筆者は2023年9月よりオーストラリアで生活しています。オーストラリアの滞在場所は1つではなく、各地を旅行しながら数カ月滞在してはまた旅行をして……といった形で、比較的転々として今に至ります。
短期の旅行から数カ月以上の長期滞在まで、海外に行くとなれば出国前の荷物の吟味は欠かせません。飛行機の荷物の重量制限も念頭に置いておく必要があります。
今回は、オーストラリアで半年生活をして分かった、「日本から持ってきて便利だったもの」を紹介します。
エンタメ全般が好きなライターです。ドラマや映画、アニメなど日本の作品が得意ですが、色々な国の作品も観ます。特に演技に注目して作品を観たり、記事を書いたりしています。
また、目標にしていた海外での生活も実現中。数年間は日本と海外での生活を楽しみつつ、現地のエンタメに触れるのが目標です。
結論からお伝えすると、パスポートやビザ、個人の体調管理に必要なものを除いて、この半年の生活で絶対に日本から持ってこなければならないものはありませんでした。ただしこれはオーストラリアに滞在している筆者の経験であり、意見です。
基本的に、オーストラリアでは日用品や衣類、化粧品、健康管理に必要なサプリメント・薬まで、日本と全く同じものを求めなければ、生活に必要なものは手に入ります。
とはいえ、同じ国でもさまざまな州や地域があるので、到着後すぐに都市部から離れたへき地に行くプランであれば事前の準備も必要です。
また、滞在先付近に買い物できる店舗がなかったり、営業時間が合わなかったり、海外での買い物に不慣れだったりする場合もあるでしょう。国によって状況が異なることもあり、出発時にしっかりとした準備が必要となります。
「速乾タオル」は、短期の旅行であっても1枚は持っていると便利です。速乾タオルとは、ポリエステルやナイロンなどの生地のタオルで、薄くてスペースを取らず、吸水性や速乾性に優れているタオルです。
滞在先にドライヤーがない場合は、髪が長い人は頭に巻いておくだけで吸水されます。乾きやすいので、手洗いしてそのまま干せるのも便利。料理をするときの布巾として、テーブルなどの簡単な拭き掃除などにも使えます。
ザ・ノース・フェイスの「トレッカーズポケットタオルS」は、軽量でありながら丈夫な速乾性に優れるタオル。専用の収納袋があるので、持ち運びにも便利です。
どの家庭にも、冷凍庫に「保冷剤」があるのではないでしょうか。どんなタイプのものでも良いですが、夏に海外に行く場合は保冷剤があると便利です。パッケージにデザインや柄があると、他の人とかぶらず見分けやすいというメリットがあります。
海外のスーパーでは、日本のように保冷剤や氷のサービスがないことが多いです。冷凍食品などを買う場合は、自分で保冷剤を持っていく必要があります。
他にも使い道はあります。オーストラリアは乾燥がひどく、夏場は日本ほど汗をかかないので、身体の内側に熱がこもってしまい、1日中身体が火照っていることがありました。首元を冷やすだけで非常に過ごしやすくなります。
観光の中で運動をする人や、頭痛、発熱など急な体調不良にも保冷剤は役立ちます。大量に持っていく必要はありませんが、1つあると便利です。
アイスパワーの「保冷剤」は、凍らせる前に水を入れるタイプなので、持ち運ぶ際の重さを軽減できます。販売価格は、Mサイズ2個セットで1400円前後です。
オーストラリアは広い範囲で水道水が飲める国であり、街中に給水器が設置されているので、日常生活では水筒を持参して必要なときに水をくむことができます。そんなときに役立つのが、小分けになったパウダータイプのスポーツドリンクです。
オーストラリアにもスポーツドリンクはあるので、他の国でも手に入るかもしれません。しかし、小分けになった粉末タイプはあまり見かけません。
水道水の味が気になってしまうことがあり、そんなときに使用しています。海外のスポーツドリンクは、赤や青といった派手な色がついていたり、粉末タイプは大きな缶に入ったタイプであったりと、旅行者が手に取るには意外とハードルが高い飲み物です。
オーストラリアの場合、お茶や味噌汁は一般的なスーパーで手に入るので、小分けの粉末スポーツドリンクは日本から持ってきて良かったものの1つとなっています。
アイプチが必要な人は限られると思いますが、海外で生活し始めて、今のところ一度も見ていないのが「アイプチ」です。日本のコスメや雑貨を扱ったお店はあるので、店舗の規模や品ぞろえによってはアイプチが手に入るかもしれません。
普段のメイクに使っている人は、日本から持って行くとよいでしょう。つけまつげと、つけまつげ用ののりはドラッグストアなどで簡単に手に入るので、代替することができるかもしれません。
最後におすすめしたいのが、手で切ることができる「布粘着テープ」です。ガムテープやセロハンテープは現地でも手に入りますが、布粘着テープを見かける頻度は少なく、類似品を見つけたとしても1000円以上の価格帯のものが多い印象です。
布粘着テープは、さまざまな用途があります。まず食品など、食べきれないものに封をすることができます。布テープであれば数回繰り返し使うこともできて便利です。
さらに、飛行機移動ではスーツケースをはじめ、中に入れていた物が破損してしまうことも珍しくありません。破損時の応急処置として使うことができる他、飛行機に乗る前の事前の補強や、液体物などのふたが開いてしまわないよう固定することもできます。
普段日本で生活していて使用頻度が少ない物も、海外生活では使い勝手が良い場合もあります。滞在する国や地域、生活スタイルによって必要なものは変わると思いますが、ぜひ参考にしてください。
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