オフィスでもおいしいコーヒーを飲みたい――コーヒー好きなら一度は思うことではないでしょうか。筆者もオフィスでおいしい1杯を飲むためにさまざまなアイテムを購入してきました。
ここでは、筆者がオフィスでもおいしく快適にコーヒーを楽しむために購入した無数のアイテムの中から買ってよかったと思うものを紹介します。
Fav-Log編集部員。学生時代はモノ系ブログを運営し、大学卒業後はモノ系媒体の企画営業としてスマートフォンやオーディオ製品のプロモーションに携わる。その後もコンシューマー向け媒体で、企画・進行として6年の経験を積んだのちFav-Log編集部へ。趣味のモノはカメラやオーディオをはじめとした家電・ガジェットや、自転車、ファッションなどデジタルからアナログまで多岐にわたり、気になった製品ジャンルはとことん調べるデータ収集タイプのオタク。
オフィスでおいしいコーヒーを飲むために重要となるのが、1杯でもおいしく淹れられることです。一度にたくさん淹れて保温しておくのは便利ですが、保温器を使えば煮詰まってしまうし、断熱容器に入れたとしても淹れたての風味は損なわれていってしまいます。
本当においしい状態のコーヒーを楽しむのであれば、時間が許す限り1杯ずつ淹れるのがベストです。
コレス(cores)の「C211BK」は、1杯専用に作られたドリッパーで少量でもおいしく淹れられます。
C211BKが採用するメタルフィルターはペーパーフィルターと違い、コーヒーオイルが多く抽出されるのが特徴。そのためペーパーフィルターとはまた違ったコクや香り、酸味が楽しめます。
さらにメタルフィルターの素材には“金”を使用しているので、金属臭さが移りやすいメタルフィルターの弱点も克服しています。
よりおいしいコーヒーを楽しむために重要なのが豆から挽くことです。豆だと粉の状態に比べて表面積が少ないため、空気に触れることによる劣化がおさえられます。豆から挽くことで鮮度が高く香り高いコーヒーを淹れることができます。
しかし、手動ミルだと手間だし、コンパクトな電動ミルは挽いた後のサイズがそろいづらいプロペラ式のものがほとんど。そんな悩みを解決してくれるのが、oceanrichの臼式電動ミル「G2」です。電動なので豆を入れてボタンを押すだけで自動で挽いてくれます。
ミルの構造として豆を挽いた後のサイズがプロペラ式よりそろいやすい臼式を採用し、刃には風味に悪影響を与える熱を発しにくいセラミックを使用。豆にダメージを与えず均一なサイズに挽くことができます。
500mlペットボトルを一回り太くしたようなサイズ感で、デスクに置いたりしまったりできるサイズとなっています。プロペラ式よりは静かですが、モーター音や臼で挽く音がそれなりにするので給湯室や休憩室で使うのがおすすめです。
ベトナム式ドリッパーはフィルタードリップとフレンチプレスを足して2で割ったような方式のドリッパーです。フィルターの役割を持つ皿とカップを重ねて、カップに入れたコーヒー豆の上にフレンチプレスのプランジャーのような中ふたを落とし、その上からお湯を注いで外ふたをしてコーヒーが抽出されるのを待つ――という使い方をします。
中ふたの重みや外ふたで蒸らされることで、濃い目に抽出されるのが特徴です。ベトナムコーヒーは、この濃い目に抽出されたコーヒーとコンデンスミルクを混ぜることで甘くてコクのある濃厚な味を楽しむ飲み方となっています。
ベトナムコーヒー本来の飲み方も大変おいしいのですが、筆者が評価しているのは万能に使える点。濃く淹れられるということは、お湯の量や蒸らし時間次第で薄くできるということです。
つまり、ベトナムコーヒーの適量からお湯の量を多くすればレギュラーコーヒーも淹れることができ、少しだけお湯を増やして氷のたくさん入ったカップに抽出すればアイスコーヒー、適量で抽出しコンデンスミルクではなく普通のミルクと合わせれば疑似カフェラテも作れます。
筆者がドリッパーをひとつだけ選べと言われたら、迷わずベトナム式ドリッパーを選ぶほど万能なコーヒーグッズとなっています。アルミ製とステンレス製のものがありますが、中ふたが浮かずに豆をしっかりおさえられるステンレス製がおすすめです。
ここまでのおすすめアイテムを見てきて、ハンドドリップすら面倒くさい――という人におすすめなのが、oceanrichの自動ドリップ・コーヒーメーカー「UQ-CR8200BL」です。
お湯を入れてカップに乗せてボタンを押すだけで、自動で蒸らしからドリップを開始してくれます。UQ-CR8200BLのドリップは、ハンドドリップを再現しており「の」の字を描きながら適切な湯量を垂らしていきます。自動で流速から流量まで制御してくれるので、素人のハンドドリップではまったく敵わないほどおいしいコーヒーを淹れることが可能です。
抽出中の音も静かなので、デスクでも問題なく使えるのも大きなメリット。手のひらサイズで245gと軽いので置き場所にも困りません。
見た目の雰囲気が最高な木製マグカップは、実用性にも優れたアイテムです。陶器よりも軽く落としても割れません。
また、ガラスのコップだと洗った後の水滴が水あかになったり、汚れが目立ったりしますが、木製マグカップは表面に水滴がつきづらく汚れも目立ちません。
さらに、熱伝導率が低いため熱いものを入れても持ちやすく、口当たりがソフトという長所もあります。マグカップを置くときに音が出にくいのもオフィスで使うには地味に便利な点です。
これだけ多くのメリットを備えた木製マグカップですが、弱点もあります。それは、木材の種類や表面加工によっては、飲み物を入れたまま放置したり洗わずに置いておいたりすると、シミが残ったりカビが発生したりする可能性がある点です。使い終わった木製マグカップはしっかり洗って水気を取るようにしましょう。
コーヒー専用で使わない場合は、電子レンジが使えない点もデメリットとなるので、その点も注意です。
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