ワークマンの「イージス防水防寒サーマルジャケット」は、ウォーキングやサイクリング、屋外での軽作業など、アクティブなシーンにマッチするアウター。ここではそのスペックについて詳しく紹介しましょう。
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ワークマンの「イージス」は、防水機能をテーマとするオリジナルブランドです。高機能なレインスーツや防水グッズにはじまり、バイクや釣り、キャンプなど、アウトドアシーンにも合うようにデザイン性も追求。さらに近年は、独自に開発した高機能透湿防水素材「イナレム」によって、防水性と透湿性を飛躍的に高めています。
今回紹介する「イージス防水防寒サーマルジャケット(3900円 税込、以下同)」は、そのイナレムこそ採用していませんが、耐水圧は20000mm、表地の透湿度は20000g/m2/24hと、ほぼ同等のスペックを有しています。
さらに縫製部分は、縫い糸から雨水が染み込まないように内側からシームテープでカバーしているほか、前合わせと胸ポケットには、浸水しにくい止水ファスナーを採用。つまり、ハイスペックなレインジャケットに比肩する仕様となっているのです。
中わたに採用されているのは、遠赤外線サーマルわたです。その名のとおり、遠赤外線効果によって保温力を高めるというもので、第三者検査機関によるテストにおいて、未加工わたに対してプラス6度の保温性が認められています。
この遠赤外線サーマルわたを身頃に使用し、さらにフリースの裏地によって保温力を高めたのが、イージス防水防寒サーマルジャケットなのです。表地には防水性・防風性もありますから、防寒性としてはかなり高いレベルにあります。実際、日差しのある日中などは、ダウンジャケットと同等かそれ以上に背中がポカポカと暖かく感じられます。
中わたが挿入されているのは身頃部分だけで、袖やフードには入っていません。「それだと寒いのでは?」と思われた方、半分正解です。実際、寒風が吹く環境でじっとしていると腕がしんしんと冷えるので、中にフリースなどを重ね着する必要があります。
一方、荷物の積み降ろしなど屋外で何かしら作業をする際、ダウンジャケットなどよりも腕が動かしやすく、しかも中わたが少ない分だけ軽量で羽織りやすいというのも見逃せません。
保温性を重視したジャケットを着て自転車に乗ると、最初のうちは暖かくても、次第に暑くなって汗冷えしてしまうことがありますが、このジャケットならそうした不快感を軽減できます。つまり、体を積極的に動かすようなアクティブシーンに適した製品で、さらにレイヤリング次第で防寒性を高められるという、汎用性の高さがポイントなのです。
ポケットは全部で5カ所。左胸のポケットには、衣服内の蒸れを軽減するためのベンチレーションが設けられています。フードはドローコードと芯材を使った本格的なもので、バイクや自転車などの乗車時に風でバタつかないよう、ロールアップできるようになっています。
袖口はラバー素材の面ファスナーによってしっかりと閉じることができるほか、裾にはシリコンテープによるずり上がりを軽減する工夫も。左肩の後ろには、夜間の被視認性を高めるリフレクタープリントもあるなど、これでもかと機能を詰め込んでいます。
カラーバリエーションはリバークレイジー、サーモンミックス、ミックスレッド、ミックスカーキ、ブラックの5種類。サイズはS/M/L/LL/3L(サーモンミックスはLL、3Lなし)です。
そろそろ春夏商品との入れ替え時期なので、必ずしも希望のカラーとサイズに出合えるかは分かりませんが、これだけ高機能なジャケットが3900円なので、探してみる価値は十分にあるでしょう。
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