自炊を続けていると、だんだんと調理道具にもこだわりたくなるもの。筆者は普段から自炊が多く、料理の仕上がりが良くなるガスコンロを探していました。
そんな中で見つけたのが、リンナイの「Vamo.(バーモ)」。「料理好きのコンロ」というキャッチコピーの通り、火力と使いやすさ、デザイン性にこだわったモデルです。今回は、実際に使って感じた魅力と気になる点をレビューします。
立山 亜樹
フリーランスのライター・編集者。元アウトドアショップ店員の経験を活かし、登山やキャンプをはじめとしたアウトドアアイテムから、日常を便利にする生活グッズ、仕事の効率を高めるビジネスツールや最新ガジェットまで、幅広いアイテムのレビューを執筆。自身の体験をベースに、実際に使って感じたリアルな視点で、読者が「これ欲しい!」と思えるような情報をお届けします。
「Vamo.」の最大の特徴は、とにかく火力が強いことです。最大火力は4000kcal/h(都市ガス)と、家庭用ガスコンロとしてはトップクラス。一般的なモデルが3600kcal前後であることを考えると、明らかにパワーがあります。
この火力のおかげで、料理の仕上がりが大きく変わりました。例えば野菜炒めは水っぽくならずシャキッとした食感に仕上がり、チャーハンはパラパラに。揚げ物も高温を保ったまま調理できるため、時間が経ってもベタつきにくく、サクッとした仕上がりになります。さらに、お湯が沸くスピードも速く、日々の調理時間の短縮にもつながりました。
左右どちらのバーナーも同じ火力で使えるのも便利なポイント。一般的なコンロは片側だけが強火力というケースが多いですが、Vamo.はどちらでも同じ火力で調理できるため、ストレスがありません。
さらに気に入っているポイントがデザインです。オールステンレスの天板は、業務用の厨房を思わせるような無骨さと洗練された雰囲気を合わせ持っています。
余計な装飾や表示を極力省いたシンプルなデザインも印象的で、点火ツマミの表示も最小限。機能を絞り込んだことで、見た目もすっきりとした印象に仕上がっています。
公式サイトでの販売価格は4万6800円(税込)と決して安くはありませんが、このデザイン性の高さは他の同価格帯のコンロと比べても際立っていると感じました。
一般的なコンロは機能重視でデザインがやや生活感のあるものが多いですが、Vamo.はキッチン全体の雰囲気を引き締めてくれます。
日々使うコンロで重要なのが、使いやすさとメンテナンス性です。Vamo.の五徳は鋳物製で、厚みがありしっかりとした作り。サイズも大きめで、大きなフライパンや重い鍋を置いてもぐらつきにくく、安心して調理できます。
また、五徳は簡単に取り外しができるため、掃除もスムーズ。天板も凹凸が少ないフラットな構造のため、汚れをサッと拭き取るだけで清潔な状態を保つことができます。
さらに、吹きこぼれを受け止めるちり受け皿が左右に付いているのもポイント。スライドさせて簡単に取り外して洗えるため、コンロ内部を汚しにくく、掃除の手間を減らしてくれます。
同じ価格帯のガスコンロを見ると、両面焼きグリルやオートメニュー、炊飯モードなど、ボタン一つで調理できる便利機能が充実しているものも多くあります。魚を焼いたり、火加減を自動で調整してくれたりと、日々の料理を楽にしてくれる機能が魅力です。
一方でVamo.は、魚焼きグリルを搭載していないモデル。そして、自動調理機能などもあえて省き、「火力」と「使いやすさ」に特化した設計になっています。
筆者は、グリルの掃除や排気口の存在が気になっていたのと、自動調理機能も自分では活用しない予感がしたため、Vamo.のシンプルな構造に大きな魅力を感じて購入しました。実際に使ってみても、掃除がしやすく、見た目もすっきりしている点は大きなメリットです。
ただ、魚焼きグリルを日常的に使う人や、調理をなるべく簡単に済ませたい人にとっては、不便に感じる可能性もあります。その場合は、グリル付きモデルや自動調理機能があるコンロの方が向いているでしょう。
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