最新ゲームとは別に、ゲームファンの心をひきつけてやまないのが「クラシックゲーム」や「レトロゲーム」と呼ばれるゲーム機です。
古くても人気が高いタイトルはさまざまなプラットフォームに移植されたり、リメイクされたりしているので、今日でも遊ぶことができます。また、昨今注目を集めているのが、発売当時のゲームを遊べる「クラシックゲーム機」です。今回は、懐かしいゲームの数々を遊べるミニクラシックゲーム機を紹介します。
古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。
ミニクラシックゲーム機は、当時のデザインはそのままに、本体を小型化した手のひらサイズのゲーム機です。機種ごとに復刻した人気ゲームタイトルを数多く収録し、テレビやパソコン用ディスプレイなどに接続して遊べます。
近年、ファミコンやスーパーファミコン、メガドライブ、プレイステーション(PS)といった名機がミニクラシックゲーム機として復活し、発売されました。残念ながら、そのほとんどは2023年3月の現時点では生産を終了しており、定価よりも高い値段で取引されている状況です。
このような状況ですが、過去の名作ゲームを楽しむ手段はあります。ファミコン・スーパーファミコン・ゲームボーイのゲームは、Nintendo Switchの「Nintendo Switch Online」、プレイステーション系のゲームは、PlayStation 5(PS5)では「PlayStation Plus」のクラシックスカタログなどでもプレイできます。また、PSおよびPS2のゲームはPS3でもプレイ可能というのも、クラシックゲームを楽しむための手段として覚えておいたほうがいいかもしれません。
クラシックゲーム機には、アーケードゲームを復刻しているものもあり、いくつかのモデルは現在でも入手可能です。いずれもコンパクトなモデルですので、気軽に遊べるのが魅力です。今回はそういったアーケードゲームのミニクラシックゲーム機や、さらに懐かしい「ゲーム&ウオッチ」のコラボレーション商品などを中心にご紹介します。
1987年発売のゲーム機「PCエンジン」の復刻モデルが、コナミデジタルエンタテインメントの「PCエンジン mini」です。現在でも入手可能なミニクラシックゲーム機です。
収録タイトルは、国内向けPCエンジンに加えて、海外向けモデル「TurboGrafx-16」のタイトルも含め、計58タイトルと特大ボリューム。『グラディウス』『スーパー桃太郎電鉄II』といった人気タイトルに加えて、カルト的人気の『超兄貴』や、戦術シミュレーションの入門に最適な『ネクタリス』といった、クラシックゲーム好きの心をくすぐるタイトルまで網羅されています。
PCエンジンは当時の日本電気ホームエレクトロニクス(NECホームエレクトロニクス)が発売元ですが、同社はすでに解散しているため、開発元のハドソンを吸収したコナミデジタルエンタテインメントがミニゲーム機として復刻しました。
タイトーの「イーグレットツー ミニ」は、1996年に登場したアーケードゲームを卓上サイズで再現し、1978年〜1997年にゲームセンターで活躍したゲームを内蔵したアーケード型のゲーム機。液晶画面を搭載しているので、本体だけでゲームを楽しむことができます。
スペースインベーダー、エレベーターアクション、チャックンポップ、バブルボブルなど、40タイトルの名作ゲームを内蔵。SDカードスロットに別売りの追加SDカードを差すことで、さらに多くのゲームを楽しむことができます。
拡張性も高く、別売りのコントローラーを接続できるコントロール端子を2基搭載しているほか、HDMI出力端子にテレビを接続することで大画面でのプレイも楽しめます。
90年代のゲームセンターに登場した、セガのアーケードゲーム機「アストロシティ」を6分の1サイズで忠実に再現した「アストロシティミニ」に続く、アーケードクラシックシリーズ第2弾。「アストロシティミニ V」には、縦画面ゲームの火付け役となった80年代から90年代のシューティングゲームを中心に22タイトルを収録しています。
海外でもヒットしたセガのクオータービューの3Dシューティング『ZAXXON』をはじめ、アーケード版の初移植となるタイトル『達人王』『アームドポリス バトライダー』『バトルバクレイド アンリミテッドバージョン』『ドギューン!!』『アウトゾーン』『デザートブレイカー』の6作品も収録しています。
HDMI接続による外部液晶ディスプレイの縦画面表示にも対応。ボタン1つで瞬時にゲームをセーブできる「かんたんセーブ」機能も搭載。快適にゲームの攻略や練習ができます。
任天堂の「ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ」は、1980年に登場した携帯型ゲーム機「ゲーム&ウオッチ」と『スーパーマリオブラザーズ』のコラボレーションゲーム機。ファミコン用ソフトとして発売した『スーパーマリオブラザーズ』、『スーパーマリオブラザーズ2』を、ゲーム&ウオッチの画面でプレイできます。
加えてゲーム&ウオッチの名作ゲーム『ボール』のマリオバージョンを遊べます。
タイトル画面で「とあること」をすると、マリオが何回ミスをしてもゲームオーバーにならないモードに変化。難しいコースでもマリオの残り数を気にせず、何度でも気軽にチャレンジできます。
ボタンひとつでマリオをイメージしたデジタル時計に早変わり。この「マリオ時計」では、時間帯などの条件に合わせて35種類の小さな「ヒミツイベント」が発生します。
『ゼルダの伝説』発売35年の節目に登場した、ゼルダタイトルが遊べる「ゲーム&ウオッチ」。ファミリーコンピュータ ディスクシステムで発売された『ゼルダの伝説』と『リンクの冒険』、そしてゲームボーイで発売した『ゼルダの伝説 夢をみる島』をプレイできます。
「とある方法」で、最初からハートMAX状態でプレイできるなど、より気軽に懐かしのゼルダを楽しむことが可能。ゲーム&ウオッチの3タイトル目として発売された『バーミン』も収録。キャラクターがリンクになった特別バージョンを遊ぶことができます。
ゲームを遊ばないときには、ボタンひとつで、初代『ゼルダの伝説』をテーマにしたデジタル時計に早変わり。『リンクの冒険』をテーマにしたショートタイマーも搭載されています。
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