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ワークマン破格の「3900円トレッキングシューズ」で低山ハイクしてみた 透湿防水素材採用ミドルカット登山靴の実力は?(1/2 ページ)

» 2024年04月02日 07時00分 公開
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 ワークマンから「ミドルカットのトレッキングシューズ」が発売されました。独自素材による透湿防水仕様のほか、セルフクリーニング機能を持つソールデザイン、抗菌防臭インソールなどが採用されています。さっそく東京都八王子市にある高尾山でテストしてきましたので、その感想をお伝えしましょう。

フォト ワークマン トレックシューズアジム

Fav-Log編集部

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ワークマンのPB初ミドルカット透湿防水シューズ

 この春夏シーズンにワークマンが数量限定で発売したのが、フィールドコアの「トレックシューズアジム(3900円 税込、以下同)」です。レインブーツやセーフティシューズを除けば、同社がオリジナルブランドでミドルカットのシューズをラインアップするのはこれが初めてとなります。

フォト トレックシューズアジム。ミストグレー(掲載写真)のほかにブラックも展開している

 ワークマンは2020年に「高耐久シューズアクティブハイク(1900円)」という、山歩きをコンセプトとしたローカットシューズを発売しました。耐摩耗性に優れるコーデュラ生地のアッパーに耐久撥水加工「スプラテック」を施した製品で、大ヒットとなりました。

フォト 2020年に発売され、今も大人気の高耐久シューズアクティブハイク

 今回発売されたトレックシューズアジムは、このアクティブハイクの上位モデルを求める声に応えたもので、足首の保護性能に優れるミドルカット仕様になっています。さらに、2023年に発売された「防水シューズハイバウンスレイン(2900円)」の透湿防水素材「イナレム」も採用するなど、より本格的なトレッキングシューズとして開発されました。

フォト 透湿防水素材イナレムを使用した防水シューズハイバウンスレイン

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透湿防水素材採用 抗菌防臭加工インソールも搭載

 イナレムは、ワークマンが独自に開発した高透湿防水素材の名称で、レインスーツを皮切りに、グローブやテントなど次々と活躍の場を広げています。

 トレックシューズアジムは、アッパーの生地が3層構造になっており、その中間層にイナレムを採用。さらに、タンとアッパーを一体とすることで(袋ベロとも呼ばれます)、構造的にも雨水や異物の侵入を防ぐ設計となっています。ちなみにワークマンでは、地面から6cmまでの高さの防水性能をうたっています。

フォト タン(ベロ)とアッパーを一体構造とし、雨水や異物の侵入を防ぐ
フォト 裏地の「INAREM」のロゴのある部分に透湿防水素材イナレムを使用

 インソール(中敷き)には、抗菌防臭加工デオプットが採用されています。透湿性に優れるイナレムを採用しているとはいえ、発汗による蒸れはそれなりに発生します。あとから防臭系のインソールを買わなくても済むというのはうれしいですね。

フォト 抗菌防臭加工「DEOPUT」インソールを採用

 登山靴は足首の高さでおよその用途が分かれており、ハイカットは縦走登山向け、ミドルカットは日帰り〜山小屋泊登山向け、ローカットは低山ハイク向けとなっています。

 ソールの硬さも異なり、重い荷物を背負って岩場を歩くような縦走登山向けは硬く、標高の低い山を軽装で歩くローカットはスニーカー並みにソフト。そして、ミドルカットはこの二つの中間ぐらいというイメージです。

フォト ソールはかなり厚底に見えるが、内部の高さは3分の2ほどとなっている

 トレックシューズアジムはミドルカットですので、日帰り登山などを想定していることが分かります。ソールについては、近年の登山靴のトレンドである厚底系に見えますが、内部の高さは外観のラバー部分の3分の2ほどとなっています。

 ソールの硬さは、一般的なミドルカットの登山靴よりも柔らかめですが、スニーカーよりも屈曲しにくいので、初めて登山靴を履く人にとってはずいぶんと硬く感じられるかもしれません。

 アウトソールのデザインは、溝に詰まった泥が自然と落ちるセルフクリーニング効果を狙ったものとなっています。また耐摩耗性の高い素材を使用するなど、登山に重要な靴底の設計にも抜かりはありません。

フォト 泥詰まりしにくいデザインで、なおかつ耐久性の高い素材のアウトソール

 大自然の中を歩く登山では、石や木につまづくことが多々あります。そのため、特にヒットしやすいつま先やかかとエリアは、ラバー素材で補強しています。

 また、靴ひもを引っ掛ける足首のフックは、ひもを緩めた際に外れにくい形状を採用。さらに、足入れ口には耐久性に優れた特殊生地を使うなど、細部にまで配慮が行き届いています。

フォト 岩などにヒットしやすい箇所をラバー素材でコーティング
フォト フックは金属製で、靴ひもを緩めた際に外れにくい形状となっている

日帰りの低山ハイクには十分以上

フォト 筆者が高尾山に登るのは7年ぶり3回目。新宿から約50分でアクセスできる

 トレックシューズアジムのテストを兼ねて、東京都八王子市にある高尾山(標高599m)に登ってきました。登山コースがいくつかあり、メインの1号路はほぼ舗装されているので、カジュアルなスニーカーでも登ることができます。ただし、それ以外のコースは基本的に山道ですので、事故やけがを防ぐためにも、最低でもローカットの登山靴を履いた方がよいでしょう。

フォト さまざまな路面状況でグリップ感をチェック

 今回は1号路で山頂まで一気に登り、本格的な山道である4号路と2号路を経由して下山するというルートを選択しました。ぬれた石畳、木の根、板で作られた階段、落ち葉が落ちている道など、さまざまな路面を歩きましたが、深い泥にはまったとき以外はしっかりと地面を掴んでくれ、かなり頼もしいと感じました。

フォト セルフクリーニングの効果か、泥詰まりしにくい印象

 そして、何よりうれしいのは歩きやすさです。登山では足裏全体で接地し、鉛直方向に荷重するフラットフッティング、いわゆるベタ足と呼ばれる歩き方が推奨されていて、ソールがハードな登山靴はそうした足運びに特化しています。

 対してトレックシューズアジムはソールが比較的柔らかめなので、かかとから接地してつま先で蹴り出すという、一般的な歩き方も可能です。加えて、片側で500gを切るという軽さなので、足への負担が少ないのもメリットです。

フォト 27.0cmで片側約446g。ミドルカットとしては軽量な部類に入る

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強雨の中で防水性能をチェック 水たまりもこわくない!

フォト アッパーの生地は3層構造。表地には染み込むが内部まではぬれず

 別の日に防水性もテストしました。降水量5mmという強い雨の中、レインスーツをまとって1時間ほど歩行。あえて水たまりも突っ切るなどしてみたのですが、ほとんど浸水していませんでした

 正確には足入れ口の生地がわずかにぬれていましたが、これはレインパンツの裾が強風にあおられていたのが原因で、ゲイターなどを併用すれば軽減できるでしょう。

一部のショッピングモール店に流通している 出合えたらラッキー!

フォト ※イメージ

 ミドルカットのトレッキングシューズは、有名ブランドなら2万円前後はするので、3900円のトレックシューズアジムは破格と言えるでしょう。生産量が少ないため、ショッピングモール内にある一部のワークマンのみで流通しているとのこと。

 今回の評判が良ければ、アップデートした製品が秋冬シーズンに全国展開されるかも、という噂もちらほらありますが、改良の内容によっては価格が見直されるかもしれません。出合えたらラッキーですので、ぜひ手に取ってチェックしてみてください。

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