすめです。
サイズは13〜15インチのものが多く、タブレット間隔で持ち運びできるのが特徴です。また、パソコンとモバイルディスプレイの双方がUSB Type-C対応の場合、ケーブル1本で出力と給電できるのがポイント。デスク周りがすっきりしますし、外出先で使う場合も荷物が少なくて済みます。充電の心配がいらないのもうれしいですね。20インチ以上のディスプレイを置くのが難しい人は、モバイルディスプレイを検討してみてはいかがでしょう。
据え置き型のディスプレイの場合、高さや角度が調節できるタイプかどうか確認しておくと良いでしょう。ディスプレイの高さや角度は、目や肩の疲れに関わってくるので、気になる人は要チェックです。
画質は仕事メインで使う場合、解像度が1920×1080ピクセルのフルHD(フルハイビジョン画質)以上が望ましいでしょう。また液晶パネルには、光沢のあるタイプとそうでない非光沢があります。光沢があるタイプは色彩をきれいに映してくれますが、光が映りこんでしまうため、長時間仕事で使う場合は目が疲れやすくなるデメリットがあります。テレワークで使う場合は非光沢タイプのディスプレイがおすすめです。その他にも、ブルーライトカット、画面のちらつきを抑えるフリッカー対策など、目に負担がかからないように対策してあるディスプレイも多いので検討してみてはいかがでしょう。
最後にもう一点、機能面で注意して置くべき点は接続方法です。最近では映像と音の両方が1本のケーブルで出力できるHDMI端子が主流になってきています。しかし商品によってはHDMIに対応していないディスプレイもあるので、どの接続端子が使えるのか購入前にしっかり確認しましょう。
HPの「M22f FHDディスプレイ 21.5インチ」は、額縁の部分がほとんどないベゼルレスフレームですっきりとした印象を与えます。さらに超薄型パネルのため、限られたスペースでも圧迫感なく設置することが可能です。
角度調整、ブルーライトカット、非光沢パネルといった目の疲れに配慮した機能も搭載。また液晶は視野角の広いIPSパネルを使用しているため、斜めからでもきれいに見やすい作りとなっています。テレワークにはもちろん、映像鑑賞にもおすすめのディスプレイです。販売価格は1万4000円前後です。
Dell(デル)の「S2421HS 23.8インチワイドモニター」は、縦向きにも対応しているディスプレイです。幅を取らずに設置できるので、スペースに余裕がない場合でも縦置きができれば取り入れやすいのではないでしょうか。また、長い文章や資料を頻繁に扱う人は、縦向きだとスクロールの手間が省けるので便利です。
高さや前後左右の角度調整も可能なため、自分の使いやすさに合わせて設置できるのもうれしいポイント。スタンドは工具なしで組み立て可能です。ケーブルをすっきりとまとめられるスロットも付いています。販売価格は2万円前後です。
コンパクトなディスプレイを使いたい人には、アイ・オー・データ機器の「モバイルモニター 15.6インチ」がおすすめです。厚さ14mmで持ち運びにも適しています。
接続端子はHDMI(mini)、USB Type-Cを搭載。パソコンもUSB Type-C対応であれば、ケーブル1本で映像の出力と給電が可能です。PlayStation 4(PS4)やニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)などのゲーム機をつなげて楽しむこともできます。販売価格は2万5000円前後です。
LGエレクトロニクスの「フレームレスモニター 24BL650C-BAJP」は、据え置き型でUSB Type-C対応のディスプレイです。
対応パソコンとの組み合わせなら、電源と映像信号を1本のUSB Type-Cケーブルで接続できるため、デスク周りをすっきりさせたい人におすすめの商品です。画面の縦横の切り替えや、高さ、角度調整も可能なため、マルチな使い方ができるのも便利ですね。長時間使っても疲れにくい、自分の姿勢に合った設置ができます。販売価格は2万5000円前後です。
頻繁に持ち運びをして使う予定の人は、ウィンテンの「モバイルモニター WT-133H2-BS 13.3インチ」がおすすめです。
重さは約560g、厚さは約8.5mmと大変コンパクトなため、鞄にもしまいやすいモバイルディスプレイ。小さくてもフルHD、ブルーライトカット、非光沢パネル搭載で、画質の美しさにもこだわった商品です。画面の大きさよりも持ち運びのしやすさを重視したい人は、ウィンテンのモバイルディスプレイを検討してみてはいかがでしょう。販売価格は2万円前後です。
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