一般的に老眼は40歳前後から始まるといわれていますが、近年はスマートフォンの長時間使用などによる「スマホ老眼」が若年層を悩ませているそうです。
症状が軽いうちは100円ショップなどの老眼鏡で対処できますが、より進行してくると、辞書などの小さな文字の読み取りや、細かな作業がさらに困難になってきます。そのような際にはルーペ(拡大鏡)の力を借りるのがおすすめです。
今回はルーペの中でも、頭部に装着して使用できる「ヘッドルーペやメガネ型ルーペ」について紹介します。
森坂光郎
古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。
老眼で手元が見えづらいときに役立つのが、老眼鏡やルーペです。「老眼鏡」は加齢で衰えた目のピント調節力を補い、新聞やスマホ、本などの文字をハッキリ見やすくしてくれます。
これに対して「ルーペ」は、小さな文字や細かい部品などを、拡大して見やすくしてくれるツールです。薬のシートや辞書など、細かい文字を判読するのにも便利ですが、中でも重宝するのが模型作りといえます。
老眼に悩むモデラーにとって、シールの貼りの作業では特にルーペが欠かせません。もちろん、作るプラモデルによっては、シールがモビルスーツのモノアイ程度という、比較的手間が少ないものもあります。
しかし、筆者が最近製作したガンプラはシールの一つ一つが非常に小さく、数が多いこともあり、老眼鏡だけで貼り付けるのは不可能でした。そのためだけにルーペを購入した次第です。
模型作りにおいては両手を使うものですから、オーソドックスな手持ちルーペを使うのは困難です。一方、頭に装着するタイプのヘッドルーペやメガネ型ルーペであれば、両手が使えるので模型作りにはぴったり。なお、両手をフリーにできるルーペとしては、ほかにスタンドタイプのものなどもあります。
頭に装着するルーペの中でも、最も扱いやすいのが「ヘッドルーペ」ではないでしょうか。多くのモデルがはね上げ式となっており、近くを見たいときにはレンズを下げ、遠くを見たいときにはレンズを上げることで調整できます。また、レンズが交換できるモデルも多く、拡大率を変更できるのも大きな利点です。
筆者が購入したオーム電機の「RP-HDL1」もこのタイプで、メガネをかけたままでも使用可能。パーツ切り出しなどの際には通常の近視用のメガネをかけ、シール貼り付けの際にはサッとルーペを下ろしてスムーズに作業できます。
レンズは3枚付属しており、倍率は約1.7倍、約2倍、約2.5倍。作業の細かさや貼り付けるシールのサイズなどによって、適切なレンズをチョイスして使用できます。また、頭にセットするためのアームは伸縮できるので、頭のサイズにピッタリ合わせてセットできます。
ショッピングサイトでの価格は1000円台からとリーズナブルなので、とりあえずこちらのような製品を購入して、実際の作業で試してみるのもおすすめです。
長時間の装着には「メガネ型ルーペ」が向いています。メガネ型ルーペといえば、舘ひろしさんのCMなどでもおなじみの「ハズキルーペ」が有名です。近視・遠視・遠近両用等のコンタクトレンズやメガネの上からもかけられるので、手を止めて別の作業に移行するのもスムーズです。
ハズキルーペのラインアップは、大きいレンズサイズの「ハズキラージ」、標準レンズサイズの「ハズキコンパクト」、小さいレンズサイズの「ハズキクール」の3種類。拡大率はそれぞれのモデルで約1.32倍、約1.6倍、約1.85倍から1つを選択できます。
衝撃に強いのも特徴で、耐荷重はコンパクトとクールは約100kg、ラージは約80kg。ショッピングサイトでは1万円前後で販売中です。
メガネに装着できるクリップタイプのルーペは、普段使用しているメガネに取り付けられる製品。メガネとルーペを交互にかけ直す手間がなく、顔の一部になっているメガネに後付けするため、違和感のない装着感もメリットです。
TSKの「RX-4825」は、折りたたみ式で携帯に適しているので、さまざまな現場に持ち込むことが可能。釣りの仕掛け作りなど、アウトドアでの利用にも便利です。両眼式レンズで対象物を立体的に捉えられるので、細かい組立作業もスムーズに行えます。
約2.5倍レンズを採用した同モデルのほか、約1.5倍や約3.5倍も用意。国内生産モデルなので、品質も安心です。ショッピングサイトでは2000円前後で販売しています。
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