リモートワークにより、家庭でも会社の文書や個人情報を扱う機会が増えました。またプライベートでも、レシートや荷物の伝票などの処分に困るシーンがあります。
そんな重要書類などの処分に役立つのが「電動シュレッダー」です。そこで本記事では、紙をたっぷり細断できる「中型〜大型モデルの電動シュレッダー」を紹介します。
森坂光郎
古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。
「家庭用シュレッダー」を選ぶ際にまず重要なのが本体のサイズです。一般的にサイズの大きいものほど細断済みのごみを大量に格納できます。
今回紹介する製品は、主に床に設置しての利用が想定される中型〜大型のモデルで、書類を大量に細断するのに適しています。一方、設置場所を確保する必要があるので、その点には注意が必要です。
紙を挿入する口のサイズも確認しておきましょう。シュレッダーに入らないサイズの紙でも、折りたたんだり、先にはさみで切ってから入れれば処分できるため問題ありませんが、大量の紙を処分したい場合には相当な手間となります。
中型〜大型のシュレッダーであれば、投入口のサイズが大きいものが主流なので、よほど大きい紙でなければ問題はないでしょう。
カット方式には、大きく分けると「ストレートカット」「クロスカット」「マイクロクロスカット」の3種類があります。
ストレートカットは縦方向にのみ細断する、最もシンプルな方式です。クロスカットは、多くの製品で使われている一般的なカット方式で、一定の間隔で縦と横にカットします。マイクロクロスカットは、クロスカット以上に細かく細断するカット方式です。
より厳重な処理が必要な場合は、細断形状が小さいマイクロクロスカットタイプを選ぶと良いでしょう。
アイリスオーヤマの「AFSR100C」は、用紙をまとめてセットするだけで自動的に細断できるオートフィードタイプ。最大100枚の書類を一気に処理できることに加え、手差しでの細断にも対応しています。
カットは4×10mmのクロスカット方式。ストレートカットに比べて細断後のかさが減るほか、ダストボックスの容量は約22Lで、ゴミ捨て回数を削減できます。
ダストボックスが本体から外れていると作動しないので、細断くずの散らばりを防げます。また、モーターが熱くなったり、紙が詰まったりすると自動停止するので安全に使えるのもポイント。ショッピングサイトでは2万円前後で販売中です。
「BA2012MC」は、ヒューレット・パッカード(HP)の電動シュレッダー。モーター冷却機能「エアクーリングシステム」を採用しており、約30分の長時間運転が可能です。
A4コピー用紙を最大12枚同時に細断可能。カットは2×15mmのマイクロカットで、機密情報の漏えいをしっかり防ぎます。ダストボックスの容量は約20Lで、A4コピー用紙約470枚を収容できます。
細断くずの付着を低減するカッターオートクリーニング機能を備えており、紙詰まりを軽減。もし紙が詰まってしまった場合でもオートリバース機能が搭載しているので安心です。ショッピングサイトでは2万円台から販売中です。
サンワサプライの「PSD-M200AT」は、一度に約200枚のA4用紙を投入できるオートフィードシュレッダー。細断形状は3×9mmのマイクロカットでセキュリティレベルが高く、業務用にもおすすめです。
オートフィード細断は約60分の連続運転ができ、手差しでも約20分連続で稼働します。クレジットカードやDVD・CDも1枚ずつ細断可能です。
ダストボックスの容量は約28L。紙詰まりを防ぐオートカットオフ機能や、紙が詰まった際にカッターを逆回転させて紙を取り除くことができるリバーススイッチを備えています。ショッピングサイトでは4万円台から販売中です。
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