洗濯用洗剤を選ぶとき、「液体洗剤とジェルボール型洗剤、どちらがいいのか迷う」という人は多いのではないでしょうか。液体洗剤は価格の安さが魅力ですが、計量の手間があります。一方ジェルボール型は、ポンと入れるだけで使える手軽さが特徴です。
本記事では、毎日洗濯をする家庭を想定し、手軽さ・コスパ・汚れ落ちの3つの視点から液体洗剤とジェルボール型洗剤を比較します。それぞれの特徴を知ることで、自分の生活スタイルに合った洗剤を選びやすくなるでしょう。
なお本記事では、液体洗剤は「アタックゼロ」、ジェルボール型洗剤は「アリエール ジェルボール」を使用して比較しています。以降、ジェルボール型洗剤については「ジェルボール」と表記します。
立山 亜樹
フリーランスのライター・編集者。元アウトドアショップ店員の経験を活かし、登山やキャンプをはじめとしたアウトドアアイテムから、日常を便利にする生活グッズ、仕事の効率を高めるビジネスツールや最新ガジェットまで、幅広いアイテムのレビューを執筆。自身の体験をベースに、実際に使って感じたリアルな視点で、読者が「これ欲しい!」と思えるような情報をお届けします。
手軽さを重視するなら、ジェルボールの使いやすさは大きなメリットです。ジェルボールを洗濯機に1個入れるだけで使えるため、洗剤の計量が不要です。帰宅後や忙しい朝など、洗濯機をサクッと回したい場面では特に便利に感じます。詰め替え作業も液体洗剤に比べると素早く終わり、手がべたつくこともありません。
また、大量の洗濯物をまとめて洗う場合にもジェルボールがおすすめ。製品によって差はありますが、ジェルボール1個で60L前後の洗濯に対応しているものが多く、洗濯物が多い日でも迷わず使えます。
一方で、収納面では液体洗剤の方が扱いやすい場合もあります。ジェルボールはぽってりとしたボックスに入っているのに対して、液体洗剤は細身のボトルが多いため、柔軟剤や漂白剤と並べて保管しやすく、収納スペースを節約できます。
洗濯にかかる費用を抑えたいなら、液体洗剤の方が有利な傾向があります。
実際にドラッグストアで価格を確認したところ、「アタックZERO ワンハンドタイプ 400g」と「ボトルタイプ 580g」がどちらも500円前後で販売されていました。一方、アリエールの「ジェルボール 28個入り」は1000円前後でした(2026年2月時点。価格やラインアップは店舗や時期により異なります)。
縦型洗濯機で毎回65L前後の水量で洗濯する前提で単純計算すると、下記の結果となりました。
この条件では液体洗剤の方が1回あたり10円前後安くなり、毎日洗濯をする場合は差が積み重なっていきます。
さらに液体洗剤は洗濯物の量に応じて使用量を調整可能。洗濯物が少ない日は洗剤を減らせるため、実際のコストはさらに下げられる場合もあります。少量の洗濯をこまめに行う人ほど、液体洗剤のメリットを感じやすいでしょう。
少量洗いの場合には、ジェルボールを使うともったいなく感じてしまうこともあります。そうした場合は、ジェルボールと液体洗剤を併用する方法もおすすめです。普段はジェルボールを使い、洗濯物が少ない日だけ液体洗剤を使うようにすると無駄を減らせます。
あくまで実際にどちらも使っている筆者の所感になりますが、汚れ落ちの面においては、液体洗剤とジェルボールの間に大きな差は感じにくいのが実情です。どちらも主要メーカーの製品であれば洗浄力は充分で、日常的な衣類の皮脂汚れや汗汚れで困ることはほとんどありません。
ただし、用途の幅広さでは液体洗剤の方が優れているでしょう。液体洗剤は洗剤量を自由に調整できるため、汚れ具合に応じた使い方ができます。作業着や泥汚れの多い衣類を洗う場合には、洗剤を多めにしたり部分洗いを併用したりと柔軟に対応できます。
また、液体洗剤はつけ置き洗いにも使えますが、ジェルボールはボール状のためつけ置き洗いができません。少量洗いやつけ置きなど、ジェルボールが苦手な用途を液体洗剤が補ってくれるため、用途に応じて使い分けるのもおすすめです。
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