「マルチツール」は、ナイフや工具、栓抜きなどが1つになった便利なアイテムです。“十徳ナイフ”とも呼ばれるナイフ一体型タイプやプライヤー一体型タイプのほか、キーホルダーのような形状のアイデアあふれるものまで、さまざまなマルチツールが登場しています。
ここでは、マルチツールのおすすめモデルを紹介します。商品選びの参考にしてください。
小林 カサゴ
Fav-Log編集部員としてアウトドアや家電、ガジェット、車などを担当。ITmediaで長くITトレンドやネットの話題、業界事情、ガジェットなどを取材する一方、学生時代の野宿旅行から各地でキャンプを楽しんできました。キャンプのポリシーは「シンプルに」。最近は三浦半島に通って海釣り(主にライトゲーム)を楽しんでます。ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定AFP)。思い出のキャンプ地は大雪山・旭岳のテント場。最愛のガジェットはJornada 690。好きな魚はカサゴとオオモンハタ。
プライヤー付きマルチツールで人気のレザーマン(LEATHERMAN)の高機能なモデルです。ファイアースターターなど19機能を搭載し、アウトドアで重宝しそうです。
プライヤーやナイフ、栓抜き/缶切りなどベーシックな機能に加え、着脱式のダイヤモンドシャープナーも備えており、ナイフの切れ味を保てます。
ファイアースターターとして着脱式のフェロセリウムスティックも搭載。のこぎりの背でこすることで火をおこせます。フェロセリウムスティックを固定する樹脂パーツはホイッスルにもなっています。
レザーマン公式サイト価格は2万6400円(税込)です。
“アーミーナイフ”とも呼ばれるマルチツールナイフの定番、ビクトリノックス(VICTORINOX)の中でもユニークなモデル。爪切りと爪やすりという、日常の手元のケアに役立つツールを装備しています。
小型ナイフやはさみなども含め、合計8機能を搭載しています。長さ65mm、重量36gとコンパクトです。
ビクトリノックス公式サイト価格は5500円(税込)です。
アウトドア用品の定番ブランド、キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)のマルチツールです。ナイフなど13機能を備えつつ、実売価格(税込)が1000円を切る、コストパフォーマンスの高いアイテムです。
ドライバーや栓抜きや缶切り、キャンプで意外に重宝するはさみやのこぎりなど、合計13基脳を搭載しています。 収納サイズは25×94×20(厚さ)mmとコンパクトです。
ナイフを含むマルチツールを使うに当たって、知っておきたいのが法規制です。
銃刀法(銃砲刀剣類所持等取締法)では、刃渡り6cmを超える刃物については「業務その他正当な理由による場合を除いては、これを携帯してはならない」と規制しており、違反すると刑事罰の対象(2年以下の懲役または30万円以下の罰金)になります。
刃渡りが6cmを超えていないナイフでも、軽犯罪法で「正当な理由がなく」「隠して携帯していた者」が規制対象になっています。
一般的にキャンプや登山は「正当な理由」だと考えられますが、キャンプ後に車にナイフを積んだままにしておいたり、登山後にナイフを入れっぱなしにしたリュックで外出したり──といった“うっかり”は、状況によっては取り締まりのの対象になる可能性があるので注意しましょう。キャンプ場などへの行き帰りも、ケースに入れて調理器具などと一緒に収納するなどしたほうがよいでしょう。(参考:警視庁による解説)
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