「アウトドアナイフ」は、食材のカッティングから、ナイフ1本で行う薪割り「バトニング」まで、キャンプのさまざまなシーンで活躍するギア。折りたたみ式のコンパクトなものや、堅牢なフルタングタイプなど、さまざまなタイプがあります。ここでは、おすすめのアウトドアナイフをピックアップ。Amazonの売れ筋ランキングとともに紹介します。
本記事は、Amazon.co.jpの売れ筋ランキング(2025年10月8日10:00現在)に基づいて制作・集計しています。
小林 カサゴ
Fav-Log編集部でアウトドアや腕時計、家電&ガジェットを担当。ITmediaではITトレンドやネット、ガジェットの取材を長年担当。学生時代からシンプルなキャンプを楽しみ、最近は海釣りが趣味。好きな魚はカサゴとオオモンハタとクロダイ。
「モーラナイフ」(MORAKNIV)は創業100年を超えるスウェーデンの老舗ナイフブランド。「モーラナイフ コンパニオン」はアウトドア向けの超定番モデルですが、刃厚3.5mmのタフなモデルが「コンパニオン ヘビーデューティー」です。
刃長は約104mmと十分で、バトニング用として愛用している人が多いナイフの1つ。ハンドルはフィットしやすいラバーを採用し、プラスチック製のシースが付属します。国内正規価格が3190円(税込)と手頃なことも人気のポイントです。
ステンレス製と炭素鋼(カーボンスチール)製がありますが、初心者の方には、さびにくくメンテナンスの手間が減らせるステンレス製がおすすめです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)の「CS フィールドナイフ 115」は、ハンドルの端までブレードの金属板が貫通している「フルタング」構造と厚さ3mmのブレードを備え、バトニングなどにも対応できる本格的なナイフです。
刃長は調理からバトニングまで使いやすい115mm。さびにくくメンテナンスの楽なステンレス製です。刃先は鋭利な形状です。ハンドルには天然木が使われています。キャンプ場での携帯に便利な、ベルトループ付きのシース(鞘)が付属します。実売価格は3000円台から。
アウトドアナイフやマルチツールを使うに当たって、知っておきたいのが法規制です。
銃刀法(銃砲刀剣類所持等取締法)では、刃渡り6cmを超える刃物については「業務その他正当な理由による場合を除いては、これを携帯してはならない」と規制しており、違反すると刑事罰の対象(2年以下の懲役または30万円以下の罰金)になります。
刃渡りが6cmを超えていないナイフでも、軽犯罪法で「正当な理由がなく」「隠して携帯していた者」が規制対象になっています。
一般的にキャンプや登山は「正当な理由」だと考えられますが、キャンプ後に車にナイフを積んだままにしておいたり、登山後にナイフを入れっぱなしにしたリュックで外出したり──といった“うっかり”は、状況によっては取り締まりのの対象になる可能性があるので注意しましょう。キャンプ場などへの行き帰りも、ケースに入れて調理器具などと一緒に収納するなどしたほうがよいでしょう。(警視庁による解説)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.