夏の登山では日差しや蒸れ、急な天候変化に対応できるウェアがあると心強いです。中でも信頼できるのが、機能性と価格のバランスに優れた「モンベル」のウェア。登山者目線で作られたアイテムが多く、軽さや通気性、動きやすさなど、夏登山にうれしい工夫が詰まっています。
今回は、元アウトドア店員の視点から、夏登山にぴったりな「モンベル」のウェアのおすすめを紹介します。「これは使える」と太鼓判を押せるウェアを3点ピックアップしました。ぜひ参考にしてみてください。
立山 亜樹
ライター・編集者。元アウトドアショップ店員。富士登山をきっかけにアウトドアにはまり、登山やキャンプ、トレイルランニングなど幅広いアクティビティを一年中楽しんでいます。自身の山体験や、店員時代の接客経験を生かし、リアルで深い内容を発信!リモートワーカーのため、仕事や日常を快適かつ生産的に行うためのガジェット選びも得意です。
メリノウールは「天然のエアコン」とも呼ばれるほど、暑さにも寒さにも強い万能素材。そんな魅力を夏仕様にアレンジしたのが、「メリノウールプラスライトT」です。
吸放湿性に優れたメリノウールと、速乾性に優れたポリエステルを組み合わせたハイブリッド素材を採用し、汗をかいても素早く乾いて快適な着心地が続きます。また汗冷えやベタつきを軽減し、防臭効果も期待できるため、連日着用するような縦走登山にもぴったりです。
防縮加工を施しているため、自宅での手洗いが可能。高機能ながら、メンズモデルの公式サイトでの販売価格は8910円(税込み、以下同)と、圧倒的なコスパの高さも魅力です。Tシャツ1枚で行動することの多い夏の低山ハイクや高原のトレイル、さらにキャンプや普段の生活など、あらゆるシーンで活躍するでしょう。
「クールパンツ」は、夏にサラリとはける軽量トレッキングパンツです。最大の特徴は通気性と速乾性。汗をかいても肌に張り付きにくく、快適な履き心地をキープします。
オールシーズン向けのトレッキングパンツ「O.D.パンツ Men’s」が345gなのに対して、クールパンツは約222gと軽量で、暑い日差しの中を長時間歩くような夏山行でもストレスを感じにくい仕様です。
フィット感は締め付けの少ないレギュラーフィットで、裾は登山靴にかぶるように設計されており、小石や泥の侵入を防ぎます。さらに、股下の長さはショート・レギュラー・ロングの3サイズから選択できるのもうれしいポイントです。
蒸し暑い低山縦走や、沢沿いのトレイルを歩くようなシーンで、その軽やかさと快適性が真価を発揮するでしょう。公式サイトではメンズモデルが8400円で販売されています。
夏といえども、標高が高い場所では肌寒く感じることもあり、長袖のジャケットは常備したいもの。「EXライト ウインド パーカ」は、約56gの軽さで持ち運びやすく、稜線に吹く風や下山時の汗冷え対策にぴったりの1着です。
極細の糸を高密度に織り上げた超軽量・極薄素材を使用し、風をしっかり防ぎつつも、脇のベンチレーションから熱気を逃がして蒸れにくく、行動中もドライな着心地を保ちます。ややタイトなシルエットのため、風のばたつきを抑え、行動中も邪魔になりません。
またポケッタブル仕様のため、折りたたむと手のひらサイズになり、ザックの隙間にもすっきり収まります。日中はTシャツで快適に歩き、稜線に出たときや休憩時にはサッと羽織って体温調整といった使い方にぴったりです。
「持っていくのが当たり前」な、夏山の心強い相棒になるでしょう。公式サイトでは、1万1000円で販売されています。
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