年末年始のまとまった休みに何をしようか迷っていませんか? そんな時は見そびれていたアニメや映画を鑑賞して過ごすのはいかがでしょうか。ここでは初笑いにうってつけの、痛快エンターテイメント『銀魂』シリーズを紹介します。
2026年2月13日には、シリーズ屈指の人気を誇る「吉原炎上篇」をワイドスクリーンでド迫力に蘇らせた『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』の公開を控えるなど、今再び『銀魂』は注目を集めています。劇場版を存分に楽しむためにも、年末年始休みの今のうちに、テレビシリーズを見て熱量を上げておきましょう。
フリーライターとして、家電、家具、アニメ等の記事を担当。大学時代から小説や脚本などの創作活動にはまり、脚本では『第33回シナリオS1グランプリ』にて奨励賞を受賞、小説では『自殺が存在しない国』(幻冬舎)を出版。なんでも書ける物書きの万事屋みたいなものを目指して活動中。最近はボクシングをやりはじめ、体重が8kg近く落ちて少し動きやすくなってきました。好きなのものは、アニメ、映画、小説、ボクシング、人間観察。好きな数字は「0」。Twitter:@kirimachannel
『銀魂』は「週刊少年ジャンプ」にて連載され、2019年に惜しまれつつ完結を迎えた痛快エンターテイメント漫画です。空知英秋氏が描く、SF×コメディ×アクション×人情の笑って泣ける物語は国内外問わず、多くのファンを魅了し、コミックスシリーズ世界累計発行部数は驚異の7300万部を突破しています。
2006年からスタートしたアニメシリーズも大好評につき、長期シリーズに成長。アニメーションのクオリティに加え、杉田智和氏や阪口大助氏、釘宮理恵氏など、はまり役過ぎる豪華声優陣の活躍もあって、人気が爆発。時代を風刺するギャグや、コンプライアンスのギリギリを攻める下ネタ、著作権のすれすれを綱渡りするパロディ描写など……。
「ここまでやって大丈夫?」「さすがに怒られるのでは?」と心配しつつ、そんな視聴者も一緒になって腹を抱えて笑う、視聴者と作り手の共犯関係によって、絆を育んできた稀有なシリーズとなっています。「終わる終わる詐欺」を繰り返しながらも、原作完結後、2021年1月公開の映画『銀魂 THE FINAL』で、アニメシリーズも一旦幕を閉じました。
アニメ完結後も、2025年には20周年記念展示の開催や番外編『銀魂 3年Z組銀八先生』の放送開始、2026年2月には『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』の公開を控えるなど、まだまだその勢いはとどまることを知りません。
『銀魂』は天人(あまんと)と呼ばれる宇宙人が襲来し、未来都市と化した江戸の町を舞台に繰り広げられる、笑って泣ける人情劇です。主人公・坂田銀時は万事屋を営むちゃらんぽらんな甘党・天然パーマだが、やる時はやる江戸のラストサムライ。かつて攘夷戦争で活躍し、白夜叉と恐れられたサムライは木刀を携え、万事屋の新八や神楽と共に、さまざまな依頼を受けていくことになります。
「吉原大炎上」公開前に予習しておきたいという『銀魂』初心者の方は、まず順当に1〜49話をご覧ください。万事屋メンバーである新八や神楽、かつて攘夷戦争を共に戦った桂小太郎や高杉晋助、攘夷派を取り締まる真選組など、銀さんと関わりの深いキャラが登場します。1期はキャラの関係性が分かるのはもちろん、とにかくギャグの切れが良く、大笑いしているうちに駆け抜けてしまうはずです。
また『銀魂』はほぼ単発で終わるギャグ回と、何話かで構成される長編シリーズの大きく2種類のお話で構成されています。「吉原大炎上」までの流れを把握しておきたい場合は、長編シリーズを中心にチェックするのもおすすめです。
神楽と父・星海坊主の親子関係を描く「星海坊主篇」(40〜42話)、劇場版や実写化で人気のエピソードである「紅桜篇」(58〜61話)、機械家政婦のたま初登場の「芙蓉篇」(69〜71話)、柳生家四天王との戦いを描く「柳生篇」(76〜81話)、シリーズ屈指の人気を誇る「真選組動乱篇」(101〜105話)などの長編はぜひ視聴して欲しいところです。
「テレビシリーズは数が多くて大変……」という場合は『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』の視聴をおすすめします。本作は「紅桜篇」(58〜61話)の内容を、約1時間36分の尺に収めた作品で、1本の上質な映画として楽しめます。まだ『銀魂』に触れたことがないという人でも『銀魂』の魅力を十分に感じられるはずです。
かつて天人から国を守るために立ち上がった攘夷志士たち。その中には坂田銀時、桂小太郎、高杉晋助の姿も。しかし、敗戦を経て、天人に支配された江戸で3人の道は分かたれました。高杉は最強の戦闘集団・鬼兵隊を復活させ、妖刀「紅桜」を手に、現在の秩序を破壊せんと暗躍。そして高杉の思惑に、銀さんたちも巻き込まれ……。
「紅桜編」は小栗旬氏主演で実写化されており、そちらをチェックするのもおすすめです。今のうちに「吉原大炎上」を一緒に見る同志を増やしたいという人は、実写版を使って『銀魂』を布教するのも効果的でしょう。菅田将暉氏や橋本環奈氏、岡田将生氏、長澤まさみ氏、吉沢亮氏などオールキャストで、それぞれのファンに呼びかけることができるはずです。
テレビシリーズから実写版までいずれも「Amazonプライムビデオ」で視聴できますので、この機会にぜひチェックしてみてください。
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