荷物の受け取りや書類提出の際に便利な「シヤチハタ(シヤチハタ印)」。インクを内蔵している点が特徴的で、別途朱肉を準備する必要がなく、シヤチハタ1つで押印が完了します。
実印や銀行印としては使えませんが、宅急便の受け取りや回覧のはんこ、社内書類の確認など、日常生活から仕事まで幅広いシーンで使うことができ、1つ持っておくと非常に便利です。今回は、そんなシヤチハタの選び方とおすすめの商品を紹介します。
フリーライターとして、家電、家具、アニメ等の記事を担当。大学時代から小説や脚本などの創作活動にはまり、脚本では『第33回シナリオS1グランプリ』にて奨励賞を受賞、小説では『自殺が存在しない国』(幻冬舎)を出版。なんでも書ける物書きの万事屋みたいなものを目指して活動中。最近はボクシングをやりはじめ、体重が8kg近く落ちて少し動きやすくなってきました。好きなのものは、アニメ、映画、小説、ボクシング、人間観察。好きな数字は「0」。Twitter:@kirimachannel
シヤチハタをインターネットで初めて買う場合、注文の流れがイメージできないこともあるでしょう。商品によって異なりますが、基本的には、まず本体を購入し商品が届いた後に、希望の印面(名前が刻印されている面)を申し込む形になります。
印面の注文は、ハガキに必要事項を記入して投函するか、インターネットの申し込みサイトから必要事項を入力して送信するか、いずれかの方法で申し込むのが基本です。印面が到着した後、本体に取り付けて、シヤチハタとして使えるようになります。
印面を申し込む際には、書体やインクの色を指定することができます。書体は、楷書、行書、れい書、古印、勘亭流(かんていりゅう)、クラフト墨、丸ゴシック、てん書など8種類前後から選べるようになっています。
インクは、黒、赤、朱色、緑、藍色、紫など6種類前後から選択可能です。用途をイメージしつつ、それに合った書体・色を選び、注文するようにしましょう。
シヤチハタも含め、はんこと言えば、キャップ付きのものを思い浮かべる方もいるでしょう。ただし、キャップ付きの場合、ふとしたタイミングに手を滑らせて、手の届かない家具の隙間などに入り込んでしまう可能性があります。
また、キャップ付きだと、はんこを押すときに、その都度キャップを外す必要があり、仕事で頻繁に使う場合は不便に感じることもあるでしょう。その場合は、「キャップレスタイプ」のシヤチハタが便利ですよ。
キャップレスタイプは、キャップが付いていない代わりに、先端にシャッターが搭載されているのが特徴で、押印のタイミングで自然にシャッターが開くようになっています。キャップを付けたり外したりといった手間が掛からず、片手で手軽にはんこが押せます。
日常生活はもちろん、仕事で毎日のようにはんこを押すという場合にも重宝します。もともとキャップがないので、キャップを失くしてしまうという心配もありません。また、ロック機能を使えば、持ち運んでいる最中に印面が飛び出るような事態を防ぐこともできます。
はんこを押す場面では、署名が必要なケースもありますよね。そんなときに便利なのが「ペン一体型」のモデルです。ペンの上部にはんこを搭載しているので、署名も押印も1本で完結します。
中には、黒ボールペンだけでなく、赤ボールペンやシャープペンシルを搭載している多機能モデルも存在します。1本で4役をこなしてくれるので、仕事中に持ち歩くものを減らしたいという場合にピッタリです。
その他、上部と下部の2カ所にはんこが付いている「ツインタイプ」もあります。9mmの認印と、6mmの訂正印を使い分けたいという場合に便利なタイプです。日常生活や仕事など、利用シーンを想像しながら、用途に合ったタイプを選択しましょう。
「キャップレス9 XL-CLN5/MO」は、キャップレスタイプのシヤチハタ。先端にウイングシャッターが搭載されており、押印のタイミングでシャッターが自動的に開きます。書体は8種類、インクの色は6色から好みのものを選択できます。
ロック機能付きなので、不意に印面が飛び出すような事態を防ぐことができます。透明な外枠にはフラット面が付いています。そのフラット面を下にして押印することで、真っすぐきれいに名前を刻印することができます。
ストラップホルダーが付いており、はんこを持ち運ぶ際に役立ちます。インク補充にも対応しているので、補充用のインクを用意すれば繰り返し使うことができます。
「プチネーム XL-P4/MO」は、携帯しやすい小型のシヤチハタ。ネックホルダーや携帯のストラップホルダーに装着し、シヤチハタを身に着けた状態で移動できます。
パッとすぐに取り出せるので、仕事で頻繁に押印するなどのケースにピッタリです。また、キャップはロック式なので、持ち運ぶ際にふたが外れてしまうリスクを軽減できます。印面の書体は8種類、インクの色は6色から選択可能です。
「ペアネーム XL-W1/MO」は、上下に2つの印面が付いているモデル。上部には認印として使える9mmの印面、下部には訂正印として使える6mmの印面が搭載されており、印鑑を使い分けたい方にピッタリです。
印面の書体は8種類、インクの色は6色から選択できます。クリップ付きなので、胸ポケットに引っ掛けて持ち歩けます。携帯する際に使えるストラップ穴も付いています。インクが切れたときは、カートリッジを交換することで、繰り返し使用できます。
「ネームペン プリモ」は、ボールペンとシヤチハタが1本にまとまったペン一体型のモデル。本体を右に回すことで、0.7mmのペン先が出てくる仕様です。
黒ボールペンが搭載されており、署名やメモを残す際に役立ちます。上部には直径9mmの印面が用意され、キャップを外して押印することが可能です。書体は8種類、インクの色は6色から選択できます。
インクが切れた際は、カートリッジの交換で対応可能。また、ボールペンも新しいものと交換することができます。
「ネームペン トリノ NP-TF3/MO」は、1本4役をこなす優れモノ。はんこはもちろん、黒ボールペン、赤ボールペン、シャープペンシルの機能が付いており、さまざまなシーンで活用できます。
多機能タイプなので、これ1本あれば押印から署名まで、幅広いケースに対応できます。クリップ付きなので、胸ポケットに入れて手軽に持ち運べます。印面の書体は8種類、インクの色は6色から選択できます。
インクが切れたときは、インクカートリッジの交換で繰り返し使用できます。また、黒・赤両方のボールペンの交換にも対応しています。
今売れている「多色ボールペン」10選 ストレスフリーな書き心地で、勉強や仕事がはかどる!【2023年1月版】
今売れている「多機能ボールペン」トップ10&おすすめ3選 高機能ペンでモチベーションアップ!【2023年1月版】
今売れている「筆ペン」10選 美文字が書ける! かすれない、毛先が割れにくいモデルが人気【2023年1月版】
今売れてる「多機能ボールペン」10選&おすすめ 仕事で使えるシャープなデザインや、名入れできるものが人気!【2022年11月版】
今売れている「ルーズリーフ」10選 効率的に勉強できる&さらさら書けるタイプが人気!【2023年1月版】Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.