登山やトレッキング、ハイキングを始めた筆者は、冬に向けて「アウトドア用のアウター」を新調しました。選んだのは、THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)の「マウンテンライトジャケット」(以下、ライトジャケット)です。
公式サイトでの販売価格は4万4000円(税込、以下同)と少し高価なため、購入前は悩みました。しかし結論から言うと、「買ってよかった」と感じています。
実際に登山で使用してみたので、着心地や使い勝手などをレビューしていきます。
川崎 さちえ
フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。
ザ・ノース・フェイスは、アウトドアシーンはもちろん、普段使いもできるウェアやシューズを、数多く展開する人気ブランドです。
トレードマークでもあるブランドロゴにおしゃれさを感じる人も多いでしょう。ライトジャケットにも、しっかりとロゴがあしらわれています。
しかもプリントではなく刺しゅうのため、使い続けても剥がれてしまう心配はありません。
表地には耐久性の高い70デニールナイロンを使用しており、触った印象はややゴワゴワします。ただ、着用し続けているうちに、生地が少しずつ柔らかくなっていくように感じました。
ライトジャケットはダウン入りではなく、背中部分にメッシュの裏地が付いているのみ。初めて着用したときは「これだけでは寒いのではないか」と不安に思いましたが、実際に着用して体を動かしてみると、想像以上に保温性が高いことが分かりました。
フロントはファスナーとスナップボタンの両方で閉じる仕様になっていて、防風性が高いのも特徴です。また、取り外し不可の大きめフードと高めの襟を備えており、多少風が吹いても顔を埋めてカバーできます。
袖口は面ファスナー付きで、手首との隙間を調整可能。裾にはスピンドルがあり、絞ることでお尻からの冷気の侵入を軽減できます。
筆者は、内側に薄手のロンTを着用して登山をしていますが、保温性が高いため途中で暑くなり、ライトジャケットを脱ぐこともあるほどです。
ちなみに夫もライトジャケットを使用していますが、中に着ているのは半袖Tシャツのみ。暑がりなこともあり、長袖は中に着られないと言っていました。
ライトジャケットは、非フッ素メンブレンによる「ePE GORE-TEX PRODUCTS 2層素材」を採用した防水仕様になっています。
アウトドアの際には、はっ水・防水機能のあるアウターがあると安心ですよね。筆者はまだ雨の日に使ったことはありませんが、急な天候の乱れにも対応できるため、心強い1着です。
ライトジャケットのポケットは、表の正面に2つ、内ポケットが1つ搭載されています。表側はフラップとファスナーポケットのダブル仕様です。
ポケットはやや高めに配置されており、普段ウエスト付近のポケットを使うことが多い筆者にとっては、この位置にポケットがない点が少し不便に感じられました。
また、寒さが厳しい環境でも使えるよう、内側にダウンジャケットやフリースをファスナーで連結できる「ZIP IN ZIPシステム」を採用しています。
例えば「ショートヌプシジャケット」を取り付けることが可能です。注意点としては、同じサイズを選ぶこと。筆者はライトジャケットのMサイズを購入しているため、組み合わせるインナーもMサイズでないとファスナーの長さが合いません。なお、カラーの組み合わせは自由に楽しめます。
カラーはブラック、ロックスバリーピンク(筆者購入品)、ブラック×クラシックカーキの3色展開となっています。
サイズはS〜XL。身長160cmの筆者はMサイズを使用しています。また、同じデザインの「メンズタイプ」も展開されており、価格は同じく4万4000円。身長175cmの夫は、ブラックのMサイズを使用しています。
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