「マルチツール」は、ナイフや工具、栓抜きなどが1つになった便利なアイテムです。“十徳ナイフ”とも呼ばれるナイフ一体型タイプやプライヤー一体型タイプのほか、キーホルダーのような形状のアイデアあふれるものまで、さまざまなマルチツールが登場しています。
ここでは今売れているマルチツールをAmazonの売れ筋ランキングからピックアップ。ランキングトップ10とともに紹介します。
本記事は、Amazon.co.jpの売れ筋ランキング(2025年10月11日12:00現在)に基づいて制作・集計しています。
小林 カサゴ
Fav-Log編集部でアウトドアや腕時計、家電&ガジェットを担当。ITmediaではITトレンドやネット、ガジェットの取材を長年担当。学生時代からシンプルなキャンプを楽しみ、最近は海釣りが趣味。好きな魚はカサゴとオオモンハタとクロダイ。
“アーミーナイフ”とも呼ばれるビクトリノックス(VICTORINOX)のマルチツールナイフの中でも、ほぼ“全部入り”の上位モデルが「スイスチャンプ」です。
長さ91mmのボディに33の機能を集約。大小のナイフのほか、プライヤーやドライバー、のこぎり、はさみ、栓抜き、ルーペ、爪やすり──など多種多様なツールが収められています。ビクトリノックス公式サイト価格は1万3200円(税込)です。
カラビナなどで知られるナイトアイズ(NITEIZE)のマルチツール。魚型のユニークなデザインです。
長さ約10cmの手のひらサイズに、ボトルオープナー、糸などを切るためのすり切りエッジ、段ボール箱の開梱などにも使えるスクレーパー&マイナスドライバーの3機能を備えています。吊したりキーホルダーにしたりできるカラビナクリップ付きです。実売価格(税込)は約1200円から。
ナイフを含むマルチツールを使うに当たって、知っておきたいのが法規制です。
銃刀法(銃砲刀剣類所持等取締法)では、刃渡り6cmを超える刃物については「業務その他正当な理由による場合を除いては、これを携帯してはならない」と規制しており、違反すると刑事罰の対象(2年以下の懲役または30万円以下の罰金)になります。
刃渡りが6cmを超えていないナイフでも、軽犯罪法で「正当な理由がなく」「隠して携帯していた者」が規制対象になっています。
一般的にキャンプや登山は「正当な理由」だと考えられますが、キャンプ後に車にナイフを積んだままにしておいたり、登山後にナイフを入れっぱなしにしたリュックで外出したり──といった“うっかり”は、状況によっては取り締まりのの対象になる可能性があるので注意しましょう。キャンプ場などへの行き帰りも、ケースに入れて調理器具などと一緒に収納するなどしたほうがよいでしょう。(参考:警視庁による解説)
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