夏を迎え、そろそろサンダルに履き替えようと考えている人は多いかもしれません。サンダルなら、普通の靴よりも脱ぎ履きしやすいですし、蒸れを抑えることもできるので、少しでも涼しく過ごしたい夏場には欠かせないアイテムと言って良いでしょう。
とはいえ、ひと口にサンダルと言っても、タウンユースメインで使うものから、海やプールで使いやすいタイプ、しっかり足に固定できるタイプなど、その種類はさまざまです。そこで今回は、「メンズサンダル」に絞って選び方とおすすめのモデルを紹介します。
サンダルにはいろいろな種類がありますが、手軽さで選ぶなら「シャワーサンダル」か「ビーチサンダル」がおすすめです。どちらも足を通すだけで素早く履けますし、足の甲を押さえるアッパーの面積も少ないため、涼しさを感じやすいという特徴があります。
シャワーサンダルは、スリッパと似た形状をしているタイプです。お家のベランダで履いたり、スポーツシーンで履いたりするのが基本となります。アッパー部分におしゃれなデザインが施されているものも多く、ちょっとしたお出かけにも使えます。
ビーチサンダルは、草履に似た形状をしているタイプ。他のタイプに比べて、かなり開放的な作りになっており、最も涼しさを感じるタイプと言えます。頻繁に履いたり脱いだりする場合にピッタリで、名前の通りビーチやプールなど水辺で使うのに適しています。
ただし、どちらのタイプも繁華街など人通りの多い場所だと、ラフ過ぎる印象を与えてしまう可能性があるので、その点は注意しましょう。
「スポーツサンダル」は、面ファスナー等で留め具の長さを調整しながら足を固定できるタイプ。基本的に、指の付け根付近、足の甲、かかとの3カ所に留め具が付いており、長さを調整すればしっかり足にフィットさせることができます。
ソール部分が比較的厚めで、クッション性に優れているのも魅力の1つ。タウンユースとしても使えますし、海やバーベキューなどレジャーシーンでも使いやすいタイプです。
「コンフォートサンダル」は、タウンユースメインで使うのに適したタイプ。基本的に、指の付け根付近と足の甲の2カ所に留め具が付いており、足のサイズに合わせて長さを調整できます。
アッパー部分にレザー素材を使っているモデルや、留め具にベルトを用いているものも多く、全体的に落ち着いた雰囲気のデザインとなっています。価格はやや高めですが、このタイプなら人通りの多い場所でも問題なく履くことができるでしょう。
海やプールなど水辺でサンダルを履く場合は、合成樹脂のEVA素材を使ったモデルがおすすめです。EVAは水や汚れに強いという特性があり、シャワーサンダルやビーチサンダルなどに良く使われています。
EVAは弾力性や柔軟性にも優れているため、足に掛かる衝撃を吸収してくれます。一方、タウンユースメインで使うなら、上質な雰囲気が出るレザー製のモデルが良いでしょう。涼しさを感じながら、おしゃれも追求できます。
ちなみに、川遊びなど本格的なアウトドアシーンには、「シューズサンダル」がおすすめです。ところどころに穴が開いており、風が通りやすくなっていますが、スニーカーと同じような形で足全体を覆っているため簡単には脱げません。
フィット感や機動性に優れており、川の中に入ったり、アウトドアで不安定な場所を歩いたりするときに適しているタイプと言えます。
クロックスの「クロックバンド フリップ」は、ヒールの高さが約2.5cmのビーチサンダル。メイン素材にはゴム、ソールや裏地には合成樹脂が使われています。
足指を通すストラップ部分も含めて、全体的に柔らかい素材が使用されており、クッション性もあるので足に優しいモデルと言えます。防臭性を備えており、洗うことも可能なので、汗をかきやすい夏場でも臭いを気にせず快適に使えます。
サンダルの先端には、程よく足裏を刺激する突起が付いており、血行促進の効果も期待できます。販売価格は2700円前後です。
ザ・ノース・フェイスの「ベース キャンプ スライド 3」は、サイズ27cmの場合だと片足の重さが約124gのシャワーサンダル。スポーツの前後や日常生活でも使えるタイプのサンダルです。
足の甲を押さえるアッパー部分には、ザ・ノース・フェイスのマークがプリントされており、スタイリッシュなデザインに仕上がっています。ソールの端は中央に向かって傾斜しており、包み込むようにして足にフィットする形状になっています。
ソールには圧縮成型EVAが使われています。販売価格は5000円前後です。
テバの「Hurricane XLT2」は、3カ所のストラップで足を固定するスポーツサンダル。足の形に合わせてストラップを調整することができます。
ストラップには面ファスナーが付いており、長さを調整した後にファスナーで止めれば、足をしっかりとホールドできます。ソールにEVA素材を使用することで、クッション性を確保し、長時間履いても足に負担が掛かりにくくなっています。
タウンユースで使えるのはもちろん、足から外れにくいので動き回るアウトドアシーンにもピッタリです。販売価格は8600円前後です。
エドウィンの「サンダル EB1001」は、メイン素材に合成皮革を使用したコンフォートサンダル。全体的に落ち着いたデザインとなっており、タウンユースメインで使う人におすすめのモデルです。
ソール部分には天然コルクを使っており、足で圧力を掛けると、足の形に合わせて変形してくれます。先端には、指の付け根に沿う形でトウバーが付いており、かかとには深いヒールカップが設けられているので、足裏全体がソールにピタッとフィットします。
足になじみやすく、長時間履いても疲れにくい点はうれしいポイント。足を押さえるベルト部分は、長さ調整に対応しています。販売価格は3000円前後です。
キーンの「ニューポート エイチツー」は、川遊びなどアウトドアシーンで便利なシューズサンダル。スニーカーのような形状をしており、脱げにくいのが特徴です。
耐水性を備えているので、海や河原など水辺で動き回るのに向いています。ストラップを調整して足にフィットさせれば、不意に脱げてしまうような心配はないでしょう。
足全体を固定してはいますが、ところどころに隙間が設けられているため風通しは良く、涼しさも感じられるでしょう。販売価格は1万4500円前後です。
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